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1.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
ネタバレ全開で鑑賞済みの方が見ると想定して書きます。 まず一点通常版、IMAX版それぞれ鑑賞しましたが、IMAX版はやはりアクションシーンの魅せられ方が凄かったです。環境的に許せば、ぜひもう一度IMAXでの鑑賞を推奨。 感想としては「完結作」この一点に尽きます。 バットマンを過剰に内面化したことへの反作用としての、アルフレッドとの離別。そしてすべてを乗り越えての再会。 圧倒的財力を奪われ一人の市民となった時、ブルースは象徴としてのバットマンを説き、橋の上でのブレイクと少年たち、そして最後のシークエンス「Mr.ロビン」の名前でブレイクが呼ばれる。 この辺の完成感が半端じゃない。  この大きな筋以外でも、端的には、暖炉でのミランダ/ブルースの会話シーン後に、奈落での会話を重ねて「酷い環境に生まれた/お坊ちゃん」というこの時点での、ミランダ=「子供」という暗喩や、 ミランダのベインへの最後の言葉「友よ」による、ブルースとベインの共通性だとか、細かいシーンが全編に埋まっているわけです。 単なる自暴自棄は、死の克服ではない。そうではなく、死を傍らに抱きながら生きること、それが生きるということそのものであるということ。バットマンからロビン、少年達に伝わるもの。個人がそれぞれを生きるということ。かけがえのない人間は誰しもに存在し、本当に守りたい「仮面をつけることで守られる人」が、特定の「誰か(ヒーロー)」ではなく、各々の意識で守られる社会。しかしまた同時に必要となる「自分にしか出来ないことなど無い」という謙虚さ。自分を信じ、人を信じることを伝える3部作でした。 
[映画館(字幕)] 10点(2012-07-29 13:20:48)(良:5票)
2.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 
主人公の監禁までの描写が殆ど無いのはわざとか。いつ凶気をみせるかという緊張感がすごいが、ずっと狂気のままラストまで突っ走る。中盤「リア充爆発しろ」からのルサンチマンの上、「ここまでしても救えない」という絶望感でとにかく突き放してくる感じが、あまりに救いがなくて怖い
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-13 20:02:42)
3.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
まず、手術費を取り戻す為の殺人だったとはいえ、主人公が子供の視力を回復させる、という自身のアイデンティティの拠り所のためにビルを殺すことを「選択した」ことが肯定されるのであれば、この映画は死刑制度反対の映画とは言えない(最後に大仰な字幕表示があっても)。具体的な社会制度批判がない描き方は現代劇である必要性はあったのか?というのが一番の疑問だった。 この映画は単に、皆が自分勝手に生きれば不幸になるよ。という簡単なことを言っている。強引に言えば、放蕩するリンダ、その妻に尽くすことしか知らないビル←→視力を失いそうなジーン、息子の治療が人生の目的化しているセルマ(彼女にとってミュージカルは嗜好であっても、生きがいではない)という裏返しの関係性に、権力性の強弱の対比をかけただけであるといえる。 事前知識から本当に絶望的なストーリーを予想していたが、最終的に息子は手術を行い、それは贖罪として作用しているので、セルマの死は、盲目への絶望+手術の達成による半分納得の死であるので、予想よりは絶望的でなかった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-09 09:57:32)
4.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
SFをほぼ見ない自分でも思いだしたのは「ガタカ」。受け手への自分とは何か、という疑問の投げ方がうまい。もう一点思ったのは3.11後の原発処理。単純に自分がコントロール出来ない環境へ身を置くということがどういうことなのか、ということへの恐怖を想起させられた。最後の地球での報道は蛇足だと思うが迷っての8点
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-17 18:46:29)
5.  アリス・クリードの失踪 《ネタバレ》 
最後には、愛するものに裏切られた同士がわずかにつながったりと、(人間は描けていないが)人間関係がちゃんと描けている佳作だと思う。この制約の中ここまで高い完成度で創り上げたのは素直にすごい。
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-20 22:49:54)
6.  その土曜日、7時58分
理解し合っていたはずの人間関係、だが、描かれるのは結局瓦解する中でのみ他人の気持ちを汲み取れるようになるという悲劇性である。 象徴的だったのがジーナが実家に帰ると言ってから玄関でのやりとり、浮気を知らないアンディ、アンディと父とのやり取りを知らないジーナ、会話の終わりは最後に発せられるあまりの直接的な「少しお金ちょうだい」。すべての根本がここにある。質問の前に既に財布をだそうとしているアンディとジーナの関係性の描き方も見事。砂利をコーヒーテーブルに撒くまでのこのシークェンスは見事としか言いようがない。 全体を覆う誤解と理解の組み合わせによる悲劇。劇場鑑賞以来の再見だが人間の弱さを徹底して描いた傑作である
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-08-14 10:26:54)
7.  インセプション 《ネタバレ》 
劇場公開時、映画館にて2度鑑賞。現実から開放されるための夢、しかし浸りかけた夢の中において、夢とは現実の副次的なものでしかないことを悟るコブ。それを忘却しようとするモル。現実に引き戻すために自殺をインセプションしことで、結果的に二度と現実に戻らなくなったモル。夢でしか会えなくなったモルに引きずられるコブ。夢と現実が相互に連関しあうSFを見て、しかし観客は現実に夢を見てなんとなく意識が変化した体験を思い出す。現実からの一時の開放である映画の中に観客を強力に引き込むノーランが、逆説的に現実の困難さを突きつける一作
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-02-22 00:36:41)
8.  バンク・ジョブ
登場人物の多さのわりに、初見から混乱なく見れるのは俳優陣の演技力のおかげか。上質なサスペンスにスティサムのアクションもスパイスになっている。実話ベースというのはやっぱり強いなと思わせる良作
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-02-13 13:23:16)
9.  キック・アス 《ネタバレ》 
HGのアクションシーンはすごく良かった。日常と非日常の往復に落差のないヒーローを、日常性にこそ幸福があることに気づくKAと、非日常にしか生きられないHGの二人の対比で描き、最終的にHGのマスクをはずさせるまでで回収する脚本の安定感。マシュー・ヴォーンはグロにならないように痛いことを痛く描くのが相変わらずうまい!
[映画館(字幕)] 10点(2011-02-12 23:39:47)(良:1票)
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