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1.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 
いまや伝説と化している76年シーズンを中心にニキ・ラウダとジェームス・ハントの確執と友情を描く本作。情報なしで観ましたが、なるほど、同じ事実を素にした映画「アポロ13」を描ききった巨匠ロン・ハワードが監督だったのですね。納得です。 何もかも対照的な二人。相手をリスペクトするセリフはほとんど無いにも関わらず、お互いを認めてあっていることが伝わってくるのが上手い。主役二人は、特にラウダの方は本人に本当にそっくりで、画像検索かけると本物か映画のシーンか一瞬迷うほど。レースシーンも、どうやって撮ったんだと思うほど臨場感があって素晴らしいです。 観終わった後は、二人の熱量にのぼせた感覚を味わいました。  邦題では「プライドと友情」なんて言葉がくっついていますが、なんでそんな貧相な言葉を付け加えたんだと思ったのと、吹き替えがねえ...元々吹き替え派なので今回も吹き替えで観ましたが、字幕で観直そうと思いましたね。ちょっとひどい。副題も吹き替えも、この作品を貶めているように感じました。
[DVD(吹替)] 9点(2024-05-31 01:40:48)
2.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
久しぶりに鑑賞した。  この映画は何度も観ているし原作も何度も読んでいるので、ストーリーについては(原作と映画では違うけど)詳細まで覚えいるので、どちらかというと各種のデザインや造形に着目しながら観てみたが、とても50年以上前の映画とは思えない出来栄えに驚いた。  宇宙ステーション(建築中というのが、また現実的で良い)、回転を合わせる地球からの旅客機、月着陸船、ディスカバリー号、船外活動用のボット、ブロックで交換できるAE-35ユニット、緊急用ハッチ、HALの内部構造。どれも今のデザインで充分に通用する。 それに加え、無重力を漂うペン、常に合理的な方向に動いている背景の星、そして月の描写(実際の月面着陸より前なのに!)  客室乗務員の服装とワイヤーフレームの画面あたりは、少し古く感じるが、全体としては現代に撮影したSFとしても充分に通用すると思う。  何より驚愕したのは、船内の二人の食事シーン。それぞれが食事のトレイの横に置いたパッドでBBCニュースを見ながら食べている。まさに現在よく見る風景ではないか。これを1968年に撮影したとは、キューブリックとクラーク、二人の天才の頭脳に舌を巻くほかない。いや参りました。  それだけに最後の長い長いスリットスキャンのシーンが残念。ここはもう少し頑張って、クラークの想像した宇宙を映像化してほしかったと思う。また、スターチャイルドの造形も作り物感が大きく、肝心の木星モノリスとの遭遇以降がチープになってしまった。  よって1点減点の9点としました。
[DVD(字幕)] 9点(2022-10-20 23:48:25)
3.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 
オープニングの戦争渡り歩きがかっちょ良くて、そこでもう引き込まれましたね。何度見返しても飽きないです。ウルヴァリンのスピンオフ3作の中では、なかなか秀逸ではないでしょうか。曲もカッコよかったです。ほとんど中だるみもなかったし、セイバートゥースがX-MEN1作目と全然違うということを除けば、そこそこ辻褄はあっていたと思います。ただ、大きな減点ポイントがあって、奥さんだか彼女だかが死んだ後で実は生きていましたってところ。ローガンは林の中で彼女が死んでいる(ふりしている)のを見ているわけですが、そのあと埋葬もせずに放ったらかしたんでしょうか。いやいやいやいや。大きすぎる穴でしょ、それ。ということで1点減点して、この点数になりました。
[DVD(吹替)] 6点(2019-11-15 23:26:41)
4.  スノーホワイト(2012) 《ネタバレ》 
元の白雪姫のストーリーは覚えていないまま鑑賞。 殺人バレバレなのにあっさり女王の座につくセロン様の段階で、ああこの脚本には期待できないと悟りました。それにも増して、衝撃的だった姫の脱出シーン。スカートで崖から海に飛び降りたのに、太ももすら見せないよ!スカートの下にズボン履いてるよ!この段階で(略)…… それはそれとして、なんだかいろいろ風呂敷を広げすぎていて、それが全く説明できていないので、納得感がまるでありません。最初の軍隊と女王の関係もよく分からないし、黒い森の魔力は女王の力かと思ったらそうでもなさそうだし、サンクチュアリの妖精や守り神(?)を出してもなんの意味もなかったし、肝心のキスも伏線がないので、なんでだよ!って言いたくなります。ファンタジーといってもここまで破綻していては、ついていけないと言うか、ついていく気がなくなると言うか… セロンの悪女っぷりは素晴らしいと思いましたが、それだけでは映画一本持ちませんよね。無駄を削ぎ落として、背景や心の変化、姫の成長を丁寧に描写していれば、もっと面白くなったのにと残念な感じです。
[DVD(吹替)] 3点(2017-06-28 11:20:38)(良:1票)
5.  インセプション 《ネタバレ》 
最初から夢に入れる便利な機械が説明もなしに出てくるので、おいおいと思ってしまったけれど、すぐに気にならなくなりました。夢の世界の時間ルールなどはすぐに理解できたのですが、あの奥さん関係のトラウマの方のストーリーは本当に必要だったんでしょうか。むやみに複雑にするだけで、ストーリーの面白さに貢献できていないように思いますし、流れをぶった切ってしまって興ざめ....は言い過ぎとしてもだんだん食傷気味になりました。最後に奥さんを救い出せるならともかく、むしろこの世界観を活かしたアクション映画にしてしまった方が、かえってスッキリしたのではないかと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2016-12-23 10:22:15)
6.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
緊張感あふれていてなかなか良かったのですが、ISSからマットが離れて(落ちて)行くシーンだけは納得できず。 ロケット噴射が止まらないならともかく、あの状態で一度止まったものが崖から落ちる如く動き出すことはありえないでしょう。序盤のそれが気になってしまって、あとのシーンに集中できなかったのが残念。
[DVD(吹替)] 6点(2015-06-02 11:47:31)(良:1票)
7.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
そりゃ1、2と比べてしまうと面白さは落ちますが、それほど悪くない印象。なんかヒロインが酷評されてますけど、個人的には悪くないです。ジョンの方はダメダメですけど。何がダメって、ちゃんと映画の中でジョンが成長してるように見えないことです。最後に無線で名乗るわけですが、それまでの成長が描けていないものだから、唐突だし頼りになるとも思えない。ジョンの心の動きを丹念に描写して、だんだんと表情が引き締まっていく感じなら、リーダー誕生って感じで良かったんですけどね。それが大きな減点。 それとT-Xを女性にしたのは良かったのですが、T-1000と比較しても強そうに見えないのが難点ですね。 個人的にはシルバーマン先生の登場で、おおおお!ってなりました。シュワちゃんについで出演回数が多いんじゃないでしょうか。クロニクルにも出てるし。
[DVD(吹替)] 5点(2015-02-05 08:48:12)
8.  マレフィセント 《ネタバレ》 
はい、自分もカラス君が射止めると思ってました。ただの使いっぱしりだったとは...
[映画館(吹替)] 8点(2014-09-20 00:34:35)(笑:1票)
9.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 
どこに見るべきところがあるのか、さっぱりわかりませんでした。カーアクションは少ないし、TAXIシリーズにすら見劣りがある。格闘シーンもたいしたことないし、なにより主人公も悪役もあまりにも間が抜けているうえに、何をしたいのかさっぱりわかりません。運転手が救急車で運び出されるまで、後席で寝ている女性に気が付かないヒーローってあり? 簡単に先回りできるなら何で人質の運び屋が必要なの?しかも(人質の)声を聞かせろと言われて困ってる悪役って何?主人公とヒロインの心がだんだんと通ってくる過程もなく雑な作り。やっぱりどこが見どころなのか分かりませんでした。 
[DVD(吹替)] 3点(2011-03-01 19:19:56)(良:1票)
10.  DOA/デッド・オア・アライブ(2006) 《ネタバレ》 
ゲーム原作とは知らずに(もちろんゲームも知らずに)レンタルしました。まあすぐにゲーム原作とわかりましたけれど、まあまあ楽しめるのではないでしょうか。ゲームファンから見てどうかはわかりませんが、かなりゲームに近い演出が随所にあるので、嫌いな人は嫌いかも。 ストーリーもそれほど破たんがない気もしますが、そもそもストーリー自体に関心が持てなかったので、どうでもいいです。自分的にはティナを見ているだけで笑えたので、かすみの方のストーリーはぜんぜん覚えていません。ま、それもこの映画ならヨシという感じ。ティナの吹き替えの人、素晴らしい。
[DVD(吹替)] 6点(2011-01-21 14:07:53)
11.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
こりゃダメだ。最後の敵はバレバレだし何の捻りもない。なんですかあのラストの戦いは。迫力がないというか、そもそもろくに戦ってないじゃないか。映画全体を通じても、ろくにアリスが活躍する訳でもなく、ワイヤーアクションは不自然さが際立つカットが多く、そのカットも細かすぎて迫力が出ていない、ストップモーションはマトリックスの二番煎じ三番煎じ。 内容の方もクリスが囚われていた理由は、あれでは数少ない生き残りの一人を監禁するには不十分な理由だし、ちょうどこのタイミングで刑務所にゾンビが入ってくるのも偶然すぎる。巨人が何なのかもさっぱり(ゲームしてません)だし、アンブレラ社が何をしたいのかもわからない。真っ白い部屋が最初に写ったときは血痕なんてなかったのに、いつのまにか引きずったあとがあるし、もう支離滅裂。 ということで、ストーリーは破綻、アクションも少なく、キャラクターが活きていない。何を見せたいのかまったく意味不明でした。不評の3の方がまだマシ。
[DVD(吹替)] 3点(2010-12-28 09:10:32)
12.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
DVDによる2D鑑賞です。あまり寓意とかは気にせず楽しむ方なので、娯楽映画としては充分に楽しめました。まあ単純で先が読める展開ですけれどね。CGについては、正直なぜこれほどまでに絶賛されているのかわかりませんでした。風景とかは美しかったですが、いまどきあのくらいなら作り出せるだろうし、なによりも動きがダメでした。光の蔓のようなものと手の動きが連動していなかったり、走るときや落下するときなど重力が変動しているかのようで不自然に見えたり。生命のつながりはともかくとしても、山みたいのがプカプカ浮いているのも物理的には説明つかないし。ファンタジーならいいですけど、やっぱり物理無視では現実感が損なわれます。兵器の類も研究室の中は妙に未来的なUIを使っているのに兵器は旧態依然でちぐはぐな印象。統一した世界観が構築されているように思えません。ラストは、あれでは次はもっと強力な総攻撃を喰らって滅びるでしょうね。もっと圧倒的な自然の力を見せつけなくちゃ。よってもって、この点数。単純なアクション映画を楽しめる人ならばって感じ。  もうひとつ、どうしても気になるので追記すると、最後の主人公の選択はいかがなものかと思えてしまう。ナヴィになる理由ってなんなの?もしかしたら愛のためなのかもしれないけど、最初の主人公のはしゃぎっぷりからは、どうしても足の動かない障碍を捨てるためと思えてしまう。なんだか足が動かないのが「悪いこと」のようで嫌な気分ですね。愛のためというのであれば(これも安易と思うが)、足が利かないという設定は本当に必要だったんだろうか。別にいらないような気もしますね。 あとどうでもいいですけど、役者がおなじなので、どうしてもT4のマーカスに見えて仕方がありませんでした。なんとなく役柄も似ているし。 
[DVD(吹替)] 5点(2010-12-27 14:45:21)
13.  ターミネーター 《ネタバレ》 
ふと思ったのだが、追いかけられ続ける恐怖という意味では「激突」と同じですね。あちらは最後まで正体が分らない恐怖、こちらは反撃が効かない恐怖ですが、背景や登場人物の説明は最小限、あとは追いかけられ続けるのに絞ったプロット。良く似ているとともに、どちらも名作。
[DVD(吹替)] 9点(2010-11-19 23:57:42)
14.  バイオハザードII アポカリプス
普通に楽しかったですよ。アリスよりもジルに釘付け(*^_^*)
[DVD(吹替)] 7点(2010-09-23 14:06:16)
15.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
ターミネーターかどうかは別として、アクション映画としてはそこそこ楽しめました。最後がグタグタだったけど。ジョンの心臓がもたないから移植なんて設定いらないから、そのまま次作以降もマーカスのハイブリッドを生かしたストーリーにして欲しかった。あと、なんだかある意味ではマーカスの方がT-800よりも性能いいんじゃないの? T-800じゃなくてマーカスタイプを過去に送り込んで、サラ・コナーとラブラブにさせちゃってカイルを悪者と信じ込ませちゃえば、ジョンは生まれないからスカイネットの勝利だよね。「ターミネーター 北風と太陽」という題名でぜひ。
[DVD(吹替)] 7点(2010-02-05 03:11:37)(笑:1票)
16.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 
最後のところ。妙な漢字看板に中国とか香港かと思ったら「品川」「芝浦」と出てきて日本だと分かったところが、一番意表をつかれて愕然としたところでした。
[DVD(吹替)] 4点(2008-04-18 19:16:45)
17.  ファンタスティック・フォー:銀河の危機 《ネタバレ》 
前作を観てるから期待していませんでしたが、期待していないにもかかわらず失望するという貴重な体験をしました。4人が全然活躍してないし、お色気も前作には及ばないし。駿河湾を凍らせたりエジプトに雪を降らせたりした理由も分からないし、能力の入れ替えとかも何でそうなったのかさっぱり。荒唐無稽な設定からスタートしても、そこから論理的に展開していくことが世界観を作ることになると思うんだけど、最初から最後まで荒唐無稽では...脚本だけが遥か彼方にぶっ飛んでしまって、ついていけません。もう次は観ないぞ。
[DVD(字幕)] 1点(2008-02-23 04:04:57)
18.  アポロ13 《ネタバレ》 
久しぶりに見直してみました。実話に基づくアポロ13号の危機を人智を結集して乗り越えていく物語は、それだけで一見の価値があります。しかしながら、あらためて見てみると、同じパターンの繰り返しがほとんど。危機発生→テレビ放送での解説→何とか解決。危機の内容を説明するためのテレビ番組挿入が、だんだんとわずらわしくなってきます。もう少し考えて、複数のパターンを用意できなかったものかと。マリリンの指輪についても、その後どうなったか、あれを一目見ただけで「虫の知らせ」と分かるのか。むしろ何かの伏線?とか思ってしまいました。 そういった粗があるものの、一度は見ておくべき映画と思います。俳優陣の演技合戦は見事。おばあちゃんが孫を励ますシーンも良かったですね。
[DVD(吹替)] 9点(2005-11-02 01:54:14)
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