2. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 誘われたから観に行ったのだがそういえばパニック映画を映画館で観たのはいつが最後だったか。「ジュラシック・ワールド」もパニック映画というなら最近なのだが災害映画という意味でなら記憶がない。90年代後半はかなり多かった印象だがいつの間にか映画館でそういうジャンルの映画を観なくなっていたことに気がついた。あの頃はすごい映像が観られるだけで満足していたのになあ。 さて本作だが最新の映像技術で作り上げられた災害シーンはかなりの大迫力。主人公は現役から離れた元消防隊員にすべきだったかもなあと思ったり、奥さんの恋人が露骨なまでの夫の株上げ要員だったり(しかもきっちり死ぬところも描かれて)するのだがなんとも分かりやすいアメリカ的な娯楽映画になっていて90年代後半に映画館で楽しんでいた災害映画たちをなんとなく思い出し懐かしい気分にもなった。久々に観た映画館での災害映画はベタであってもかなり新鮮に感じられ、逆にベタだから安心して楽しめる感じもあり、最初から最後まで災害シーンの波に浸ることができてかなり満足したというのが正直な感想だ。 それにしてもドウェイン・ジョンソンのあの絵面の頼もしさといったらないね。奥さんが別れようとする気持ちが全く分かりませんわ。 [映画館(字幕)] 7点(2015-10-03 03:59:31) |