1. インターステラー
《ネタバレ》 劇場はノーラン祭り開催中のなか、フルIMAXという最高の環境で再見。 序盤の地上での物語の尺が妙に長く、たっぷり説明に時間をかけるのがノーランらしい。(それでも若干よくわからない点も笑) こういう映画を見ると、科学というものに夢を託して人類を導いていく、というアメリカ人の科学に対する意識は、日本人のそれとは大分違っているなあと時々思う。科学者ってかっこいいよね、という感じも含めて。 宇宙のシーンは凄い。ゼログラビティとはまた違ったリアルっぽくかつ美しい映像。球体のワームホール、光り輝くブラックホールなど、誰も見たことがない映像を表現していて、重力で空間が歪んだ感じとか。世界に入り込んで見ている間、思わず口が開いてしまう。 しかし白眉はなんといってもTARS! 水の惑星でのキュートな動きと大活躍ぶりは、筆舌に尽くしがたい愛らしさを見せてくれる。 あとノーラン映画で好きな部分として、ラストやエピローグのまったりした時間の使い方で、感慨にふける時間をたっぷりくれるところ。ダークナイトライジング、インセプションでもあった壮大なBGMをバックにして「ああ全て終わったな~~長かったけど色々あったな~~」的なシーン。インターステラーでは、帰還して再会して次の旅が始まるという一連のシーン。なんか心にゆとりをくれる感じがして好きなんだよな。 [映画館(字幕)] 8点(2020-09-20 02:17:46)(良:2票) |
2. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 ダメ人間が成長する話に弱いことを改めて実感。 ミルドレッドもディクソンも「怒りに囚われた」共感できないどうしようもない人間だが、いくつかの出来事を通して赦しを学んで成長していく、、かもしれない映画。 ディクソンが資料を死守し、レッドが赦しを与え、次第にミルドレッドも変化していく。。自己犠牲と赦し、成長、号泣してしまいました。 どうしようもないディクソンが一番変化するが、要するに子供がそのまま警官の制服を着てただけだったんだろうな。マイノリティがあるがゆえに、誰かに自己肯定してほしかっただけなのかもしれない。 それに引き換え、曲がりなりにも「大人」なってしまっていたミルドレッドは一筋縄ではいかぬ。怒りに囚われているところを、手紙、ディクソンの行動、ジェームズ君とのデート(と決裂)で心理が変化していく過程が大変よい。 最後は、ありゃ殺さねーな。彼らは怒りから少し解放されているように見える。 [映画館(字幕)] 9点(2018-05-20 00:08:42)(良:2票) |
3. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 全体としては、『まあまあ面白かった』という感じだが、 ユルゲン氏のシーンだけは、とてつもなく印象的ですばらしい。 これだけでも見る価値は十分にあるとさえ思う。 ヒトラーを演じた俳優ですな、さすが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-20 02:28:14) |
4. キングスマン
《ネタバレ》 メタだなあ~ サミュエル楽しそうだなあ~ 皮肉強すぎ~ マシューボーンってイギリス人だっけか?アメリカ人を馬鹿にしすぎだろ笑 サミュエルとコリンファースがすごく際立ってて、主人公のタロン・エガートンがちょっと地味なのが残念。。 キックアスは「地味」でなければならなかったからね。 イギリス人なのに、ジェームスボンドでなくて、ジェイソンボーンですらなく、ジャックバウアー。スパイですらない、という。。笑 仕立屋・テイラーなのは、裏切りのサーカスのパロかもね。 しかし、この映画もワールズエンドもそうだけど、イギリス人にとってアーサー王の物語って本当に大事なんだなあ、って思う。 日本映画でキャラクターに古事記とか反映させないもんな・・ [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-01-20 02:06:14) |
5. 逢びき
《ネタバレ》 噂に違わぬ大傑作。 改めてデヴィッドリーンの凄さを実感した。 古さを全く感じない秀逸な演出、演技。 やっと現実に帰ってくる主人公に、旦那が欠ける言葉が秀逸。 ファンタジーかもしれないが、これには思わず涙腺が崩壊してしまう。。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-20 01:42:34) |
6. ロッキー・ホラー・ショー
《ネタバレ》 うーん、良さが分からなかった。 どうしてもファントムと比較してしまうが、肝心の音楽の映像があんまりカッコよくなく、あまり楽しめなかった。 エディの登場シーン、壁を突き破る直前に後方からのアングルがあるが、あれ無いほうが良くね? [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-05-07 13:17:17) |
7. 未来世紀ブラジル
つまらない。長い。笑えない。最後まで心を掴まれることはなかった。 ストーリーに入りこめないので、終始どうでもいいキャラクター達が勝手にドタバタしてるだけ、という印象。 感情移入しないで見るタイプの映画は90分が限界だな。 未来都市のディテールだけは独特で印象が強い。 登場人物たちの、起こった事態に対するリアクションのありえなさが全く入り込めなかった原因かもしれない。コメディと言われればそれまでですが。 プロットだけを抽出して、少しでも感情移入できるような演出にし、余計なコメディ演出、突飛なセリフを一切省いて、時間を90分くらいに纏めてあのオチなら、結構好きになったかもしれない。全然違う映画か、そりゃ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2012-04-26 00:49:45)(良:2票) |
8. エイリアン
《ネタバレ》 このシリーズは2の評価も高いですが、自分の好みは断然本作。 2に比べ登場するエイリアンは1体のみだが、その存在感、脅威感、恐怖感が群を抜いている。 SF演出も今観賞しても全く古さを感じさせない。 それに何と言っても、ホラー演出、この圧倒的な恐怖感! 終盤、室内にエイリアンがいると分かった後のすさまじい緊張感とシガニーの演技! 何度見てものどがカラカラになります。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-26 00:45:42) |