1. アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー
《ネタバレ》 UKロック好きなら必見のドキュメンタリーです。本当にクリエイションレコーズ所属アーティストたちの作品は素晴らしかったので当時を思い出しながら楽しく観賞することができました。60年代のロックファンがストーンズやビートルズの新作に心躍らせていたように、私にとって90年代はOASISやPrimal Screamの新作に心躍らせることができた幸せな時代でしたね。 Primal Screamの「screamadelica」を初めて聞いたときの衝撃、OASISの1stの1曲目「Rock'n Roll Star」のイントロが流れたときの衝撃・・・・様々な衝撃が蘇ってきました。 [DVD(字幕)] 9点(2012-09-28 21:21:41) |
2. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 国王の吃音克服の過程だけでなく、ナチスドイツが台頭していく状況に対するイギリス国内の空気の変化や「王冠を賭けた恋」など当時の出来事や状況も映し出されていて非常に興味深かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-10 15:33:41)(良:1票) |
3. 田中さんはラジオ体操をしない
《ネタバレ》 はっきり言って、田中さんはどう見ても「厄介な頑固者」ですし、職場秩序の維持を重要視する企業が彼を排除しようとするのも理解できます。そして、田中さんが戦っているものこそが、日本がここまで成長してきた原動力でもあるわけですからね・・・・・。 ただし、田中さんのような人がいなければ世の中変わらないこともまた事実なんですよね。声を上げて行動するその姿に真のロック魂を見ました。 [映画館(邦画)] 7点(2011-07-19 23:20:07) |
4. メアリー&マックス
《ネタバレ》 久々に映画館で涙を流してしまいました。表現に結構グロテスクな面があって最初はちょっと不快に感じるところもあったのですが、それが逆に2人の関係の純粋さを強調してくれる効果を生み出してくれるんですよね。 そもそも、人間の内面なんてグロテスクで気持ちの悪いものです。ただ、みんなそれを見せないように隠す努力をしているだけで・・・。そして、隠しきれない人には社会の厳しい仕打ちが待っているという構図が現実にあります。 この映画は、そんなチョコレートのようには甘くない社会の現実の中で、人間の不完全さを受け入れることの大切さを教えてくれます。その視点は非常に暖かく、本当に心を揺さぶられました。何というか、フランク・キャプラの作品の世界観に相通ずるものを感じましたね。音楽も本当に素晴らしかったです。 [映画館(字幕)] 10点(2011-04-27 00:26:56)(良:3票) |
5. 裸足の1500マイル
《ネタバレ》 人間が自分たちと異なる文化を持つ人間を動物扱いしている。そして、それがさも当然であるとその人間たちは疑いを持つことなく考えている・・・・・。あまりに愚かな政策で唖然としてしまいました。いろいろ考えさせられました。 [地上波(吹替)] 7点(2009-10-11 10:36:05) |
6. マッドマックス
《ネタバレ》 妙にリアルで生々しくて、爽快感というよりは不快感を感じてしまいました。何でこんなチープな作品がヒットしたのか、正直私には良くわかりません。 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-19 19:00:44) |
7. ザ・カップ 夢のアンテナ
《ネタバレ》 観ていて「この先生や僧院長の演技は凄く味があって素晴らしいな」と思ったのですが、実は出演者が皆本職の方々と聞いて納得しました。やはり皆さん聖職に身を捧げているだけあって、観ていて心が安らかになりましたね。そんな中にも、現在も続くチベット問題がところどころに影を落としているのが重いですね・・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2009-02-19 19:19:22) |
8. アナライズ・ミー
《ネタバレ》 まあ、ハチャメチャですけど、デ・ニーロが自らのイメージをパロディ化しているのが面白かったです。でも、マフィアの世界で命を狙われるくらいの存在になると、精神的に不安定になるのは理解できますけどね・・・・。まあ、そこはやはり「男の世界」ということなんですかね。 [地上波(吹替)] 7点(2009-02-15 21:10:40) |
9. コントロール(2007)
《ネタバレ》 自殺という結末はわかっているだけに、そこに至るまでの道程を見ていくのは辛いものがありました。ただ、好きなバンドの話だけに、知ることができてよかったですが・・・・。 しかしこの映画、ジョイ・ディビジョンやニュー・オーダーを知らない人が見ても重苦しさを感じるだけではないでしょうかね。伝説のロッカーであるイアン・カーティスを一人の悩める若者として等身大に描いているところに意味があるわけですから。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 18:36:37) |
10. コカコーラ・キッド
《ネタバレ》 コカ・コーラ(一切協力はしていないようです)を通して、アメリカ企業のグローバリズム、そしてアメリカ自体を皮肉った作品です。中々面白いコメディではありますが、全編に漂う妙に明るいけどチープな80年代テイストがどうも合いませんでしたね・・・・。 ラスト唐突に出てくる「1週間後・・・日本では桜が咲く季節。第三次世界大戦が勃発した」のテロップはいろいろ考えさせられましたね。このままグローバリズムが進行していくと、戦争になりますよという警告なんでしょうか・・・。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-27 10:15:36) |
11. 明日、君がいない
《ネタバレ》 観終わった後、「やられた・・・」と思いました。恐るべき19歳ですね・・・この監督は。まず、誰かの自殺を思わせる結末を最初に提示することによって、観客である我々はまるで探偵小説の犯人探しをするかのように、自殺者(自殺とは限らないが)探しに最後まで没頭してしまいます。そして、最後に結果が提示されると同時に、まるで営利なナイフのように監督の伝えたいテーマが我々の胸に刺さって来て、これが本当にハッとさせられます。 人間誰しも心の闇を抱えています、特に多感な10代ならば尚更です。その中で、そのプレッシャーに耐え切れず死を選んでしまう人もいる訳ですが、その人は決して特別ではなく「彼(彼女)は○○だから死を選んだ」といった公式は無いというような事をこの作品を観て感じました。 まあ、いろいろ目を塞いでしまいたくなるような生々しい場面もありますが、いろいろと考えさせられる良い映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-01 16:50:59) |
12. 迷い婚 -全ての迷える女性たちへ-
《ネタバレ》 あの「卒業」のモデルとされる家族という設定は上手いと思いましたが、ちょっと生かしきれてない感じですね。ただ、主人公が結婚を前にしていろいろと迷う様は良くわかりましたけど。(まあ、親子3代っていうのは中々凄い話ですけど・・・・) まあ、シャーリー・マクレーンは良かったですけど、アン・バンクロフトが生きているうちにこの設定で映画を撮っていたら結構面白かったかもしれませんね [DVD(吹替)] 6点(2006-11-12 14:38:06) |