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プロフィール
コメント数 146
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 はじめまして、虚学図書之介です。
なんと読んでもらってもかまわないのですが、
一応「きょがくずしょのすけ」と読みます。
単純な感想が半分と、物書きを目指しているので
作品の簡単な分析のメモが半分といった感じです。
ちなみに哲学専攻で、ニーチェの研究などしておりました。
最近は推理小説ばかり読んでいたりします。
よろしくお願いします。
好きな俳優:アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン
好きな作家:ドストエフスキー、夏目漱石、村上春樹

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1.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
原作未読です。が、ハリーがカッコ悪い。これはかなり致命的です。で、どうしてハリーが魅力的に見えないかと考えるに、全体の構造が勧善懲悪だからなのでしょう。ハリーには影がない。完全無欠の「選ばれた人」であって、その点で「穢れた血」という背景を持ちながらも、けなげな努力家であるハーマイオニーや、ボンクラながらも勇気のあるロンよりも人物的な魅力がない。また、ハリーはホグワーツの外では養父にすら頭の上がらない(あるいは上げない)小利口な態度をとるのに、自分を無条件に認めてくれる学院では人が変わったように活躍する。…内弁慶は格好良くないと思うのです。しかもそのことについて彼は自覚がない。いくら子供向けだといってもこれはちょっと…。あと、最後のシーンはそれまでに森の番人が校内の人気者であることを十分に描写しておかないと、とってつけたみたいでいただけません。ほかにもちらほらとちぐはぐな印象を受ける個所があります。原作か、あるいはシナリオに問題があるのでしょう。しかしながら、とにもかくにも学院のセットだけは圧巻。
4点(2004-06-29 01:11:44)(良:1票)
2.  シャーロック・ホームズの素敵な挑戦
薬中になったホームズが、フロイトに助けを求めるというとんでも設定には7点くらい差し上げたいが、話自身があまりピリッとしないので、この位が妥当かな?
5点(2004-06-14 14:04:58)
3.  魅せられて(1996)
風景は綺麗。リヴ・タイラーも綺麗。でもそれだけ。登場人物は総じて発情中で、画面に出てきてはルーシーをくどき、拒絶され、消えていく。ものすごくふわふわしてます。
3点(2004-05-27 13:25:27)
4.  ピンク・パンサー2(1975)
息が詰まるほど大爆笑、というのは無いんですが、2時間通じて小ネタのオンパレードでかなり見せます。ネタは古典的で、先も読めてしまうのですがそれらをときに淡々と、ときに飄々と演じあげるクルーゾー警部。妙に笑えます。こうなるとこの映画はネタがどうこうというより、彼というマヌケで御馬鹿でちょっと変な人物を見る映画ですね。あの気だるい音楽も最高。
7点(2004-04-24 05:15:40)
5.  から騒ぎ
もともとは舞台装置が十分でなかったころの台詞だから、どうしてもくどくなってしまうのは仕方ないですね。でも、やり取りなんかはウィットに富んでいて楽しいです。筋はそれほど複雑でもないのだけれど、キアヌ・リーブスが捕らえられるのはもう少し前にずらしたほうが、まとまりが良くなるのでは、と思いました。300年以上前に人に言っても仕方ないのですが…。
6点(2004-04-23 05:19:23)
6.  007/美しき獲物たち
率直に言って、つまらないです。話とか登場人物とかごちゃごちゃしすぎ。導入のための競馬の話とか、最初に死んでしまう探偵とか、もっとスマートに導入部を処理する方法もあったでしょうに。かててくわえて、J・ボンドがぜんぜん格好良くないです。見た目が気にくわないとかじゃなくて、生き方(?)のようなものが。あれじゃ権力をかさにきて滅茶苦茶やって、女たらし込んでるだけに見える。それに、絶対に死んだりしないとわかって見てるから、ピンチでも盛り上がらない。どうやらこのシリーズ自体が肌に合わないみたいです。とりあえず、ロジャー・ムーアが年のわりにがんばってアクションしてたので、彼に1点謙譲します。
1点(2004-03-26 22:35:18)
7.  恋するための3つのルール
前半の軽快なトークを持ち味に最後まで行くのかと思いましたが、後半は結構普通のコメディですね。大笑いするというより、所々でくすくす笑わせる感じ。時間があったら見てもいいかも。それにしても原題と邦題ぜんぜん違うんですね……。
5点(2004-03-23 01:57:18)
8.  007/サンダーボール作戦 《ネタバレ》 
長いわりにこれといった盛り上がりもなく、遅々として進まない物語。また、敵役のほかは登場人物がみな同じ顔に見えました。とくに女優さんはみな同じ顔に…。また、クライマックスでの水中戦闘はやるのが大変そうなわりにスローで展開し、見ているうちにだんだん可笑しくなってきました。パラシュートのところは良かったんですけどねえ。
3点(2004-03-20 01:22:55)
9.  アイリス(米英合作映画)
「老い」を描いた作品というのはとてもやりきれない気持ちになります。こういう映画を見ると、「神に愛されるものは夭折する」という言葉を思い出します。どちらが幸福なのか、それは実際に生きた人にしかわからず、しかもそれが分かったところで不可逆であるという人生の皮肉。我々に出来ることは、一瞬一瞬を後悔なく生きること。それが不可能であっても、そのように意志することぐらいなんでしょうか…。いろいろ考えさせられますが、映画的には実在の夫婦を描いた分、ラストはすこし盛り上がりに欠けるかも。面白かったか、と聞かれればこの点数です。
5点(2004-03-17 01:15:03)
10.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 
一本の橋、落とされるべくある橋を巡る男たちの物語。日本人としては、あれだけ英軍贔屓に物語が進むのはどうかと思いますが、最後のシーンを通じて、「戦争の非生産性」や「むなしさ」という側面はひしひしと伝わってきます。人はそれでも逃れることは出来ない、という事実もまた空し。
8点(2004-03-09 21:10:47)
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