1. ザ・メキシカン
《ネタバレ》 おい。 銃を巡るトラブルに巻き込まれたブラッドピットが、自分の愛を証明するためにジュリアロバーツときっとたどり着かないメキシコを目指す。ひっそりと殺されるかもしれない事実を受け容れながらも、二人が別々の道中で出会う人たちの何気ない行為は追う側への誤解を解いていく。そしてメキシコを目の前にした二人は、どこまで続くのかも分からないまっすぐな道で落ち合う。砂漠の廃屋で抱き合うがそこで彼女は殺されてしまう。その時一本の電話が事件を解決する。 意識の狭間を行き来する彼女の最後のメッセージは、彼の手を握ることだけで伝わった。愛していると。しゃがみ込み、ブラッドピットはほんの少し前まで彼女であった綺麗な顔を見つめて、唇を近づけるのであった。 っていうラストシーンじゃ無いの?これ。なに、このジャケット。なんなんだよ。オイ。コメディなのかよ! にもかかわらず、そこそこ面白くて悔しい。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2013-07-27 21:56:02) |
2. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 この不愉快な独創性にやられた。何から何まで不愉快で、込められたテーマも噴飯物であるのだが、思う壺の中で思う様振られてるのが私なんだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 01:59:29) |
3. アモーレス・ペロス
《ネタバレ》 メキシコらしいすさんで危険で、もう後戻りできない感覚がたまらない。もう戻れない道筋を選んでしまった主人公の生き様を理解しようとしても、その主人公の生き方が実は常人では無いと言うことに気づくともう後戻りは出来ないのだと無理矢理に納得するしかない。 こうすれば良かったのにだとか、こんな事をしてはいけないだとかの言い訳が一切通用しない。彼らは本物のその筋の人間だから。この国の現状を検索すると恐ろしさで足元がぐらぐらになるような錯覚を覚えるほどだけど、そういう今いるこの国から見える現実とはまた違う恐怖感が垣間見える。 本当のメキシコという物は、渡航に際して政府が厳重に注意を呼びかけるほどの有様にあるんだろうけど、この映画の主張する危なさも相当な物だ。ありきたりな日常を享受できるありがたさに本の少し気がついた。 [DVD(吹替)] 8点(2012-11-08 04:38:23) |
4. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
《ネタバレ》 すっごいありきたりなんだけど、きちんとここらへんまで作り込まれている冒険映画ってそんなに無い。特に80年代の映画は何をやっても褒められる暗黒時代に巻き込まれている。そういう時代にあって、今観ても普通っていうのは結構すごいことなんじゃないだろうかと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2012-03-31 15:30:41) |
5. マイ・ボディガード(2004)
《ネタバレ》 わりかし面白かったとは思うけど、2時間超える映画は相応の出来じゃないとなぁ・・・ 前半の問題提起は結構それらしく思えたんだけれど、後半飛躍しすぎ。 無理矢理変更でもさせられたんだろうか。 ラストはあれが良いと思うけど、そこに至るまでがどうも良い部分と変な部分が混在しすぎて悪い部分がただただ目立つ。 とにかくキャストが豪華なので、そこにグイグイ引っ張ってもらえたと思う。 あの国で汚職絡んでたら確認するまでもなく死んでる。数日後突然、交差点に全裸で手足が乱暴に切断された死体が丁寧に服を着せられて寝かされてて、その背中にレイプされたままの表情の生首が乗っかってる。そうでなければもっと酷い事をされてて死体なんか確認のしようがない。って位の想像する。誰でも。 この映画はその知識がないと見ても意味がわからないと思う。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-03-21 20:23:08) |