1. 海角七号/君想う、国境の南
《ネタバレ》 うーん・・前半は面白かったし、結構、期待感があったものの・・バンドが始動し始めると「ダメか・・?」となり、全てがすべっていった感じがする。結局、手紙と映画も繋がらなかったし・・。ただ、戦争直後の手紙の構造が「男性:日本人・女性:台湾人」であるのに対して現在部分が「男性:台湾人・女性:日本人」と入れ替わっていることに日本のアジアでの絶対的な優位が崩れた現実も感じた。メロドラマ的には「優位な国:男性・下位に置かれる国・女性」という構造で映画の脚本は描かれるものなので。戦前の「満映」の映画が「日本男性と李香蘭が演じる中国女性」とのメロドラマばかりだったことが象徴するように・・。中国人男性と日本人女性とのメロドラマは一本もないはず。 [DVD(字幕)] 3点(2010-07-24 21:22:05) |