1. リトアニアへの旅の追憶
《ネタバレ》 リトアニアへ帰郷した際にハンディカメラで撮影した作品らしいのだが、とにかく手ブレがひどいし映像は見づらいし、単なる村紹介みたいなドキュメンタリーだしで、若干しんどかった。 ただ、リトアニアという聞き慣れない国の、しかも何でもないフツーの人々の暮らしを見ることができたのは、貴重な映画体験になった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2025-07-25 14:58:30)★《新規》★ |
2. 陽気な幽霊(1945)
《ネタバレ》 始めから最後まで登場人物達がやかましくしゃべり続ける。 かなり苦手な内容だった。 特に霊媒師のキャラと見た目がきつい。 ラストのオチは巧いと思ったけどね。 [インターネット(字幕)] 1点(2025-07-23 21:31:29)《新規》 |
3. かくてわが恋は終わりぬ
《ネタバレ》 尺は短めでキレがあるのに、結構見応えもあった。 ベルギーを占領したナチスの将校にベルギー人女性が禁断の恋をするという話。 しかも女性の父親はそのナチス将校によって処刑されている。 自分の父親を殺した人間に恋をするなんてことがあり得るのだろうか。 敵軍同士の恋なので悲劇的な結末は自明の理。 そう分かってはいても最後はハラハラした。 お互い無事で、いっときの恋バナとして終わる、そしてそれを切なき良き想い出として振り返る、という結末でも良かったと思うけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2025-07-20 13:46:44)《新規》 |
4. ロミオとジュリエット(1954)
《ネタバレ》 世界一有名な恋物語『ロミオとジュリエット』を見てみようの第三弾、レナート・カステラーニ監督版(1954)を鑑賞した。 1936年版や1968年版と比較して、ジュリエットの住むお屋敷の造りが厳かで美しい。 階段一つをとってもすごい。 その他の面においても芸術性が高く、この1954年版はコミカルな部分や人間臭い部分は削ぎ落とされているように思う。 さてロミオとジュリエットを三連続で見たことになるが、さすがに最後は飽きがきた。 またいつもの映画生活に戻ることにする。 さようなら、ロミオとジュリエット。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-13 19:38:35) |
5. ロミオとジュリエット(1968)
《ネタバレ》 世界一有名な恋物語『ロミオとジュリエット』を見てみようの第二弾、フランコ・ゼフィレッリ監督版(1968)を鑑賞した。 1936年版と比べると、ロミオもジュリエットも見た目の美しさが格段に向上している。 1936年版は特にロミオの方のビジュアルに問題があった。 ストーリーは不思議なくらいにほぼ同じだが、この1968年版はラストがより分かりやすくシンプルに仕上がっている。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-07-13 12:39:48) |
6. 天国への階段
《ネタバレ》 かなり奇想天外だし、天国で理屈くさい裁判ってのも違和感はあるが、愛こそすべてという結論は悪くない。 [DVD(字幕)] 6点(2025-07-12 12:59:29) |
7. スチームバス 女たちの夢
《ネタバレ》 シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。 さすが蓮實重彦推薦作品となると特別料金だし、ほぼ満席だ。 この映画館は貴重な作品、痒いところに手の届く作品選んで上映してくれる。 さて、内容。 サウナ内で行われる裸同士のババアたちによる歯に衣着せぬ会話の数々。 ババアたちの裸がいけすかない。 基本は女性も男性と一緒に仲良く暮らしたい、そう願っている。 それが分かっただけでも良かったのかな。 [映画館(字幕)] 5点(2025-06-30 07:02:14) |
8. 遥かなる戦場
《ネタバレ》 まったく自分には合わなかった。 英国映画は自分には合わないというのが確信に変わった。 特に前半が厳しい。 英国紳士だ、高官だ、とにかく気に障る。 劇中、敵国となっていたロシアの方が、よっぽどすごい映画作るよ。 [DVD(字幕)] 1点(2025-06-21 20:44:33) |
9. アンダー・ザ・スキン 種の捕食
《ネタバレ》 最後のシーンこそ気分が悪いものの、それまでの展開は息を呑む様な静寂に包まれていて、その静かな雰囲気を楽しむことができた。 所詮人間なんぞ異性を見る際に表面の皮膚の造形に左右されまくる生き物なんだということを、皮肉を込めて描いているんだろうか。 皮膚の造形次第で運命が変わる、そんな内容に何とも考えさせられるSF映画である。 皮膚の造形が人間にとって好ましいものならば好かれて声をかけられまくり、好ましいものでないならば振り向かれもしない。 皮膚の下は皆おなじガイコツなのに。 (補足) 捕食じゃなくて補足。 他の方のレビューを色々読んで総合すると、この映画の言いたいところは見えた気はする。 地球外からやってきた美食家のウォーズマンは、実は仲間に内緒で捕食にやって来ていて、仲間のバイク野郎たちに追われている。 そんな中、魅力的な女性の皮膚を被ったウォーズマンは、その魅力的な皮膚の造形を利用して男を捕食しまくる。 そのうち次第に人間に憧れるようになってからウォーズマンに弱さが表出、ついには捕食される側になってしまう。 そんな仲間の死を確認するバイク野郎であった… と、そんな解釈でまとめられるかと。 人間が醜いと感じる皮膚を被った26歳の青年に対して、地球外生命体だからこそ何ら外見的な違和感を感じない、このシーンはSF映画なればこその納得感。 [DVD(字幕)] 6点(2025-06-01 13:25:46) |
10. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 主演二人がとにかく可愛らしい! そしてこの歳で相思相愛とか羨ましい! 真っ直ぐな物語で変に捻くってないのも好感が持てる。 だけどなんだかこれは話がうますぎるぞ。 都合が良すぎるのが難。 [DVD(字幕)] 6点(2025-05-25 13:24:15) |
11. オルランド
《ネタバレ》 かなりぶっ飛び過ぎの内容で好みではないが、ドレスを身に纏ったティルダ・スウィントンはスタイル抜群で魅力的だった。 最初、まともな伝記物かと思っていたので途中からアレレ?!となり、最後でずっこけた! [DVD(字幕)] 4点(2025-05-11 19:15:20) |
12. 岸辺のふたり
《ネタバレ》 娘にここまで慕われたなら父親としては嬉しいだろうけど、これは男親の願望だろな。 おそらくこれ作ったの、娘を持つ男だよ。 自分の願望をアニメに投影したのさ。 、、と、根拠のない推測話は置いといて、これは国境を越えたハチ公物語だね。 切ないというか、残酷というか。 そこまで好きにはなれない。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-04-20 11:55:41) |
13. シェルタリング・スカイ
《ネタバレ》 いまいち乗り切れない、煮え切らない内容の映画だった。 序盤はエキゾチックなロードムービーといった趣きでなかなかの味わいだったが、終盤に近づくにつれ「海外旅行には行きたくない」という気持ちにさせられる、非常にネガティブな内容だったように思う。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-29 20:57:51) |
14. Fire!(原題)
《ネタバレ》 見ていて何の苦痛も無いのだが、逆に何の収穫もないサイレント短編映画。 やはりこの時代は、はしご車ならぬはしご馬車なのね、さぞかし馬も火は怖かったことだろう。 [インターネット(字幕)] 1点(2025-01-06 08:30:05) |
15. 街の野獣(1950)
《ネタバレ》 スリリングな展開なのに、そこに男女の愛まで入れてみせる完璧さ。 だけどわたしには少し分かりにくい部分もあった。 野望を抱く者は破滅に向かうのか? いや、自己資金がなくて他人のフンドシを借りて大勝負に臨むから破滅するんだろな。 主人公は金を借り過ぎだ。 でもそんな生き方しか出来なかったのは理解できる気がする。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-12-07 20:02:49) |
16. グランド・ブダペスト・ホテル
《ネタバレ》 ウェス・アンダーソンがいかに天才かが分かる作品だった。 彼が原作・脚本・製作そして監督。 彼の世界観、スピード感とリズムが遺憾無く発揮された作品だ。 それだけに凡人のわたしには理解できない部分が多かった。 全体的に忙しなく進行する感じも肌に合わない。 (スキーでの追いかけっこの場面は楽しめた!) シアーシャ・ローナンがとっても素敵だった。 他、共演陣も実に豪華だ。 映像はとても美しく、エンドロールも凝っていて楽しい。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-19 09:35:24) |
17. クレオパトラ(1963)
《ネタバレ》 本作の特徴は上映時間の長さとエリザベス・テイラーの気持ち悪さに尽きる。 ローマを訪れた時にクレオパトラが乗っていた乗り物、そこから降りる時のパフォーマンス等、良い部分もあるにはある。 船の造形も凄まじい迫力。 ただし、出てくる登場人物に外見的魅力を感じなかった。 特にエリザベス・テイラーの、あのたるんだ二の腕とむやみにハミ出た乳が、如何ともし難く気分を悪くする。 でも考えてみたら、幼いプトレマイオスのキャラやその宦官のキャラが際立っていて、見応えや面白味もあったのは確かだ。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-10-29 07:28:46) |
18. ダウンヒル
《ネタバレ》 文武両道のエリート学生だったロディは、遊びに行った飲み屋のホステスに因縁をつけられ、学校を退学になってしまう。 実家に戻ったものの、厳格な父親は退学という事実を許すことができず、ロディは一人家を出る。 その後、あぶく銭の大金を手に入れ有名女優と結婚することになるが、浪費の激しい妻にお金を溶かされ離婚。 無一文になって場末のダンスホールに辿り着く。 という転落の物語で、それがダウンヒル(下り坂)という題名の由来になっている。 あぶく銭はすぐ底をつき、金が無くなると周りから人がいなくなり野垂れ死にするという、厳しい世の現実を教えてくれる作品。 同時に「捨てる神あれば拾う神あり」も最後に教えてくれるのが深い。 (以下、個人的な自己満足メモ) 本作の鑑賞をもって、把握できている範囲でアルフレッド・ヒッチコック監督作品をコンプリートできたかと思う。 実にその数56本に及ぶ。 最後は中古DVDを購入してまで力技で達成した。 ここまで20年を要する険しく長い道のりだった。 達成できた先に何かあるかと聞かれれば、特に何も無いが、とにかく達成できて嬉しい。 [DVD(字幕)] 6点(2024-10-22 13:42:17) |
19. メリー
《ネタバレ》 『 殺人!』のセルフリメイクらしい。 謎解きモノが苦手なので楽しめなかった。 (途中で他のサイトであらすじを確認しつつ鑑賞するハメに) 『殺人!』を見た時には、もう少し筋を理解できてたはず。 歳をとって謎解きモノを理解できなくなったのかもしれない。 今後、わたしにとってミステリー作品は鬼門になりそうだ。 それはそうと、ラストシーンはなかなかの緊迫感。 ショッキングなラストシーンは、リアルタイムで見た人にとっては、それなりの衝撃だったのではないだろうか。 [インターネット(字幕)] 2点(2024-09-26 19:49:20) |
20. ウィンナー・ワルツ
《ネタバレ》 息子は伯爵夫人とキスをしてたような… その後、彼女ともヨリを戻していた。 男にとっては天国のような話だ(男に都合の良すぎる話)。 アルフレッド・ヒッチコックの珍しい音楽モノ。 『未完成交響楽』に似ている展開だった(女性側の気持ちを無視しているところとか)。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-09-22 08:51:31) |