1. キング(2019)
若い俳優さんたちの活躍が目立った作品。 主役のティモシー・シャラメさんはもとより、弟役のディーン・チャールズ・チャップマンさんやロバート・パティンソンさん、そしてリリー・ローズ・デップさん。 作品の重さに負けず、それぞれ存在感を見せてくれた。 それと、泥まみれの鎧の戦闘。 重量感と迫力があった。 このシーンを見れただけでも、観続けて良かった。 ヘンリー5世を忠実に描くのではなく、王としての孤独や苦悩を描きたかったのか。 歴史の知識が乏しい私には、ちょっと難しい作品だった。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-25 21:34:51) |
2. パワー・オブ・ザ・ドッグ
西部劇は良いですね。 雄大な景色の下に放牧される牛たち。 そして美しい馬や走り回る犬たち。 荒くれの男たちもカッコイイ(笑) しかし本作の内容は覗けないほどの闇。 景色とのコントラストが印象的でした。 お話しに入り込めた方には最高の作品なんだろうと想像される。 名優の素晴らしい演技、緊張する場面多々。 しかし私は距離を置いて観てしまった。 登場人物の感情を、あえて分からないように見せている。 そこが素晴らしさなのは理解できるが、自分はしっくりきませんでした。 違和感あるなと。 カンピオン監督素晴らしい。 「ピアノレッスン」は見逃しているので、是非観たい。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-03 10:05:18)(良:1票) |
3. キングコング: 髑髏島の巨神
地上波放送を半分見たところで思い出しました。 これは劇場で観たのだと。 迷っているうちにレビュー書かなかったようです(笑 まぎれもないB級、キングコングが暴れているところに価値がある。 [地上波(吹替)] 5点(2020-07-20 12:30:00) |
4. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 王室に生まれたものの宿命。 人々の注目、視線。 見られる者の切なさが、素晴らしいカメラワークで淡々と描かれていきます。 カメラと人物の距離が実に良い。 ヨーク公が不幸な場面でもカメラは視線を外そうとせず、じっと見続けます。 最初は他人事のように見ている私が、次第に物語にはまって行きます。 あたかも隣ではらはら心配して見ている錯覚におちいります。 そしてカメラは国民も忠実に映し出します。 スピーチに期待し、しかし落胆であったりあきらめであったり、庶民の素直な感想もしっかりと伝えます。 今だったら録音して再生という手が使えますが、そのころは大変だったのだなと。 しかし逃げられないからこそ、成し遂げられ充実したのかもしれない。 王の誠実な人柄と、先生や夫人の素晴らしい助力によって、ここまでやりとげられたこと。 静かにじわじわと、私の心をしっかりとつかみました。 ジョージ6世は素晴らしい王であったと知ることが出来ました。 もういちど見直したい秀作。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-10-13 16:44:21) |
5. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 「ウルヴァリン:SANURAIスペシャルディスク」で復習してからの鑑賞。 旧作を続けてみてとても楽しめました。 「ウルヴァリン:SAMURAI」は続編としては良く出来ていると思います。 この作品の見どころは何と言っても主役の存在感。 ヒュー・ジャックマンさんの頑張りにはいつもいつも脱帽です。 日本人が忘れつつある「勤勉」「誠実」をこの作品でもウルヴァリンが見せてくれます。 この作品の品の良いセットと共に、私をみずみずしい清清しい気持ちにさせてくれました。 劇場に行って鑑賞して良かった! ちょっと残念だったのは、真田広之さんの出番と演技をもっと見たかった事。 父との対決やその考えの違いがこちらに伝われば、私たちももっとマリコに感情移入出来たかもしれません。 真田さんの演技が良かっただけに、出番が少ないなと思いました。 エンドロール始まるとすぐにお楽しみがあります。 また来年も観られそうですね(ワクワク) [映画館(字幕)] 7点(2013-09-16 22:15:00) |
6. 華麗なるギャツビー(2013)
《ネタバレ》 「ムーランルージュ」大好きなのでバズ・ラーマン監督作品だと大喜び。 オープニングからマグワイヤさんの演技力に引き込まれました。 こんなシチュエーションのは現実には無い感じだけど・・と思う気持ちをマグワイヤさんの演技によって、ああ、そうか、どこかには有るかもと信じられるようになりました。 そしてディカプリオさんの演じるギャツビーの登場です。 二人の真剣なやり取りが良かったなぁ。 エドガートンさん演じるトムとの衝突も面白かった。 もちろん、ラーマン監督ならではの映像美も堪能しました。 パーティシーンの豪華でこってりして派手で一見の価値あり。 女性たちの曲線美のドレスも見所です。 でもちょっと残念だったのは、助演女優さんたちが物足りない気持ちがして。 ジャツビーの心の葛藤に感情移入するには、ため息がでるほどの女性だったら良かったのになぁと感じました。 アメリカやヨーロッパでは評価されている方なのでしょうけれど。 サントラは是非欲しいです。 美しく素晴らしい音楽に感動。 それだけでも魅力的な作品です。 [映画館(字幕)] 8点(2013-06-30 21:08:12) |
7. メアリー&マックス
《ネタバレ》 メアリーもマックスも結構辛い境遇です。 にも関わらず二人とも前向きに生きているところがとても良い。 手紙で心が不安になっても、ペットの金魚が死んでも、乗り越えて生きていくところが良いですね~。 アニメの手法もいろいろ工夫されていたし、二人の演技も(動かし方)も素晴らしかった。 今年のベスト映画のひとつだなと満足しています。 [映画館(字幕)] 10点(2011-08-16 20:27:56) |
8. 蝋人形の館
《ネタバレ》 お友達からそこそこの作品だよとお聞きしてましたが、正にそのとおり。 オリジナル作品のお上品さから想像して、少しは綺麗なものを観られるのかと思いきや、そうでもなかったです・・・ フツウっぽいありがちな展開の前半は、長いな~と感じられました。 それに、こういう作品は悪役の魅力があってナンボだと思うのです。 そちらは忘れてしまうほど出てこないし、説明不足。 襲われるほうの人が多すぎるし、出番長すぎ。 ワイワイと仲良し友達ムービーになっちゃっています。 可愛そうな双子のお話をおどろおどろしく聞き、ぞっとしながら不気味な館を観たいのになぁと思いました。 蝋を使ったシーンはなかなか良かっただけに、おせっかいな私はああすれば面白くなる、ここのシーンは不要だと、心に中で編集してしまいました。 マニアックな素材なのに勿体無いと思った一本。 まあまあ良いところはありましたが・・ [映画館(字幕)] 5点(2005-11-01 22:41:24)(良:1票) |