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プロフィール
コメント数 50
性別 男性
自己紹介 人生半世紀を超えた。たいていのことは許す。

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1.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 
けっこう単純に楽しめた。ヨーロッパ版大河ドラマ。  製鋼所を経営するエッシェンバッハという資本家一族が、ナチス権力との関わりの中で没落して行く経緯を描く。一族内の権力争い、血族と使用人の階級対立、母(イングリッド・チューリン)と息子(ヘルムート・バーガー)と母の愛人にして成り上がった使用人にして弱気な実力者(ダーグ・ボガード)の対立、といった、どこにでもある家族内の支配権争いが、親ナチスと反ナチスの色分け、突撃隊と親衛隊の権力の交替、といった当時の政治的な権力争いと結びついて、“濃く”描かれている。  ナチスという権力が、階級的上層部への民衆の野卑な力の浸透、という形で存在したらしいことがよく感じ取れる。その意味で、ナチスはヨーロッパの民主主義運動の鬼っ子というか。ま、或る意味、正嫡なのかも知れないが。 
8点(2004-06-14 10:26:39)
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