1. 戦争のはらわた
多少、時代を感じる部分はあるものの、緊張感が途切れることなく見ることのできる作品・・!な・ん・で・す・・が・・。この字幕がひどくて!他のヴァージョンで見たことのある人がうらやましいです。なんかセリフが成立してないんだよねー。英語自体はわりっと簡単な英語なので、大学受験英語程度の私でもおえるぐらいの英語なのに、字幕がひでぇ・・。字幕がなーに言ってるかわからん部分や字幕に気持ちを削がれることが多くてガッカリ。やはり、古くなると権利が複雑化して劣化版が出回るのですかね?でも天下のツ〇ヤがお勧めキャンペーンを大々的にするなら、もう少しなんとかならなかったんですかね? [DVD(字幕)] 6点(2010-12-09 00:25:56) |
2. マザー・テレサ(2003)
《ネタバレ》 感動した。泣くもんか!と頑張ったけど、無駄な努力だった。政府に孤児院の子どもを収容されるときに、自ら子どもを収容車両に抱いて乗せるマザーに感動。言葉よりこういう行動を取れる心が凄いと思う。子どもは警察官に乗せられるより、どれだけ安心しただろう・・。大きな仕事を成し遂げた方だけど、なんともユーモアのセンスのある方なんだろうとも感じた。ガチガチではなく優しさやユーモアが常にある。これが人を惹き付けて大きな仕事の達成に繋がったのだろうな。しかしオリビア・ハッセーには驚きました。素晴らしい女優さんじゃないの・・。立ち振る舞いもソックリ。老けメイクの勇気にも信念を感じた。演技でありながら「マザー・テレサ」という人に感慨をこれだけ与えられるなんて・・オリビア・ハッセー、本当に素晴らしいよ!あと最後のセリフの回し方もよかった。日本にもこれらのメッセージは浸み込むね・・。 [DVD(吹替)] 8点(2010-07-25 19:33:09)(良:1票) |
3. K-19
《ネタバレ》 ロシア人ばかりの映画なのに、何故か英語という点は・・しょうがないとして・・。「こぇー!」もう、ダメかも・・。原爆モノ・被爆モノは怖すぎる。自分、ダメです。地震や台風、竜巻と違って、人間が作って・人間を原点から破壊しつくすんだもん。怖すぎる。”この世で最も怖い映画が「櫻隊散る」”の私には後半は「吐き気」との闘いでした。自分も電気の恩恵を受けて文明生活しているくせに、どうしようもない奴ですが、本当に怖いです。修理に入った技官達が「美しい若者」であるのも、たまらなく切なくて居たたまれない・・。この監督さんの力量にはまいっちゃいますが・・吐き気が治まらない・・。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 00:53:55) |
4. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 派手さにはやや欠けるものの、おもしろいサスペンスでした。本当にキャストが豪華ですね。堪能できます。実際のメンゲレがいたブラジルの村で「金髪・青い目の双子」が不自然に多く産まれたミステリーは知っていたので、こういう流れとは気付かなかったなぁ。まったく別ものとして観るべきですね。でも面白かった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-17 20:41:49) |
5. 今日も僕は殺される
これってホラー?SF? ちょっと、ワケ分からん・・ [DVD(字幕)] 3点(2010-01-25 13:01:05) |
6. 縞模様のパジャマの少年
今、観終わったところで、衝撃から抜けられないでいるのですが・・。子どもが大人の醜い社会を身近に見て、感じていく。誰もが少しは経験のあることがベースにあるのでブルーノに共感ができるんですよね。親の目を盗んで行ってはいけない場所に行ったことも、遊んではイケナイと言われる子とコッソリ遊んだこともある。子どもとしては日常的なことであり、成長の一場面であるのに・・。その場所が・・絶滅収容所であったという・・。自分の中の「子ども」と、社会の中で適応しながら生きている「分別ある大人」の自分が、自分の内面で親となり子となりして・・非常に葛藤して観ていました。2人が手を繋ぐシーンがいくつかあり、それぞれのシーンがとても印象的です。特に手を繋ぐシーンとしては最後になる映像・・ふたつのやわらかい丸い手がぎゅっと握り合う信頼と不安の語られる手が・・忘れられません。 [DVD(字幕)] 9点(2010-01-21 00:48:02) |
7. デイ・アフター 首都水没
《ネタバレ》 元はテレビドラマだからこの程度かと。テレビドラマとしては良くできているなと。分からないのは、どうして高潮が来る前から門を閉めておかないのかなー?キター!で閉めるより閉めておいたほうが良かったんじゃない?あと、高台に避難は分かるけど、都心ならニョキニョキ建ってる高層ビルの上層階への避難を誘導したほうが良くない?どうせ水が引くまででしょー。さらに門はムリに開けずに最初から破壊しなよ・・。でも暇つぶしには最適でした。 [DVD(吹替)] 4点(2009-12-28 20:39:13) |
8. フライボーイズ
なかなか、ハラハラどきどきでした。今どきのガッツリした戦闘機より顔が見える分、ドラマがあるなぁ・・。戦争モノは登場人物のキャラが描けているかで感情移入できるか決まると思うんですが、この映画は成功してます。ラブストーリー的な部分も素敵でした。ジェームス・フランコがあの笑顔で空から降りてきたら・・ね・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2009-06-17 01:46:21)(良:1票) |
9. ミリオンズ
《ネタバレ》 うーん、カトリックの聖人って確かに面白いので、好きだけど・・。でも、天国オールスターズが出てきて、少年を預言者としてこの世に奇跡を起すワケでもなく、何をしに出て来ているのかも分からない。オチも「・・・で?」という感じ。お兄さんの方が真っ当なお子さんに思えました。 [DVD(吹替)] 4点(2009-06-07 00:22:22) |
10. アーネスト式プロポーズ
コリン・ファーズが主役。コリン・ファーズが大活躍(?。コリン・ファーズってコメディではいい味だすね。コリン・ファーズってやっぱりイギリスらしい俳優さんなんだね。・・とにかく・・コリン・ファーズの映画です。 [DVD(吹替)] 5点(2009-05-27 21:55:41) |
11. ブーリン家の姉妹
超豪華な「洋風大奥」でございます。ドロドロの煮込み具合も程よく上品で、後味にも気を使われていらっしゃいます。スカーレット&ナタリー姉妹の組み合わせで、このような豪華な一品を味わう機会は、そうそうないでしょう。是非、心してご賞味くださいませ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 21:02:21) |
12. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
思っていたよりグロいけど、面白かったです。ブリティッシュ・ハード・ロックな世界(笑 [DVD(吹替)] 7点(2009-03-09 01:11:37) |
13. やわらかい手
《ネタバレ》 井戸端奥様だった主人公が大切に思う人(孫)のために、大きな壁を乗り越えることで、自分自身が自立して輝いていくのがいい。職歴なし・高齢って本当に女性にとっては絶望的で「どうせ、私はダメよ」って思っている人は多い。「女の子は25歳すぎると職歴ない限り採用しないよ」みたいな職場ばかりなのも現実。そこを愛する人のために自己を捨てることで乗り越えて、自信をつけていく様子に勇気をもらえる。子どもが難病になって心を閉ざしているお嫁さんが、彼女の最高の理解者になっていくのにも感動した。若夫婦の成長と母親としてのイレーナの幸せそうな表情も素晴らしい。いい映画です、女性に観て欲しいですね。 [DVD(字幕)] 9点(2008-09-07 09:39:01) |
14. ツォツィ
「遠い夜明け」からウン十年・・・。 白人の警官が裕福な黒人の女性に「奥さん!下がってください!危険です」なんて低姿勢になってることにちょっと、時代を感じた。でも主人公とそのグループの貧しさ・土管で暮らす10歳にもみたない子どもたちの多さも現実の南アなんですね。 土管に暮らす少年少女が助け合って・明るく暮らしている様子は救いだったが、ツォツォイが悪くなったように悪い社会に組み込まれて行ってしまうのかな・・・。赤ん坊を育てている若い未亡人が優しく包容力があり大人ですね・彼女が色んな人を救った話だと思いました。 [DVD(吹替)] 7点(2008-05-19 17:02:16) |
15. タロットカード殺人事件
残念ながら自宅での鑑賞なので、乗り切れませんでした。 これは映画館でクスクス笑いながら観るべき映画ですね。セリフを楽しみながら、気づくと「こーいう事件だったのか!」と分かって「面白かったね!」という楽しい休日の娯楽のために作られた映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-31 21:02:32) |
16. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
話の筋はすぐにつかめてしまうので、ティムバートン好き向け。細かい美術仕事までシッカリとティムバートンしてるので非常にうれしいです。 [映画館(字幕)] 6点(2008-03-14 18:58:07) |
17. スターダスト(2007)
あんまりヒットしなかったけど、面白い・・という評判だったので観てみました。面白かったです。「永遠に美しく」みたいなファンタジー+コメディが好きな人には待望の作品じゃないかな?キャラクターの設定もちゃんとしているしファンタジーでも脚本もシッカリできてるのでお話としても面白い。大人が楽しめるファンタジーですね。 [DVD(吹替)] 7点(2008-03-05 07:56:22) |
18. エディット・ピアフ~愛の讃歌~
本人については「知ってるつもり?」程度の知識しかなかったのですが 非常に良い映画でした。 ピアフをよく知らなくても女性なら感動しちゃう方は多いと思います。 純粋なひとりの女性の物語としてもいい映画だと思います。 映画が終わってから娼館の女性たち、父と旅する10歳の少女時代、街で自由に歌う10代・・と色んな光景が浮んできて、「人生を観たな・・」と思う映画でした。 しかし47歳で亡くなっているということに驚き・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 00:42:20) |
19. ウェルカム・トゥ・サラエボ
個人的に大学時代にこの地域の紛争史を学んだ時期があったので、観る前に期待している部分があったので辛めかもしれません。 紛争を西側マスコミとして見てきたという視点での映画なので、当然なのですが 「西側目線」です。 その分、表層的であり消化不足でもあります。 特に日本では「世界で14番目に悲惨な地域」として見ることになってしまうだろうな・・と思いました。 「ホテル・ルワンダ」やこの映画で描かれる「紛争地域」は日本人は歴史的に「未体験」であるので、実感をなかなか持ちづらいテーマなんですよね・・。 [DVD(吹替)] 5点(2008-02-11 17:45:41) |
20. ポビーとディンガン
《ネタバレ》 空想の友達の存在を大きくしていく現象は、幼稚園~小学校ぐらいの女子にはよく見られる現象なので興味深かった。「転居」「イジメ」「受験失敗」などの追いつけない変化や挫折から立ち直るまでの、現実逃避として「ユートピア」を心の中に創造することは、「人とのつながりを求める」女子にとっては自己を守る為にはよくみられる手段です。妹は転居してきた排他的な地域で1年間友人に恵まれず、孤独の中で「理想の友人」を創造することで、少女なりのサバイバルをしてきた。「気の狂った娘」と馬鹿にしていた街の人々が自分たちのコミュニティの排他性と排他性の持つ攻撃性に気づかされる過程は感動的です。「相互理解」を自己グループ内(「勝ち組」「未婚」「子ども有」「子どもなし既婚」)でしか発動できないのは、日本人も同じであり、こういう攻撃性を水面下で発揮し続けていることは忘れてはならないと思う。 「空想」を「現実」の中で葬れたことで、少女が「現実」を取り戻すことができることを願いますね。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-03 13:17:09) |