1. ミスティック・リバー
映画化を知る前に、原作を読んでいました。素晴らしい作品で、とても印象深かった。映画はとても忠実ですね。原作の世界を壊さずに、きちんと筋を追っている。でも言い換えれば、映画にした意味は何? この程度の映像なら、私にだって想像出来る。「映画ならでは」という所がひとつもなく、オチを知っている人間には退屈な映画でした。ジミーをショーン・ペンが演じると聞いた時は、「合わない!」と思いましたが、思ったよりずっと良かったです。さすが演技派! シレストもデイブもハマり役。アナベス演じたローラ・リニーはミスキャスト。私にとっては意味の無い映画でした。 5点(2004-08-03 19:29:15)(良:1票) |
2. トゥー・ウィークス・ノーティス
安心して見られる映画。「こうなるんだろうな~」と観客が思う通りに物事が進んでいく。でもこの映画の場合、ストーリーよりも、二人の会話とか、雰囲気とか、ニューヨークの美しい景色(私事ですが、たまたまエドワード・ノートンの25時を見た直後に観賞したので、撮り方によってひとつの街がこうも違った顔に撮れ、しかも両作品共、すごくNYという街に対する愛が感じられるのが、凄いと思った)とか、「わかるわかる」って女の子なら思える嫉妬心を楽しむ映画なので、かえってその予定調和さが良かった。ただあまりにも「見せ場」がないので、すぐに内容を忘れそう。さいごの演説もなんかわざとらしすぎて蛇足だし。結婚式のシーンをばっさりカットしたのは正解だと思う。臭さに拍車がかかる所だったよ。あのあっさりしたラストシーンはすごく好感が持てた。もう「ヒューのラブコメ」は、ひとつのジャンルですね。お金持ちのおバカちゃんが、あれ程嫌みなく演じられるのは、彼だけでしょう。テニス上手いし! サンドラは・・・スピードの頃は普通に美人女優だったのになぁ・・・どうしちゃったんでしょ・・・余談ですが、『ロード・・・二つの塔』を見に行った時に予告編を見たのですが、予告編で映画一本見た気になるネタバレっぷりだった。あれはどうかと思う。 7点(2004-02-26 10:27:40) |
3. ホーリー・スモーク
《ネタバレ》 監督のジェーン・カンピオンは、「ピアノレッスン」であまりにも美しいいい映画を撮り過ぎて、女性に支持されすぎて、「女性ならではの深い精神世界を描かなくてはならない」みたいな強迫観念があったのではないかと、勘ぐりたくなるほどの支離滅裂ぶりです。「特殊な恋」を描きたかったのは判りますが、「放尿」といきっかけでは、ただの変態でしょう。とてもじゃないけど、そこに深い意味があるとは思えません。あの例の赤いドレスも、ひたすら「早く脱いでくれよう~」と祈るばかりで、何の哀愁も感じられない。そして凄いのが、母親以外の誰も、主人公を本気で心配していないという所。つまりケイト・ウィンスレット演じるこの女性は、「いけすかない女」で、観客のわたしから見ても「なんの魅力もうかがえない主人公です。そして一番凄いのが、見終わったあとに、この監督が何を描きたかったのか、考えてもさっぱり判らないという事です。ある意味ものすごい、ものすごすぎる映画でした。見る人に慎んで警告してさしあげたい映画です。 2点(2004-01-18 17:39:11)(良:1票) |
4. ベイブ/都会へ行く
すごくあざとい動物映画。ただ退屈。皆の名演技にこの点を! 4点(2003-10-21 19:40:28) |
5. ピアノ・レッスン
良かった~ ホリー・ハンター演じるエイダの女の生々しさが格別! 難解な映画かと思いきや、かなり共感し、物語の世界に入り込んでしまいました。最後がプチハッピーエンドだったのも○。アンナ・パキンは、最近美人路線できらいだけど、この役はとても良かった。かわいくて、生意気で、本当は良い子なのに、環境のためにひねてしまっている女の子をとても活き活きと表現していたと思う。カイテルさんかなり不評ですが、わたしはリアリティーがあって良かったと思う。女は腹に惚れるわけじゃなし。 10点(2003-09-01 21:34:50) |
6. ロミオ&ジュリエット
別に名作の冒涜とは思いませんが、この監督は、古き良きものをいじる事でしか個性が表現出来ないのかなぁとは思いました。 5点(2003-07-01 22:06:10) |
7. マトリックス
映画館でオンタイムで見た時は、斬新な映像と想像もつかないストーリーにどぎもを抜かれました。最近テレビで放映していたので再見したら、アクションがとてもショボく感じてしまいました。映画はスクリーンで見なくてはと、改めて思いました。この監督のセンスは、日本のアニメ界に近いなぁと思ったら、やはり監督が日本アニメに相当影響を受けている模様。私はオタクは嫌いだけど、アニメはゲームと並んで世界に向かって日本が堂々と自慢出来る数少ないモノのひとつですね。 でもなぜか、「続編見たい~」と思えないんですよね。遠い世界の話すぎて、愛着が湧かないし、感情移入がムリ。ただもう「すごいぞー」っていうだけで、観客の感情を揺り動かすような良さはない。でも面白いことは確か。それだけでも価値がある。それにこの映画のキアヌは、彼の過去のどの作品よりもスマートで美しいです。 8点(2003-06-22 22:10:33) |
8. グリーン・カード
公開当時、まだ恋に恋するお年頃だったせいか、せつなくなって感動した覚えがあります。今、見返すと、つっこみたくなるシーンがさぞ多かろうと思うので、あえて見返さずに、いい感想のまま胸にしまっておきます。二人がすごーい美男美女じゃない所が良かった。これをトム&ニコールあたりがやったら、絶対興ざめですよ~ 8点(2003-05-25 14:30:23) |
9. 戦場のメリークリスマス
あの坂本教授といい、たけしといい、ボウイといい、まさに劇画のキャラクターの様にディフォルメされた過剰な「らしさ」が、戦争の狂気をよく顕わしている。その中で唯一、観客の側の存在であるロレンスがまた良いのです。随所にちりばめられた美しい背景と虚脱した兵士姿のコントラストが、目に焼き付いて離れません。視覚と聴覚を全快にして観るべき映画です。こういった「恥」を、日本人でありながら描き切った大島監督はすごいです。ただ-1点は、あまりにも聞き取りずらい教授とたけしの台詞・・・・・ 9点(2003-04-16 14:34:49) |
10. プラクティカル・マジック
女優の魅力がまことにもったいないへぼへぼ映画ですね~ ち~っとも面白くなかったです。何が描きたいのか意味不明。姉妹愛? 家族愛? 御近所愛? 魔法ファンタジー? 全てが平均点以下でした。 椅子の上でひたすら「早く終われ~」と念じていました。 ニコールといい、ダイアン・ウィーストといい、アカデミークラスの女優がよく出たなぁ~ 2点(2003-04-13 10:38:43) |
11. ムーラン・ルージュ(2001)
ハリウッドのスターの皆様って、歌上手いんですね~ びっくりしました。洋楽ファンとしては、ちょこっと出るカイリー・ミノーグとか、オジー・オズボーンとか、宝探し的な楽しみがあって、わくわく見れました。娯楽映画なので、どうこう評論するモノでもないと思います、はい。でも私的にはロミジュリよりこちらが好き。 6点(2003-04-13 10:34:16) |