1. 愛しのタチアナ
《ネタバレ》 魅力ない中年男二人が、これまた口数の少ない中年女性のヒッチハイカー二人を乗せ、ダラダラ旅するお話し。登場人物のバックボーンは全く分からず、何を目的に動いているのかもサッパリわからない。 旅をすることで成長していくのがロードムービーの鉄則だと思うが、ラストまで主人公が全く変化しない映画なんて初めて観た。 それが「斬新」という言葉で括られるものだろうか? 老眼鏡を掛けなきゃ文字が読めない中年ロッカーとコーヒー中毒のマザコン男。二人は今まで、どういう人生を歩んできたのか? しかし、あまりにも魅力のなさすぎる二人に、今はもう、それさえ追求したいとは思わない。せめてこれが若者四人の旅なら、まだ感情移入できただろうに。 第一、タイトルの女性、タチアナが全く愛しく感じられない。 この監督が起用する俳優は毎度同じ顔ぶれである。それも外見だけに拘れば、日本だったら書類審査で脱落するようなレベル。何か特別な理由があるのなら是非伺ってみたい。 [DVD(字幕)] 2点(2009-01-18 05:04:52) |