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41.  ルートヴィヒ(1972) 《ネタバレ》 
観光で、ノイシュヴァンシュタイン城に行ったことがある。もう19世紀も後半という時代に、国防にも外交にもまったく何の役にも立たない美しいお城を、中世への憧れというだけの動機で、国金をさんざん浪費して作った代物であった。しかしそれだけに、その城は、向こう何百年にもわたって時の検証に耐えるであろうオタクの異常な執念を感じさせた。また、ルートヴィヒ2世という人は引きこもりの人嫌いだったのだが、そうであるがゆえに建築されたこの城が、今では世界中から観光客が詰めかける重要スポットになっているというのも、歴史の楽しさを感じさせる。つまり、ルートヴィヒ2世こそ、世界史上有数の最強の引きこもりオタクなのである。最後は臣下から廃帝扱いされて、その後間もなく謎の死を遂げたというのも、その末路にふさわしい。●で、その前提でこれを見ると、その辺が全然表現されていないのです。主人公はあれこれ悩んだりはしていますが、何かそれはハムレットかウェルテルみたいで、まっとうな悩みの域を脱してはいません。その程度では、あんなお城はできなかったはず。また、脇役にもほとんど個性がありませんし、すべてが美術負けしてしまっています。
[DVD(字幕)] 4点(2023-03-10 01:09:08)
42.  美しき棘 《ネタバレ》 
両親と姉不在のちょっとひねくれた感じの女の子が、夜ふらふら出て行ったり、よく分からないバイクの集会に参加したり、友人(親戚?)の女の子とあれこれあったり、そしてまた家に戻ってきたりという行動を追いかけた作品。こういう設定だと、単にその光景を撮りましたという自己満足に陥りがちなのですが、案外楽しめました。それはやはり、主演のレア・セドゥの着実な存在感がもたらしているのではないかと思います。特に何かの演技をしなくても、カメラの中で自然に生きているというか。
[DVD(字幕)] 5点(2023-02-22 00:49:09)
43.  U-571
みんながそれっぽくわーわー騒いではいるが、内容的にはあまりにつまらないのに唖然。テーマが何なのかもよく分からないし、登場人物に背景が存在しないので、いくら銃撃戦や魚雷戦で盛り上げても、単なるゲームにしか見えない。小道具や照明のしょぼさも目についた。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-02-04 00:19:12)
44.  リード・マイ・リップス 《ネタバレ》 
それぞれちょっとずつ社会からずれている(疎外されているともいう)男女がめぐり会って、速攻で対立して終わりかと思いきや、何となくウマが合って、そして何だかんだと相互にうまいこと利用し合いながら、その後を探っていく。なかなか先を読ませない丁寧な構成でした。男が捕らわれた危地からの脱出の機転の方法も、頓智が利いています。ただし、肝心の敵ボスとやらが、怖い存在という設定の割にはあまり怖そうではなく、むしろ随所で間が抜けていたような・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-02 00:33:40)
45.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
コンセプトはなかなか魅力的なんですけど、肝心の会話の中身があまり面白くないのですよね。いろんなパターンの登場人物を世界各地で取りそろえて、そこで終わってしまったというか、形ありきで作ってしまったというか。例えばわーわー怒鳴るロージー・ペレスにしても、すぐ突っかかるベアトリス・ダルにしても、人の話を聞いてないヘルシンキの酔っ払いにしても、何か一つ一つが作為的なのです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-31 01:41:37)
46.  淵に立つ 《ネタバレ》 
言葉を絞った脚本、不要な部分をばっさり落とす編集、そして、予想もしないタイミングで予想もしない展開を突っ込んでくる絶妙な間合い。これにはびっくりしました。俳優陣の緊迫感ある演技も味わい深いのですが、何気ないシーンでもそれを引き出している演出の腕がまず優れています(筒井真理子の「ただ立っているだけでさらっと滲む色気」なんかも凄い)。●例の公園のシーンなんかも、誰が見ても八坂が娘に何かしたと思わせつつ、そうでないようにも考えさせる余地も多分にあったりします(それを考えると、孝司が覆い被さっているあのシーンもそうですね)。そういえば、孝司に送られてきたという手紙には、何が書かれていたのでしょうね。●ただし、そのような心理の綾の重なりの扱いが際立っているからこそ、収束部分を幻想方向で固めてしまったのは、着地点としてかなり残念。そこまでの構築が重すぎて、自分で支えきれなくなった、という感じでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-08 16:28:21)(良:1票)
47.  ガーンジー島の読書会の秘密 《ネタバレ》 
タイトルに読書会と入っているくらいだから、さぞやあれこれ本ネタが提供されたり読書談義が交わされたりとか、はたまたドイツ軍の目をかいくぐるために工夫をこらしてとか想像したのですが、その辺はほとんどありませんでした。また、いわくありげに過去の経緯があれこれ示唆されるのですが、思ったほどひねりはありません。一方で、主人公のロマンスもどきには変にウェイトが置かれています。と、普通ならアラが目につくはずなのですが、リリー・ジェームズのまっすぐな存在感と、周辺人物の奇妙な存在感のぶつかりによって作品がまとまりを確保しているという、何か不思議な作品。メインディッシュは印象に残らないんだけど、それ以外がやたら美味しいというか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-21 01:00:55)
48.  サンサーラ
似顔絵描きの青年の放浪の旅、というコンセプトのようなのですが、とにかく、その辺でカメラをオンにしただけのような適当感まる出しの映像の切れ端が、特段の脈絡もなく垂れ流されているだけです。どこで何がどうなっているのかがさっぱり分かりません。別にこれって、それこそ「誰でも作れる」のではないですか?ただ撮っただけの動画を一定数積み重ねれば事足りるのですから。しかもその内容で2時間前後というこの長さ。一体何だったんでしょうか。
[DVD(字幕)] 1点(2022-12-16 00:32:39)
49.  ボルサリーノ
とりあえず主役の2人を画面に立たせたらそこで力尽きてしまったのか、すべてが中途半端なのです。2人が何がしたいのかも定まってなくて筋がフラフラしている上、何か能力を発揮するわけでもないので、実は格好良くもありません。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-11-19 01:02:23)
50.  灼熱の魂 《ネタバレ》 
しんしんと積もった雪がいつしか強固な雪塊となるかのように、一つ一つのシーンが積み重なり、圧倒的なパワーをもって必然的なラストへと流れ込んでいく。とてつもない憎しみと、とてつもない愛情とは、同時に併存しうるという、現在と未来へと向けたメッセージ。そもそも、子供が一人でもストーリーの維持は可能であるのに、なぜあえて双子という設定にしたのか、終わってみるとよく分かる仕掛けになっている。
[映画館(字幕)] 8点(2022-10-22 19:41:47)
51.  パリは燃えているか 《ネタバレ》 
フランス国民にとっては歴史上の一大事であるこの出来事を、豪華キャストで群像劇風にしたかったのでしょうが・・・再現はそこそこ頑張っているとしても、とにかく料理の腕が伴っていない。各エピソードはブツ切れでつながりがないし、キャラクターが物語の中で機能してもいない。つまり、巨大な切り貼りにしかなっていないわけです。●ところでこのタイトル、何か民衆の団結なり闘いを象徴する大事な一言なのかと思っていたら(アトールの曲のタイトルにもなっているし)、何とあの最後のヒトラーのマヌケな一言だったとは・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-18 00:14:23)
52.  戦場カメラマン 真実の証明 《ネタバレ》 
最初の方で戦場での撮影活動のあれこれが出てきて、まあそういう作品なんだろうと思ったら、早々と舞台は元の生活地に移って、あとはそこでの鬱屈した生活が延々と・・・。トラウマやPTSDをテーマにしたいのだったらそれも中途半端だし、意図がよく分からない作品でした。ラストの展開はそれなりにインパクトはありましたが、それは別の話ですしね。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-09 22:35:40)
53.  大人は判ってくれない 《ネタバレ》 
主人公にあれこれ理不尽な状況があるのは分かるが、それをそのまま映像にされても、だから何、にしかならないのだが・・・。ラストの脱走部分の長回しに4点。というか、これを撮るためのそれまでだったのではないかという気もする。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-10-03 01:01:46)
54.  カレ・ブラン(2011)
とりあえず近未来っぽい雰囲気の中で、いろんな人たちが理不尽な目に遭わされるくだりが、断片的に続けられる。背景の説明はほとんどなし。まあ、あえて寸止めにすることによってかえってインパクトを感じさせるセンスは嫌いではないし、ところどころ、当たり前のように進むからこその怖さをもたらす部分もある。しかし、結局は表層だけの描写で終わっているという感は拭えないのですよね。あと、主人公の夫婦が夫婦に見えないのも難点。アクロバチックな演出をするからこそ、基本はきちんとしていないと。
[DVD(字幕)] 3点(2022-09-26 01:18:44)
55.  並木道 《ネタバレ》 
親に反発して古アパートで一人暮らす少年が、周囲のいろんな人とやりとりして・・・という筋立て。しかし、主人公の少年はもちろん、その「いろんな人」もことごとく、何かが微妙にずれていて、変でもありおかしくもある。話はあっちこっちに飛んでいるようで、それでいて一直線に進んでいく。とにかく一筋縄ではいきません。結局は何かが起こりそうで起こらないんだけど、作品の雰囲気からは、人生なんてそんなものという悟りあるいは諦念すら感じさせないではない。なかなか味わいがあります。
[DVD(字幕)] 6点(2022-09-21 00:05:46)
56.  レディ アサシン 《ネタバレ》 
ヒロインが殺し屋を務めるスパイアクション系かと思っていたら、前半はくたびれた男女がごにょごにょ喋っているだけで、話がちっとも前に進まない。後半はその反動のごとく事件が発生してあれこれが待ち構えているのですが、結局はただ移動しているだけで、何がどうなっているわけでもない。つまり、何も起こらないまま終わってしまいました。クラブ・シーンのThe KLF"What Time Is Love?"の懐かしさに2点。
[DVD(字幕)] 2点(2022-09-11 01:17:20)
57.  そして、デブノーの森へ 《ネタバレ》 
アンナ・ムグラリスの、たとえ行きずりだろうが息子の嫁だろうが瞬時に陥落しても無理のなさそうな、芯の強い美しさ。オートゥイユの、冷静そうでいて肝心なところは小市民的な的確な表現。グレタ・スカッキの引き締め力(そしてこちらはこちらで色っぽい)。というわけで導入部のバランスは実に最高でした。ただ、作家の過去がどうこうという部分が前に出てからは、何かそれがこのドロドロの家族ドラマとかみ合ってないのですよね。キーパーソンのはずの息子は途中からどっか行ってるし、逆に嫁の友人の行動は妙に唐突です(それなら、最初にもう少し出番を作って楔を打っておくべきでした)。あと、いうまでもないことですが、ムグラリスの脱ぎっぷりの良さ、そして肢体の美しさは特級品レベルです。
[DVD(字幕)] 6点(2022-08-29 00:16:22)
58.  タンゴ・リブレ 君を想う 《ネタバレ》 
刑務所の看守がタンゴを習いに行ったら、自分が監視している囚人の妻がいた。しかもその妻の愛人も刑務所にいて、妻は両方に平然と面会していた。という実に魅力的な設定。はたしてここから織りなす心理の綾はいかに、と思っていたら、あまりそこから深まらない。囚人の側は中でみんながタンゴをやり始めるなど、それなりに無茶で面白い展開はありますが、肝心の看守の側がそこから取り残されて、完全に傍観者的になっています。教室を途中で止めるというのももったいないなあ、あそこでこそさらに別の物語が発展するはずなのに。よって、あの強引なラストも、ラストのためのラストになってしまっています。キーパーソンの妻の生活感ある色気はなかなかだったので、それによって作品が支えられてはいますが。
[DVD(字幕)] 5点(2022-08-15 19:03:32)
59.  ドーベルマン(1997)
台詞や編集が手を抜きすぎで、何がしたい話なのかほとんど理解できなかった。あと、とにかく映像に品がなさすぎなんですよね。
[DVD(字幕)] 2点(2022-08-15 03:22:40)
60.  スズメバチ
終始、暗い照明の中でちまちましたやりとりが行われているだけであって、しかも誰が何をしようとしているのかが異様に分かりにくいため、何の面白みもない。弾丸の使い方にもまったく迫力なし。最後の方でちょっとずつ個々の役割が出てきますが、そこまででした。
[DVD(字幕)] 3点(2022-07-10 02:30:00)
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