Menu
 > レビュワー
 > envy さん
envyさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1281
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789
>> カレンダー表示
>> 通常表示
121.  エデンより彼方に
素晴らしい!なにが素晴らしいかというと、ここまで徹底して50年代スタイルに仕上げてあるのが素晴らしい、もうお見事というしかないです。「Far From Heaven」のタイトルにエンドクレジット、音楽の使い方、そして紅葉と衣装の鮮やかな色。画面からはむせかえるような雰囲気を感じました。ここまでやるなら内容のほうも泣かせるか、笑わせるか徹底してあればもっとよかったかな。デニス・クエイドが泣きながら告白するところだけはちょこっと笑えた。ここって普通、笑うとこじゃないとは思うのですけど、なぜだか笑えた。こういうシーンがもっとほしかったです。
6点(2004-10-26 09:52:03)
122.  シーズ・ソー・ラヴリー
これに限らず夫婦、恋人同士役を実生活でもその関係にある俳優が演じるというのはあまり好きじゃないです。これはタイトルの可愛らしさとは正反対、苦しくて痛かったわね。まあ、ショーン・ペンが出ていると知った時点で重い内容であることは想像できますわな。私は人間生きているだけで、まわりのだれかを知らず知らず傷つけたり、迷惑かけたりしているものだと思っているし、こと恋愛感情はだれにも止められない。それを考慮しても、ハタ迷惑な二人だなあと思いながら見終わりました。愛を貫くということはまわりのことなど気にしてたらダメだということでしょうか。まちがいなく自分で生んで、育てたにも関わらず、彼女には母性というものが芽生えなかったのでしょうね、私からすれば、これはなんらかの精神障害を患っていると考えますデス。なんかすごい世界を見させてもらったという感じだけど、こんな愛情は濃すぎて息苦しくて耐えられないし、長続きするとは思えない。私の場合、破滅型の愛は空想の中だけに留めたい。これをジョン・カサヴェテスが監督していたらどうなったんだろうと、考えずにはいられない。もっと乾いた雰囲気で、もっと大人を感じさせてくれたはずだ。内容に負けていない暗く憂鬱な顔をした俳優たちの中で、ラスト突然登場した底抜けに明るく緩んだトラヴォルタのお顔を見て、ホっとひと息つけました。
4点(2004-09-26 01:01:18)
123.  あの胸にもういちど
とてもいい映画だからと祖母に連れて行ってもらったチャップリンの「ライムライト」一緒に上映されていたのがこの作品でした。私は小学校高学年、祖母はアラン・ドロンが出ている、程度の知識しかなかったと思います。 「ライムライト」を見終わり、いよいよ始まった二本目のコレ、すぐに保護者と一緒に見るべき映画ではないということがわかった。私はただただスクリーンを見つめるしかなかったです。横にいる祖母はもっと困ったんじゃなかろうか、でもなぜか祖母は退席しようとはせず、私は突然の衝撃のラストシーンに度肝を抜かれたのでした。たしかあの時、劇場内に子どもは私ひとりだったと思う。まわりの人たちはどう思ったのかなあ。 この映画でチーズ・フォンデュなる食べ物を初めて見た。もちろん当時は食べたことなどなかったし、名前も知らなかったです。以後「あれはなんだろう?」と、憧れの外国の食べ物のひとつになりました。
[映画館(字幕)] 6点(2004-09-20 13:29:01)
124.  死刑台のエレベーター(1958)
ほぼ半世紀前に20代なかばという若さの監督のデビュー作。いつの時代も、次世代を担う斬新なセンスを持った人というのは必ずでてくるものだ。音楽以外は即興ではなく、かなりよく練られた演出だと思うよ。ジャンヌ・モローもそれまでの「イイ女」の定義を変えてしまったんじゃないかなあ。やはりこれは革命的な作品だといえるのではないでしょうか。だからこそいまだに語られる、話題になるのだと思う。そういう意味もあっての満点です。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-09-19 10:28:20)(良:1票)
125.  フォーリング・ダウン
はい、私もファーストフード店、スーパーのレジの店員にはいつもブチ切れてます。だからマイケル・ダグラスの破壊行為はスカっと爽快でした。けれど彼の背景が明らかになっていくにしたがい、映画の中のはなし、フェイクとは見れなくなってしまった。その背景はかなりリアルだ。こう思ったら譲れない、許せない、合わせられない人間は孤独だと思う。そしてなぜ人が自分から離れていくのかわからないのである。自己意識と自分に対する回りの評価とのギャップに潰れてしまったように感じた。撃たれて死ぬことを選んだ彼があわれでした。さっぱりと角刈りにしたマイケル・ダグラスはクレイジーだったけれど、いつもとちがって清潔だ。セックス中毒が完治したことをアピールしたくてこの役を選んだのかもしれない。
6点(2004-09-14 10:21:05)
126.  フリック・ストーリー
アラン・ドロンは私にとってやっぱり特別な人。いちばん最初に覚えた海外のスターです。中年になり渋さを増したこのころのドロンは最高。これは中学の時、友だちと見に行きました。当時はジャン・ルイ・トランティニャンのことは知らなかったけれど、印象に残りましたねえ。やはり潜伏先の食堂のシーンでは盛り上がりました。ピアノを弾くクローディーヌ・オージェの横に立ち、じっと聴き入るトランティニャン。たしか何か言葉を交わしたと記憶してます。一瞬人間らしさを取り戻したようないいシーンでした。昔は民放の洋画番組で、よくアラン・ドロンの特集をやってたっけ。BSあたりでそろそろこれを放送してほしいなあ。
8点(2004-09-09 00:45:26)(良:1票)
127.  耳に残るは君の歌声
評価が低めなのはしょうがないかもしれないですね。たしかに説明不足でわかりにくい部分があるのは否めない。けれど劇場で見たことも手伝ってか、私はこれ好きです。無表情なクリスティーナ・リッチからは芯の強さ、静かな怒りが感じとれました。白馬と花火のシーンは美しい。あの当時のヨーロッパではフィゲレのような境遇は「あなたもそうなの」という類のさして珍しくもない身の上ばなしだったと思う。その中のひとりであるフィゲレに焦点をあて、遠くから見つめているようでした。フィゲレの将来がどのようにも想像できるラストもいい。事実、見終わってからあのあとこうなって、ああなってとしばらく考え込んでいた。俳優の顔を思い浮かべながら映画では描かれなかったことをあれこれ創作するのもまた楽しい。ジョニーはいつもより凛々しくセクシー。ジョン・タトゥーロとケイト・ブランシェットの器用さと上手さにあらためて感心いたしました。これはいい映画です。
7点(2004-09-02 16:12:49)
128.  フランスの思い出
子どもの視点から見た大人たちという作品は数多くありますがその中でも印象深いのがこれです。まず、田舎は善で都会は悪、子どもは善で大人は悪というように感じるところがないのがよいです。母親の都合で言われるままに連れて来られ、初めは田舎の生活になじめないでいる少年。これだけで不憫で涙が出てきそう。いきなりうさぎの皮が剥がされるのを見てぎょっとするところがいい。私もぎょっとしました。いろんなところから大人の世界を覗き見する少年。そして成長するにつれ、「あの時のあれはこういうことだったのか」と懐かしく思い出すのでしょうね。ぎくしゃくしたあの夫婦が和解するであろうということは予想できましたが、夫婦はあくまでも脇として、ラストはあの少年に焦点を当ててほしかったです。そこだけ少々不満でした。
9点(2004-08-25 13:43:21)
129.  パリ、テキサス
先に「ベルリン天使の詩」に完敗したにも関わらず性懲りなく次に挑戦したのがこれでした。大丈夫でしたよこれは。映像もいいし、思わず魅せられてしまうシーンもいくつかあります。かなりハイレベルであることはミーハーな私にもわかりました。私はどうも映画に出てくるしょぼくれた中年男というのがけっこう好きみたいだ。私にとってハリー・ディーン・スタントンは腹の立たない、イライラしないダメ男の代表です。けれどこの作品の誰にも共感しないし、心にズシっとくるものもなかったです。あのおっかさん、ちゃんと子どもを守っていけるのかなあ、子どものほうが親に気ぃ使っていかなければいけないような感じね。私もあの子どもらしくない子どもには違和感を覚えました。作り手の都合のいいようにされてしまったのかなあ。あくまでも映画の中のことだから受け入れられるというタイプの話でした。
5点(2004-08-25 11:51:11)
130.  ロスト・ハイウェイ
フラレ男ビル・プルマンがどういう経緯があったのかデヴィッド・リンチの作品に登場したというのが意外でした。たしかこの前後に彼は大統領にもなったのね。プルマンが最もはじけていたころではなかろうか。さて、今さらリンチ作品の説明のつかないあらすじにどうこう言うつもりはないです。音楽は最高だし、暗闇の疾走に燃え上がる炎、これでよいのです。デジャブのようでもあり、いつまでも同じことが繰り返し続く迷路みたいな作品でした。
6点(2004-08-21 02:02:48)
131.  ひまわり(1970)
イタリア映画の名作でありますな。でも前半はあんまり好きじゃないの。戦争で引き裂かれた二人、男の帰りを待ち続ける健気なソフィア・ローレン。後半は胸が痛いです。しかしですねソフィア・ローレンのあの迫力を見ていると「大丈夫、あなたはひとりでも強くしっかり生きていける人よ」と思わずにはいられない。ちょっとしょぼくれた感じのマストロヤンニがいいですね。そうなのよ、私はソフィア・ローレンではなくマストロヤンニに感銘を受けました。あの一面のひまわり畑にはたくさんの戦死者が眠っていると昔なにかで読んだ記憶があります(記憶ちがいだったらすんません)極寒の中で息絶え、そして夏のシンボルであるひまわりが太陽に向かって咲き誇っている、ひまわりの一本一本が戦死者の生まれ変わりのように思え、やはり胸が痛くなります。
9点(2004-08-19 21:37:45)
132.  ショーガール
いや~びっくりしましたねえ。オゲレツでしたねえ。見ているうちにバカバカしさで笑いが込み上げました。女優はみんなケバイ。そのケバさは色気も粋もない単なる尻軽女のゲバさだ。いったいどうしたかったの?撮影中、キャストもスタッフも大真面目に働いていたんだろうか。なんだかそれを想像するとおかし悲しい気持ちになります。
1点(2004-08-16 23:50:04)
133.  スズメバチ
これフランス映画なのよね、もういいかげんにしたらどうかなあなんて思いがありました。おもしろいかどうかと言われたらおもしろくありません。でもブノア・マジメル君と携帯で通報した今後の活躍が期待できそうなあの美少年を見られたからまあいいか。こういう話の場合、必ず長年の経験で身についた知恵を持つ頼もしいおじさまが登場し、みんなを救うことが多い。ここでもお約束どおり出てきたわけだけどあの人は助かったの?気をつけて見てたけど確認できなかったです。
3点(2004-08-14 21:23:53)
134.  タンゴ(1993)
パトリス・ルコントの作品ではいちばん楽しめたのがこれです。まずポスターがいいですね。あれを見ただけでブラックユーモアと皮肉のきいた作品か?と期待してしまう。そしてオープニングから期待にこたえてくれました。キャストもみんな私好み。リシャール・ボーランジェはほどほどにセクシーでフランス人らしいフランス人ね。
8点(2004-08-14 20:06:59)
135.  仕立て屋の恋 《ネタバレ》 
何年ぶりでしょう、再見したので再投稿してみました。 いちばん魅力的なのはやはりこの邦題です。しかしこれって「恋」なのかなぁ、「仕立て屋の趣味」としたほうが何かしっくりくる気がしないでもない。 イールという人はとにかく自分のペースを乱されることを嫌う人のようだ、そういう人にとって人づきあい、とりわけ恋愛は現実、厄介なものなのではないかな。 性処理はもっぱらお金を払ってプロにお願いしている、そういう場所では自分が女を選ぶ立場であり、尚且つベッドに誘うまでの行程が省けるワケです。 映像、演出と雰囲気とセリフのおかげで俗物的で下品にはならないものの、エロティシズムを感じることはまったくなかったです。 憧れた女を毎日覗き、その女にはロクでもない男がついていることを知ったまではよかった、しかし覗いていることを知られたことでその女が結構したたかで性悪だったことも知ってしまう。真実をつづった手紙の存在が私としては引っかかるのよね。お守り?天使だった女への「絶望」とも受け取れる。 パトリス・ルコントという人は女に対して勝手な妄想とか願望の強い人なのかもしれないとも思いました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-08-14 19:52:16)
136.  髪結いの亭主
この作品と「仕立て屋の恋」「タンゴ」と三作、立て続けに見た記憶があります。まず「髪結いの亭主」という邦題がいいですね。オープニングはなかなかよかったです。期待感を持たせてくれる。毛糸の水着っていうのが印象深い。シカシカチクチクしてウールが素肌に触るのが大の苦手な私には信じられない水着です。しかしですね、幸せの絶頂のままで死にたいというのはちょっと理解できないし、あのクネクネ踊りも見ているこっちが恥ずかしかったです。この当時のおふらんす映画は特に男女の愛をなにか観念的に描いているものが多かったように思う。パトリス・ルコントは秀才なのかな?
4点(2004-08-14 19:38:14)
137.  人生は、時々晴れ
この邦題が見事です。「人生は、時々晴れ」この言葉がヒシヒシと響いてくる。さて、はなしの方ですが「秘密と嘘」もそうだけど、母親の言動がポイントだわね。二作ともお母さんがイライラする存在なのよ。メインのあの一家の母親も穏やかさのない不幸顔、甘ったるい声でちょっとしたことにも重く、深刻な反応をする。そして無意識に旦那をクソ扱いしている。ここんとこが私自身もドキっとしたとこでした。子どもたちにとってもそれが辛いのよね。生活にゆとりの無い貧しさは心のゆとり、潤いを無くさせ、人をトゲトゲしくしてしまうことは少なくない。発作を起こすまで我が子のからだの異常に気づけなかったこともゆとりの無さが関係しているように感じる。階級社会が脈々と続いている英国ならではの貧乏悲惨系作品。パターンとしては「秘密~」と同じね。ティモシー・スポールはこの作品のほうがよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-07-18 10:31:43)
138.  ベルリン・天使の詩
公開当時何を読んでも絶賛され、私のまわりでもオシャレな業界人といった感じの人たちにもウケていた。「コレがわからない人は感性がニブイ」とバカにされそうな雰囲気だったので、私も感性鋭く豊かな人たちの仲間になろうとビデオを借りてみた。だめだったです、コレ。私にとっては睡眠薬以外のなにものでもない作品でした。ビデオを借りている1週間、それこそ毎日のように挑戦したけど、ついにカラー映像になるというところまでたどりつけませんでした。途中で目が覚めたとき、空中ブランコしてるところは記憶にある。俗物的な私のアタマと精神では高尚な芸術作品を理解することはできないとわかりました。もうひとつ思ったことは、この作品を好意的に語っているまわりの友人、知人の中で本心からの感想を言っている人は何人いるのだろうということだった。
1点(2004-07-06 11:07:07)
139.  コックと泥棒、その妻と愛人
グリーナウェイの作品は全部見ていないのですが、これは最高傑作と言っていいのではないでしょうか。ひと言でいってゴージャス。ゴルティエの衣装を着ている、そして全裸のヘレン・ミレンの崩れかかった中年女の体つきがいっそう肉欲とエロスを増す。しかし人間というのは業の深い生き物ですな。ピュアなものを次々と汚していく罪深い存在だわね。豪華なレストランでの美食の数々、けれど裏にまわるとその残飯の山の凄まじさ、醜さ。これが強烈。ちょっとズレるけど、トリュフという地下性高級きのこ。これはブタの大好物で匂いを嗅ぎ付けて掘り出す。それを人間が横からぶんどるという方法で収穫するらしい。ダチョウの口に機械をあてがい、否応なしにとうもろこしをガガガーっと流し込む。無理やり太らせ肥大した肝臓がフォアグラだ。それが世界三大珍味だ。これって虐待だわね。ラスト、カニバリズムへと繋がっていくのがとても皮肉に感じました。マイケル・ガンボンのちょっと腫れぼったいような凶悪な目が脳裏に焼きついた作品でもあります。
9点(2004-06-29 11:40:57)
140.  ヘヴン
ケイト・ブランシェットという人は作品ごとに違って見える。物凄く淫靡な時もあるけど、この作品ではキリっとしてとってもキレイで、時々シャーロット・ランプリングが被るの。この二人の関係は「同志」のよう。「恋」じゃなく「愛」といったらいいのかしら。いわゆるイタイふたりだけど男と女というのを越えた愛みたいなものを感じました。ただね、お父さんが二人の気持ちを確かめるシーンでケイトは即答しなかったでしょ、あの間が引っかかる。二人の気持ちは同じかといわれれば、なんとなくそれは違うように思う。もし自分がケイトのような状況に置かれたら好きか嫌いかわからなくても相手を受け入れ、依存するでしょうね。ジョバンニ・リビシもナイーブな雰囲気がこの役にぴったりハマってると思う。無音のシーンというのがふたりの未来に期待、希望が持てないという感じがして悲しい。オープニングのヘリコプターのシュミレーション訓練でしたか、このラストに繋がっていたのね。どんどん上昇してやがて見えなくなるヘリコプター、いいラストでした。
6点(2004-06-14 14:12:23)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS