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1.  ピアニスト 《ネタバレ》 
本作は、妄想部分を指摘するより現実部分をあげたほうが早いと思う。 そうなると全ての辻褄が合うのです。 トイレのシーンからのワルターとの絡みはエリカ先生の妄想でしょう。あの状況でアレはないし、自宅で母親を締め出すなんていうところもまさしくって感じです。 アダルトショップ、ドラマや映画から見聞きした知識を彼女なりに組み立てたストーリーです。なので奇抜だけどとてつもなく幼い。 トイレでワルターに命令するところはエリカ自身があのように母親から育てられたとこからきてると思う。 たぶんメンタルからくるホルモンのアンバランスで生理も止まってしまっている(コレ、タダ事じゃありません、赤信号。体から出ている悲鳴です) 生理を実感したいからなんだろうけどその発想ですよ、問題は。ラストもそうだけど自傷行為にまで及んでしまっているエリカ先生。自分の存在、生きていることを確認できるのは彼女の場合「痛み」なんですね。しかしそういう自分をひたすら隠すべく鎧でガチガチ、あの無表情と腕組がソレ。 誰か早く気付いて病院に連れて行ってあげてと切に思った次第です。 芸術の才能はあっても、母親の存在と抑圧され壊れてしまった独身中年女の性癖を見せてもらったわけですが、男女関係なくこういう人は特別珍しいことでもないだろうし、だからナニ? ただこの監督はこういう女に対して見下した感情をもっているのかな。 見守る、認めるとか優しさや愛情がみじんも感じられないのがとても気になりました。というかとても暴力的な描き方です。 妄想部分がすんなり理解できてしまい、意外性が殆どみられないところがわたしにとって大きなマイナスです。でもやはりカンヌが好きそうな映画ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-22 21:08:42)
2.  ひまわり(1970)
イタリア映画の名作でありますな。でも前半はあんまり好きじゃないの。戦争で引き裂かれた二人、男の帰りを待ち続ける健気なソフィア・ローレン。後半は胸が痛いです。しかしですねソフィア・ローレンのあの迫力を見ていると「大丈夫、あなたはひとりでも強くしっかり生きていける人よ」と思わずにはいられない。ちょっとしょぼくれた感じのマストロヤンニがいいですね。そうなのよ、私はソフィア・ローレンではなくマストロヤンニに感銘を受けました。あの一面のひまわり畑にはたくさんの戦死者が眠っていると昔なにかで読んだ記憶があります(記憶ちがいだったらすんません)極寒の中で息絶え、そして夏のシンボルであるひまわりが太陽に向かって咲き誇っている、ひまわりの一本一本が戦死者の生まれ変わりのように思え、やはり胸が痛くなります。
9点(2004-08-19 21:37:45)
3.  昼顔(1967) 《ネタバレ》 
なんともいえないこの雰囲気。私としては映画に酔える作品のひとつ。イヴ・サンローランの衣装を身に着けたドヌーヴの美しさは言うまでもないですが、他の女優たちもいいですねえ。大人の女です。特にマダム・アナイスがクール。セヴリーヌの妄想の世界がかなり理解できてしまう私って・・・現実はきっちりと悲惨な結果を用意しているところがブニュエルらしいわ。フランス映画が最も華やかだったころのシュールリアリズムを代表する作品ね。   何か月か前に有料チャンネルでやっていて何年かぶりで再見。 少し書き足してみようかと セブリーヌにとって子供の頃のあの体験は初めての官能体験でそれが忘れられないんじゃないかと。 不感症じゃなくてノーマルでお行儀のいいセックスじゃ感じない人、でもそれを旦那さんに要求できないっていうのはわかります。お互い品行方正な部分しか見てない知らないみたいだし。 でも妄想に留まらずほんとに娼婦になっちゃうんだからマジですね。 今回ラストで思ったことは、現実かどうかは別として、デリケートで壊れ物みたいに思ってたセブリーヌが実は・・・てことがわかり、旦那さんは失望するどころかタガが外れて気楽になったんじゃないかと。しかしびっくりする展開です。 最後は鈴の音はしない馬車でFIN、もう妄想の必要はなくなったってことかな? やっぱりコレ好きですー。
[ビデオ(字幕)] 8点(2004-05-04 11:51:34)
4.  ピアノ・レッスン
観る前の予想とはずいぶん違ってました。ホリー・ハンター演じるエイダには正直共感できなかったし、ハーヴェイ・カイテルのいやにギラギラした裸体にもギョッとしてしまいました。サム・ニールが少々気の毒ではありましたね。根っからの悪人ではなかったもの。この大人三人にあまり共感できなかったし、内容も好きなものではなかったです。アンナ・パキンばかり見ていたような気がする。雨の降る海岸にピアノだけが置き去りにされているシーンは美しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2004-03-26 00:17:19)
5.  秘密と嘘
最初はブレンダ・ブレッシン演じる母親があまりに見苦しく、イライラしましたが黒人の娘と対面するあたりから引き込まれていきました。人間は秘密をもつことでそれを隠し、守るために嘘を言うことになる。嘘も方便なんて言葉もありますが、特別な場合を除いては、やはり「秘密と嘘」というのはお互いを理解するのに障害となるものです。せめて身内、親子のあいだでは辛い、悲しいことも共有し、助け合い、励ましあいたいものです。あのぎくしゃくした一家に立ち直るきっかけをもたらしたのは真実を知りたいと行動した黒人の娘でした。でもあの身持ちの悪いお母さんには参った。「もっとしっかりせんかい!」と言いたくなりました。母と黒人の娘が待ち合わせするシーンは役者同士もお互いに誰がくるのか知らされてなかったそうですね。
7点(2003-12-18 15:27:47)
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