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1.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
“Before Sunrise”『日の出まえ』。初対面の男女が、ウィーンの街並みを背景に、一晩中歩いて話して恋をする。ってだけの映画です。事件も起きず、トラブルも起きず、大喧嘩もせず、見逃せないラストのオチもない。そんな映画、何が面白いねん?って思ってしまいますが、このシンプルな映画に、どういう訳か引き込まれました。 この構成って、もしかしたら、『孤独のグルメ』に近い感覚かもしれません。腹が減った男が、飯屋を探して、黙々と飯を食う。ってだけのドラマですね。事件も起きず、トラb…~~~~そんなドラマ、何が面白いねん?って、思っt…~~~どういう訳か引き込まれるんですよねぇ~。  『鉄道の中でジェシーが、意気投合したセリーヌをウィーンの街に連れ出すことに成功しました。』で、この映画の説明は6割がた終了です。あとは、結末と、そこに至る過程くらい? この映画の大部分って、孤独のグルメで言うと、美味しそうな料理を見て『この料理、先日食べたわ、そうそう、この部分が美味しいんだよね』なんて、自分の記憶の中の類似した料理を回想するか、『こういう料理もあるのか、頼んだこと無いけど美味しそう、今度食べよう』って、後学のための参考にするって楽しみ方があると思います。 孤独のグルメの、男が黙々とご飯を食べる映像は、きっと、あまり外食をしない、出された料理を楽しまない人には、恐らくあんまり興味が湧かないジャンルにも思えます。  ご飯はそうでも、恋愛はどうでしょう?きっと多くの人が、異性と思いもよらず会話が弾んで、時間を忘れて話し込んで、相手の事をもっと知りたい、この人に私の事をもっと知ってほしいって、そんな気持ちになった事ってあると思います。 ウィーンの美しい街並みすら背景(モブ)にしてしまうほど。奇妙な占い師や路上詩人を二人を輝かせるイベントにしてしまうほど。飽くこと無き探求心が湧いてきて、あっという間に過ぎていく二人の時間。『そういえば、私も(俺も)、そんな気持ちになったこと、あったなぁ~』なんて思えた人は、きっとジェシーとセリーヌのように、幸せな時間を過ごした事がある人なんでしょう。この映画は、自分の過去のワクワクした気持ちを、ぼんやりと思い出させてくれる映画に思えました。
[DVD(字幕)] 8点(2025-01-21 22:37:49)
2.  マッド・ハイジ 《ネタバレ》 
“Mad Heidi”『怒ったハイジ』。 昨年『アルプスの少女ハイジ』のDVD全巻を手に入れ、3か月掛けて全話視聴しました。更に昨年はアニメ版の生誕50周年記念とのことで、大丸デパートで開催されたハイジ展も観にも行きました。そんなワケで、私の中でプチ・ハイジブームのさなか、本作の存在を知りました。  敵のボス・マイリ大統領がスターシップトゥルーパーズのジョニーリコだった!政府の宣伝番組で『 I am doing my part!』ネタが出てきて、あぁ、そっち系の笑いも入れてくるのねって感心したわ。 予告編でかなり期待が膨らんでしまう作品だったけど、アニメにしか出てこないヨーゼフ出てきたり、ハイジとペーターが子供の頃と違って恋人同士になってたり、ペーターが密造に手を染める展開や、予告で観た処刑までのスピード感があって良かったです。クララ(ちょっとイメージと違うが…)やロッテンマイヤー(字幕ではロットワイラーだった)さんもポンポン出てきて、序盤はハイジの世界観を壊す、意外性が楽しめるバイオレンス作品として楽しめました。  だけども、中盤からほとんどハイジ(原作)が関係なくなり、単なるバイオレンス作品になってしまいます。しかもベースとなるものが、なぜかキルビルのパロディで『バイオレンスと言ったらタランティーノだよね』って聞こえてきそうな、何の工夫もない作品にトーンダウンしていきます。 終盤はグラディエーター&バイオハザード系ホラーになってて、もっとハイジハイジしたネタを期待していたので、中盤以降の普通のバイオレンス・コメディは、ちょっと消化不良に感じました。もしかしたら『ハイジ アルプスの物語(2015年)』を観ていたら、もう少し楽しめたかもしれないですね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-01-09 21:47:31)
3.  クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 
神の国エジプト。女性が口を出すと時間が掛かる的な発言が話題の昨今、上映時間4時間越えの超大作。もともとが2本の映画だったらしく、色々削ったりしてこの尺に収めたとのこと。 前半のカエサル編、ファルサルスの戦いの終結からアレクサンドリア上陸。野蛮と称されるローマ・カエサルの貫禄と余裕。対するエジプトのプトレマイオスはポンペイウスを処刑するなど野蛮で稚拙にも見える。 絨毯からコロコロとクレオパトラ登場。巧みな交渉術と気品と美貌でカエサル相手に自分の優位性を魅せる。ここからのクレオパトラとカエサルの駆引きが面白い。 凱旋式の豪華なこと豪華なこと。テンポよくサクサク進むし、出てくる度に衣装が変わるクレオパトラが見もの。カエサル暗殺を巫女の占いで見せるのも面白い。有名な「ブルータスお前もか」もセリフ無し。カエサルの死を前に息子の将来を一番に心配するクレオパトラ。野心家。 アントニウス編、骨太で男くさいアントニウスと、病弱でナヨナヨしてアグリッパ頼りのオクタビアヌス。 タルソス出頭からの船上の宴への招待、ここでもクレオパトラの駆引きの上手さが見える。クレオパトラにすっかり骨抜きになったアントニウスと、ローマの政界でメキメキと頭角を現すオクタビアヌス。 中盤からテンポが落ちるが、アクティウムの海戦はかなり豪華。お金掛かってる。海戦から逃げ帰ったあと、兵にも見捨てられて自害を選ぶアントニウスと、皇帝の威厳と冷酷さを持ったオクタビアヌス(船酔い)。 女として、王女として誇りを持ったまま、自分の墓で自害するクレオパトラの美しさが見せ場だが、でも後半最大の見所は、怖いけどカッコいい、カリスマ性を魅せるオクタビアヌスだと思う。 古い歴史超大作で、上映時間の長さが視聴のネックになりそうだが、カエサルの凱旋式に代表される豪華なセットが見もの。CGでは出せない重さとスケール。視界に入るところ全部手を入れてる。この時代の映画はお金の掛け方がとんでもない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-11 20:44:37)
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