1. 真夜中の刑事/PYTHON357
《ネタバレ》 これはものすんごいフィルム・ノワール映画でものすんごいヨーロッパらしさが溢れだしててアメリカ映画では出せない雰囲気がたまんない。話はややぶっ飛んでるけどイヴ・モンタンの悲しみたいのに悲しみを人の前で出すことができない上証拠がすべて自分が犯人だと示している事実に苦悩する姿が見ていて辛い。秘密をもった女性と恋に落ちたばかりに。。。アメリカンニューシネマとは全く違った後半の急展開っぷりにはちょっとビビったけどモンタンの演技力が如何なく発揮された、フランス映画の隠れた名作の一本ではないでしょうか。これはみんなに見てほしいなぁ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-07-31 22:32:41) |
2. 魔術師(1898)
繋げ方がうまい。シーンとシーンの繋ぎ目に人の動きのブレがほとんどないのはこのころの彼の映画では結構珍しい。箱から出てきた子供が台から飛び降りた瞬間に大人になるのはちょいと何回か見直しちゃったぐらいに精巧にできてました。たまにみるストーリーが一貫してない他の映画と比べたら100倍ぐらいは真面目に作ってるんやないかな(笑) [インターネット(字幕)] 6点(2010-04-13 21:50:09) |
3. 迷子の警察音楽隊
アゴ割れ俳優出すぎですよ、気になっちゃって気になっちゃって(笑)まぁそんなことはどうでもいいんですが、ちょっと地味な感じがしてマイナー映画大好きの東京国際映画祭グランプリ取っちゃうなこれはと思わせる出来でした。runtimeが短いのでパピの恋愛だったり楽団のその後だったりが気になるんですが、大部分が人間関係に重点がおかれててそれが物凄く巧みな感じがしました。光ゲンジを思い出すローラスケートのダンスバーが出てきたり、公衆電話を大切に使う、どことなく昔懐かしさが出てきたり。暗い雰囲気以外全然イスラエル映画だと感じなかったのが一番の意外でした。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-29 20:38:27) |
4. 魔笛(2006)
初オペラ。なんかミュージカルよりすげぇ。オペラを使うのが好きなケネス・ブラナーだからこそ映画化できた!みたいな。魔笛がどんな話かは全く知らなかったけど普通に見れました。でもなれないせいか途中で眠気が襲ってきそうになったけど丁度いいところに大音量の音楽が流れてきて何とか耐えれたことがすっごい印象に残ってます(笑)初心者にはちときついかもしれませんが、ブラナーが作った「ハムレット」よりかはお手ごろです。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-01 13:53:34) |
5. 魔術幻灯
この人はいつ見ても編集が巧い。手製のカメラboxから踊り子やらダンサーやら大量に産み出す(!?)んですが、その出し方が秀逸。カメラアングルが変わらず、ワンショットで撮っているかのように思わせて実は編集をうま~くしてわからんよ~にしてるからたまにドキっとするときがある。まぁストーリーなんてのはないから見て驚くのがこの人の映画なんだわな。 [インターネット(字幕)] 6点(2007-03-02 13:57:13) |