1. モリコーネ 映画が恋した音楽家
モリコーネさんと言えば「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」。 この作品により、驚くほど多くの映画音楽を作っていたと知る。 モリコーネさん、自身を語るのに積極的で嘘や誇張は無く、映画っぽくポーズつけたり、お茶目。 真面目な取り組み、あふれ出る才能、やりたくない事でも我慢強い。 口笛など今までにない手法も取り入れるアイデアマン。 そして愛妻を大切にするジェントルマン。 マカロニウエスタンのフィルムが流され、劇場内の素晴らしいスピーカーの音楽に包まれると。 おお!!モリコーネさんの世界にどっぷり浸かれる。 なんと幸せな時間。 あの映画もこの作品もモリコーネさんの音楽。 あらためて知る驚きもある。 多くの監督から尊敬され、映画音楽と言うジャンルを作った巨匠のひとり。 もうひとりの巨匠、ジョン・ウィリアムズさんがインタビューで 「モリコーネは高齢なのに活動してるんだよ。」と言っていたようで、大笑いした。 ふたりの巨匠のお陰で、映画は大いに盛り上がったと思う。 私の中では、インタビュー形式の映画ではナンバー1の良作。 トルナトーレ監督にも拍手。 カメラワーク編集の素晴らしさも光った。 [映画館(字幕)] 9点(2023-01-29 14:23:30)(良:1票) |
2. テリー・ギリアムのドン・キホーテ
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」から17年あまり。 「ドン・キホーテ」は実現出来るのか?と思っていたので。 うーん、実に感無量です。 こんなに立派になったんだねとウルウルしました。 ギリアムさんのファンなので点数は高いです。 B級のらしさがたっぷり味わえ、はぁ?と疑問な部分も楽しいし。 お話しの持っていき方もスゴーイ、ふーん、こうなるんだとワクワクしました。 ジョナサン・プライスさんのドン・キホーテ役がぴったり。 本から抜け出たような姿、なめらかな動き、クレイジー具合も素晴らしかった。 大いに拍手。 公開初日なので表現難しいですが、期待以上の楽しさだったので多くの方に観て欲しい。 フツウの方にも楽しめる佳作(どういう表現?)に仕上がっています。 [映画館(字幕)] 9点(2020-01-24 17:15:20)(良:1票) |
3. グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
ニコール・キッドマンさんの神々しい美しさに脱帽。 モナコ公妃グレース・ケリーさんを演じられるのはこの人だけだと確信しました。 しかし、内容は中途半端な印象を受けました。 私はモナコについて無知なので、知識としては役だったと思います。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-01-19 15:37:16) |
4. フリー・ゾーン 明日が見える場所
《ネタバレ》 ニュースとして写される戦場ではなく、一般市民の生活の場としての風景がとても良かった。 素敵なロードムービーだと思います。 そして、戦争をなりわいとせざるを得ない、その国の人たちの生き方が切ないです。 皆それぞれの立場で一生懸命生きているんだなと思えました。 それとこの映画は、ポートマンさん演じるアメリカ人が主役か?と思っていると、おやっと思わされて、ドキドキさせられました。 どんどん主題が変わっていくように、私には思えました。 映像も構成も凝っていて面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-09 21:59:55) |
5. ベルヴィル・ランデブー
デフォルメされた人物も面白いし、ひとつひとつの画面がアートとして価値あると思いました。 好きな方は凄く好きになる作品と思いますが、私とはちょっと相性良くなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-01 19:54:19) |