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41.  エスター 《ネタバレ》 
怖いというより、あの夫婦の無力さが歯がゆいったらありゃーしない。 最初からヘンじゃん、エスターという子は。 末っ子のマックスが登場人物の中でただひとり、エスターに対抗できるって感じがしました。 何もないのになんかあるような思わせぶりなシーンが何回かあってそれが少々くどいです。 既に二人の子がいるのに何を好き好んで?しかもあんな大きな子、特に問題の無い子でも難しいのに情緒不安定気味の母親に里親は無理なんじゃないですかね。 だいたい旦那の浮気、死産、アルコール依存という過去がある夫婦。でもあの、時と場所かまわずなイチャツキぶりが嘘っぽいというか不自然なんです。 で、旦那はこれといった反撃もできずにあんなことになっちゃって、母親は吹雪の中、携帯片手に猛スピードで運転。 警察が駆けつけてるのにエスターを放置して警官のいない所へ逃げるってどーゆーこと? なんかあちこち噛み合ってないなあという印象で、とにかく幼い子に発砲させるという非道ぶりはいただけません。 エスター役の子も大丈夫なのかな、とんでもない役でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-24 16:07:53)(良:1票)
42.  グッドナイト&グッドラック
録画してから3~4年たってやっと観賞しました。 「赤狩り」なんですけど、古き良きアメリカの雰囲気が出ていて、過剰な演出も娯楽性もなく淡々とした史実に基づいた映画という感じでとてもクールで知的。バーで談笑しながら仲間と飲んでるシーンは粋です。デヴィッド・ストラザーンがかっこいい、特に目がいいです。 「ER」のロス先生で知ったジョージ・クルーニー、あの風貌といい個人的にチャラいイメージがあるんですが、面白いとは言えなかったけど「コンフェッション」とか、映画の題材を選ぶセンスはかなりイイと思います。批評家たちにけっこうウケがいいんですよね、確か。やっぱり録画したまま未見となってる「ミケランジェロ・プロジェクト」あるから近いうちに観てみよう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-08 13:37:10)
43.  リピーテッド 《ネタバレ》 
誠実で善良なジェントルマン、奥さんを寝取られた気の毒な善人、このような役どころが多いコリン・ファース。 しかしずっと昔「アパートメント・ゼロ」という作品で主演してることがあるわけで。  もう最初から不信感のカタマリの本作のコリン・ファース、ラストでニコールに安堵が待っているであろうことは 予想できるのでそれはいいとして、記憶喪失以前の経緯の部分がかなり省略されててちょっと物足りない。 低予算だったのかなあ、医者と危ない雰囲気になるとこはまったくいらないのに。 その医者役のマーク・ストロングの変貌ぶりにちょっとびっくりしました。でもニコールは演技の幅の広い女優さんですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-20 13:46:51)
44.  ロリータ(1997) 《ネタバレ》 
エイドリアン・ラインなので映像は非常に良いです、ジェレミー・アイアンズはハマリ役だと思う。  原作は知らないけど、本作のドロレスってたぶん一般的に持たれてるイメージとは違うんじゃないかと。 モロ打算的な行儀の悪い娼婦じゃないですか。  こんなじゃ、人を撃ち殺したハンバートに対してこっちは情緒的に何か感じるとか理解するとか そういうふうにならないんじゃないかと感じた次第です。 「もう~~いい加減目覚ましたら?」「あ~ぁ、ここまでしちゃいましたか~~」 こんな程度でした。  コレ観て思ったけどエイドリアン・ラインの映画って色々としつこいです
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-19 16:09:52)
45.  たかが世界の終わり 《ネタバレ》 
この邦題からブラックユーモアな映画かなと期待したんですが いや~参った、まるで「8月の家族たち」フランス版 あっちは背景や説明がきちんとあって「なんでこうなのか、そしてこうなった」 ということがとりあえず理解できるんですけどこっちはそれが殆どなし。  突然帰郷する気になった次男でゲイで劇作家として成功したルイ、 実は病気で余命宣告されたからなんだろうなと、それすら明確に説明されてないわけで。  12年ぶりで帰ってきたからにはそれなりの理由があるんだろう、 それはなんなのかと気付かないのか聞きたくないのか 母親はケバイ化粧と服装でなんかやたらはしゃいでいるし、 手に負えないルイの兄と妹を助けてやってくれと成功したルイに頼むわけ  デリカシーの欠片もない兄のアントワーヌは弟を厄介者扱いで怒鳴り散らかす ルイは結局自分のことは何も言えずに去るわけです。  俳優たちは一流の有名どころなんですが最初から最後までどアップの画面と噛み合わない家族の会話、 音楽も好みではなく苦痛の映画でした。でもカンヌで好まれるっていうのはなんとなくわかる
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-10-05 17:55:52)
46.  エヴァの告白
映像の色彩もセットも雰囲気も大変良いです。 ただ、盛り上がりとか抑揚とか映画に惹きこまれるものが足りないかな。 だからラスト、やっとエヴァのおもいが叶うわけなんですが、そこでの爽快感とか感動が 観てるこっちに湧かないの。 なんといいますか観てる途中にポランスキーの「テス」が思い出されまして これはアンハッピーな結末を迎えるんじゃないかとまで思わせるんですが、 そうはならなくて「ああ、よかったー」と安堵して観終わるってのもない。 エヴァの人物描写やエピソードに面白みがないのかな?私としてはイライラしました 俳優もなかなかの顔ぶれなのになんかもったいないです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-20 13:00:57)
47.  レジェンド 狂気の美学 《ネタバレ》 
主演のトム・ハーディはイイ男、めっちゃ好み。この点は満足なんですが 如何せん、ギャングとしてのあれやこれ、駆け引きとか抗争とか成り上がっていく行程とか そういうものが殆どなくてかなり不満。 フランシスの視点から描いたのが悪いほうへいっちゃった感じがする 自殺するほどのことなのかも?? つまり全編通して描き込みが足りないのよ。弟の狂気は美学というほどのもんじゃなく 単に精神異常てだけみたいだし。レジェンドっていうほどの重厚さもなかったです。残念!!  なんていうか、デヴィッド・シューリス、クリストファー・エクルストン、チャズ・パルミンテリの 老け具合がけっこうショックではありました、ポール・ベタニーにいたってはどこに出てたのかもわからん。 年月の経過を思い知らされたのでした(ここでレビューを始めた頃の自分と現在の自分もまたしかり)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-30 19:13:12)
48.  96時間 リベンジ
相変わらずの親バカっぷりの父さんにバカ母にバカ娘(バカが先につくか後につくかで意味合いが異なるのです)、 今度は敵も子を思う親の逆恨みです。  なぜかあれだけ円満そうだったレノーア夫婦は別居中、仲直り家族旅行もキャンセルされたと泣いているレノーア なにかとご都合主義な設定なんですが、そうこうして舞台は前回のパリからイスタンブールへ 元CIAの工作員なので拉致され目隠しされてたのに連れていかれた場所もあっというまに探し出す 今度は母親救出なんですが、まさにこの親にしてこの子あり、娘の活躍を盛り込んでる。 でも前作のほうがクールでキレ味の良いアクションものって感じかな。 凄すぎる強すぎるブライアン父さんの活躍、3作目も観たいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-20 13:31:37)(良:1票)
49.  96時間 《ネタバレ》 
リアム・ニーソンてこーゆー俳優でしたっけ? スティーブン・セガールの沈黙シリーズを彷彿とさせる本作、お父さんが強いわ強いわ  17歳の娘はU2のおっかけするために海外へ行きたい、しかし実父にはパリで美術館巡りと嘘をつき 許可証にサインさせる、実は母親も継父もそれを知ってて金出すって?! ヤボは承知で言うけど、娘が誘拐されるきっかけが粗いといいますか、なんか腑に落ちないんだよねー 娘と母親と継父にはたっぷり反省してほしいところだけど、そんな描写は無しだし  まあ、悪い奴らをバッタバッタとやっつけていく爽快感は充分なんで、それを味わう映画なんでしょうな。 続編を観る機会があれば見届けたいと思います 究極の親バカ映画です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-16 11:44:53)
50.  ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 《ネタバレ》 
まさかここにきて続編ができるとは思ってなかった「ブリジット・ジョーンズ」 あんまり期待しないで観たわけです。 レネーちゃん、なんか顔が不自然になちゃった気がするのは残念、特に口元。 あのぷっくりした唇と切れ長気味の目が好きだったんだけど・・・ 設定では40代前半だけど実際は40代後半なんだから仕方ないといえば仕方ない変貌  うん、やっぱり監督が1作目に戻ったのは正解! ユーモアの質が2作目とは格段に違うし脇役の使い方、存在も意味があって良いと思う。 そして監督のシャロン・マグワイアの「ミスター・ダーシー」への思い入れは相当なもんだと。 1作目と今作に共通するのは真の主役はミスター・ダーシー、コリン・ファースなんだなと。  マーク・ダーシーの1作目からブレないキャラ、ラストで2人のハッピーエンドが待っていると 予測できる伏線、50代とはいえ露骨に老けたとは感じない、オスカー俳優となった コリン・ファースのジェントルマン振りは感動ものです。 音楽とファッションのセンスも良し、気楽に観られるラブコメとして傑作だと思う。  。。。イギリスへのロシア人移民、社会問題のひとつなんだなぁ
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-28 14:13:50)
51.  ハイヒールを履いた女 《ネタバレ》 
中年というより高齢といったほうがよい男女でして シャーロット・ランプリング演じるアンナはもう冒頭からワケあり全開で、精神を病んでるっていうのが なにげにわかる、度々公衆電話でかける相手が・・・それが悲しすぎです たぶん、かなり年下の旦那さんから一方的に離婚を迫られたんだろうなあ、未練たっぷりなのに 理解ある大人の女を無理して演じたとか?・・・そこらへんから精神のバランスがおかしくなって その上。。。娘や孫も大事だけど、女としていられる相手なんだなあ、わかるわかる。 あぁ年取っちゃったなあていう口元、でも相変わらずかっこいい、ハイヒール履いた足が美しいです。 お見合いパーティで知り合った男が殺されちゃうんですが、犯人はもう最初からわかってるようなもんでして なぜ、そうなっちゃったのか、アンナの過去に何があったのか 物語はそこなんですが、ちょっとパンチが足りないです。登場人物それぞれの描き方がちょっと中途半端。 ガブリエル・バーン演じる警部、職業柄の直観とひとめ惚れの両方でもってアンナに近づく、この警部さんの キャラがもう少しはっきりしてるとよかったかもね。 詩的な雰囲気で多くを語らずみたいな印象なんですが、やっぱり物足りなさを感じる なにって、ロンドンにもあんな高層マンションがあるんだ、築100年の家ばかりではなかったです、はい。 イメージとは違うロンドンの街を見せてもらいました。 監督のバーナビー・サウスコムはランプリングの実の息子だそうです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-20 23:44:38)
52.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
けっこう辛口なレビューが並んでる、キビシイなぁ  監督はリュック・ベッソンなんですね、なんだか余裕を感じました。 FBIの保護下にある元マフィア一家の4人のキャラがきちんと描かれてるし、わりと残酷なシーンもあるけど それが不快じゃなく、ゆるさすら感じる。 こういうのって、なかなか出せない雰囲気だと思うし、面白かった。 ベッソン監督は世間で知られてる有名な作品よりこういった少々マニアックなもののほうが 面白いと思う。 いつ殺されるかわからない逃亡一家の投げやり、諦め、開き直りなんかを感じるブラックコメディ。  デ・ニーロ演じるお父さんは元マフィアっていうより完全にマフィア(笑) 家族愛が強くて、すごい執念深くて、それが日常生活の中でもしっかり出てるのが可笑しい 自叙伝、透明な水「グッドフェローズ」居所がバレる経緯、どれもよかった ミシェル・ファイファーのどっちつかずのキャラ、子供たちの活躍、愛犬マラヴィータの目線 ディテールや細かい演出など拘りを感じる好きなタイプの映画です。 FBI役のトミー・リー・ジョーンズがいい味わいでして、一家襲撃のケリをつけるとこなんかもいい、 トミー・リーの役名がスタン(ス)フィールドなんだけど、これって「レオン」ではゲイリー・オールドマン演じた 悪徳DEAなんだよね、他にもなんかあるかも。 ただ見張り役の二人は生かしておいてほしかったなあ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-12-17 12:02:58)
53.  沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇 《ネタバレ》 
10年以上前にWOWOW放送された時に録画したままなぜか観てなかったです。 ちょっと前に洋画専門チャンネルで放送されてたのが初見。  この4人の女優が揃ってるのが豪華ですね、でも事件を起こす二人がキレイすぎるように 思えてしまいました。 イザベル・ユペール演じるジャンヌのいやらしさ、彼女と知り合うことで ソフィーの表に出ない部分が解放されちゃったみたいな、まさに類は友を呼ぶって具合。  妬みなんだろうけど、でもあの一家も確か娘にとっては継母になるんじゃなかったっけ 他人にはわからない葛藤や気苦労はあるはずなんだけどね 全てが録音されてたことが救いというか、ラストでほっとしました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-28 21:11:47)
54.  最後のマイ・ウェイ 《ネタバレ》 
ミッシェル・ポルナレフもシルヴィ・ヴァルタンも「夢見るシャンソン人形」も知ってるけど クロード・フランソワは今回初めて知りました。 びっくりしたのは世界でいちばん有名な曲と言っていい「マイ・ウェイ」がフランス人アイドル歌手の オリジナルだったなんて・・・軽くショックをうけました。 今まで知らなくてすみませんでした。  アイドル歌手の伝記ものなんですが、なかなか見応えありました まだ39歳でアメリカでのデビュー目前にして突然の事故死・・・もう40年近くも前のことなのに なんだかやたら悔しくてちょっとウルウルしてしまいました、無念だったろうなあ 映像は一部、実際のものが使われていてます。 びっくりしたといえば、フィルムノワールに出てきそうなギャングみたいなマネジャーが ブノワ・マジメルなんですよー女優さんたちも可愛らしいし、ライブのシーンもパワフルでよかったです。  「ジャージー・ボーイズ」を最近再見したんですが、フォー・シーズンズの曲をカバーしてるんですね そして双方とも憧れのシンガー、アイドルはシナトラなんですね、思いがけず繋がりを発見してちょっとうれしい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-28 21:06:07)
55.  天使の分け前 《ネタバレ》 
このタイトルだけ見た時はギャング同士のやったやられたのハードボイルド系なのかと。 意味を知った時は洒落た言い方だなとすごく気に入りました。 でも本作では「天使の分け前」の意味がちょっと違う解釈のようで、そこがポイントかもね。 まず根底は階級社会であるということで前科者じゃなくても何か特別才能でもないとなかなか這い上がれない現実。ハリーとウイスキーとの出会いと息子の誕生がロビーにとっての転機のチャンスで、繊細で鋭い嗅覚がロビーの生まれ持った才能ということかな。 ウイスキーの樽ひとつに1億円以上払える人がいる、でも味の違いはわからないようで(この金持ちがアメリカ人てとこが笑える) つまりは金持ちの自己満足の道楽、独り占めですね。方法は拍手喝采とは言えないけど分け前があってもいいんじゃないのと思ってしまいました。半分ダメになるあたりは天使の罰かな、でも報酬は4人で分ける。そしてチャンスをくれたハリーへの分け前にもなる。 被害者との対面は重要なシーンで、ロビーは何も語らずもちろん赦しを請うこともしません、例え死んでお詫びすると言ったところで一生赦されることではないけれど、被害者と家族の痛みを自分に置きかえられるようになり(これも分け前かな)死ぬまで罪の意識と贖罪の気持ちを持ち続けることが大事なのではと感じました、そうなるには更生し立ち直ることが先でそのためにチャンスを与えることはやはり必要だなと思えた作品でした。本音を言えば犯罪にも色々あってそんなふうに思えないこともあるけどね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-24 09:47:30)(良:1票)
56.  レオン(1994) 《ネタバレ》 
随分前に完全版のほうは投稿してますが、こっちはしてなかったんだ。。。 今さらですが・・・ちょっと視点を変えて感想などを。  カサベテスの「グロリア」が元ネタだそうで、そういわれてもピンとこないんですよ。 孤独な大人と家族を殺された近所の子ていうのはわかるけど。 グロリアは完璧な大人だったので、小生意気な男の子に対して「あんたは子どもで、子どもとしての分をわきまえろ」ということを厳しく教えます。 レオンはあのとおり精神年齢は12~13歳で止まってしまっているので、主導権はマチルダが握るんです、そしてマチルダは生き延びレオンは死ぬ。  飲み物はミルク、ミルクというのはあちらでは幼さを表現するアイテムだそうです。 会話の必要はなく、でも世話をすればキチンとそれに応えてくれる植物を愛する。 こう考えるとストイックなのではなく、レオンはそうすることしかできない、できることが極端に少ない人なんじゃないかと。マチルダと関わった途端に仕事中に深手をおって帰ってきたレオンが痛々しかったです。 「お前は子どもだ、子どもは学校へ行け」と最後に一喝したダニー・アイエロにほっとしました、アイエロと悪徳DEAのゲイリー・オールドマンはさすがの貫禄と存在感。 今、いちばん印象に残っているのはオールドマンの悪役っぷりです。  映画7本撮ったら引退というのは伝説になったリュック・ベッソン、もうすぐ公開のスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY/ルーシー」はおもしろいかなぁ  2021/4/15追記 最近何回も放送されていて、何年ぶりになるのか鑑賞しました。もう30年近く前になるのか、それに改めて驚く。 やはり何回観てもレオンとマチルダの関係性が好きになれません、恋愛絡みにする理由がよくわかりません、リュック・ベッソンの趣味が色濃く出てる部分だと思います。完全版はロリコンがあからさまですよね。  「Everyone!!」とゲイリー・オールドマンがキレるとこは錠剤飲むとこと同じく強烈でやっぱりいい、ゾクゾクする。 つい最近知ったんですが、あの「Everyone」のシーンは撮り直しが続いて、イラついてほんとにキレたオールドマンの 「エーーヴリワン!!」だそうで、それがOKになったという。こういうウラ話っていいわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-23 18:33:41)
57.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 
確かWOWOWが開局されて間もない頃、巷ではヨーロッパの単館系作品が注目を集めてたと思う。これもそんな頃にWOWOWで放送されまして、録画までしたんですが面白くなくて、内容は殆ど記憶に残ってなかったです。 うっかりひかりTVで見つけてなんだか懐かしくなって再見。 この当時のフランスものは「仕立て屋の恋」とか世間一般では変人、ヘンタイといって敬遠されがちな人を主人公にした作品が目立っていた気がします。 トマっていわゆるイタイ人でしょ。赤ん坊の時に取り違えられたなんて言ってるけど、あのお母さんの遺伝子ですよ、間違いなく。姉のアリスも変わり者だし、すみません言いにくいのですが、弟は障害をもって生まれてる。 自分の思い込みと自己満足とアルフレッドへのしつこい拘りだけで生きてきたトマ、最期にアルフレッドとなって死ねた・・・いえ、しっかりトマ・ヴァン・ハズブロックが死んだと認知されてる。世間は当然トマの思惑も存在も全く気に留めません。 ラストは吹っ切れたような明るさはあるけど私はこの作品、トマの悲劇だと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-05 11:25:59)
58.  最強のふたり 《ネタバレ》 
もう~こんな邦題つけるもんだから有料チェンネルで放送もスルーしちゃってたじゃないですかぁ、「アンタッチャブル」→「最強のふたり」・・・なんかほかになかったんですかね  とにかくフィリップという人の人柄ですね、ステキな人だと思いました、そして育ちの違いすぎるドリスとの共通点は笑いのツボでしょうか。そのドリスは建前のない人でいつも本音を語る、見せる人。なのでハラハラすることもあるけど見ていて気持ちいいんです。 オペラと真っ白な中に真っ赤がバシっと入った絵画のどこが何がそんなに価値あるのかさっぱりわからんというとこ、共感しすぎて笑ってしまいましたーで、ドリスは「こんな絵なら自分にも」てことで密かにモダンアートな?絵を描き始める、最高に楽しいです。 あらゆる面でお互いに持っていないものを補えあえるふたり。。。だから「最強のふたり」なのかな? 実話だそうですね、フィリップが著書を出版したことで映画にもなったわけで、富豪になるに相応しい才能と人格の持ち主なんですね。富豪になるより富豪を維持することは自分に厳しくないとできないと思います。 過剰な演出はなくフランスのエスプリを感じる身障者とその介護人との関係、繋がりを描いた作品でした。 この作品がきっかけなのかどうかわかりませんが、なんか最近のフランス映画の傾向が変わった気がします。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-06-23 11:22:49)(良:1票)
59.  ピアニスト 《ネタバレ》 
本作は、妄想部分を指摘するより現実部分をあげたほうが早いと思う。 そうなると全ての辻褄が合うのです。 トイレのシーンからのワルターとの絡みはエリカ先生の妄想でしょう。あの状況でアレはないし、自宅で母親を締め出すなんていうところもまさしくって感じです。 アダルトショップ、ドラマや映画から見聞きした知識を彼女なりに組み立てたストーリーです。なので奇抜だけどとてつもなく幼い。 トイレでワルターに命令するところはエリカ自身があのように母親から育てられたとこからきてると思う。 たぶんメンタルからくるホルモンのアンバランスで生理も止まってしまっている(コレ、タダ事じゃありません、赤信号。体から出ている悲鳴です) 生理を実感したいからなんだろうけどその発想ですよ、問題は。ラストもそうだけど自傷行為にまで及んでしまっているエリカ先生。自分の存在、生きていることを確認できるのは彼女の場合「痛み」なんですね。しかしそういう自分をひたすら隠すべく鎧でガチガチ、あの無表情と腕組がソレ。 誰か早く気付いて病院に連れて行ってあげてと切に思った次第です。 芸術の才能はあっても、母親の存在と抑圧され壊れてしまった独身中年女の性癖を見せてもらったわけですが、男女関係なくこういう人は特別珍しいことでもないだろうし、だからナニ? ただこの監督はこういう女に対して見下した感情をもっているのかな。 見守る、認めるとか優しさや愛情がみじんも感じられないのがとても気になりました。というかとても暴力的な描き方です。 妄想部分がすんなり理解できてしまい、意外性が殆どみられないところがわたしにとって大きなマイナスです。でもやはりカンヌが好きそうな映画ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-22 21:08:42)
60.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 
なんかコレ面白い!スピーディで爽快だし、安定のトラヴォルタって感じで安心して観ていられました。 撃ちまくりのガンアクションはジョン・ウーを思い出させ、ジョナサン・リース・マイヤーズはアイリッシュ、イギリス映画から出てきてるし「007」をパロってるのかな?なんて思ったけど、NYの東のはじっこ出身のCIA見習い捜査官ということでした。そういえばイーサン・ハントのチームのメンバーにいましたねぇ、ヘリの操縦上手かったです。トラヴォルタもジョン・ウー作品に何回か出てますね。 ふんふん、やっぱりいろいろパロってるわ。「チーズロワイヤル」だし 壺抱えたままっていうのがいい、ユーモアのセンスはいいし乾いた雰囲気も好きです。 二人のキャラもしっかり描かれてるし、カーチェイスもかっこいい、運転してた人は突然出てきたエージェント?できっちりスーツのエリート風でそんな運転しちゃうんだ?ていうギャップも良いです。 ハチャメチャだけどおさえるとこはおさえてるという、手抜かりなしの娯楽アクション。 観てよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-03 19:20:03)(良:1票)
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