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1.  ファーザー 《ネタバレ》 
認知症者の視線から作品を本当に作ってしまうという驚くべきコンセプト、そして主演にホプキンスを充てるという必殺技によって、すでに成功は約束されたようなものである。しかし、設定に溺れることなく、美術その他の画面構成を含めて丁寧に場面を積み重ねている。終盤には、さすがに拡散してきたかな?と一瞬思わないではないが、しかし、最後の病室のくだりが、強烈にストーリーを締めくくっている。そしていつしか、単に主人公がこうでしたというだけではなくて、制作側の主人公に対する静かな愛情まで感じさせていくのです。
[DVD(字幕)] 7点(2025-05-29 00:46:19)
2.  未亡人、回る春 《ネタバレ》 
エマニュエル・ベアール扮する未亡人が、若き男性と恋に落ちる!みたいな紹介文に思わず期待したのですが、そこまでの内容ではありませんでした。まずまともそうな男性と出会いの機会はあるも、そこはあっさり撤退してしまう。一方で乱交みたいな男女集団とか、なぜか出会い系サイトにまで手を出してしまって、しかも後者では前のめりに突っ込んでしまう。一貫性がないのはいいのですが、必然性がありません。つまり、制作側が思いついたシチュエーションを単に並べただけに見えてしまいます。ベアールのシニア的色っぽさは(特に地味目のメイクや衣装のときほど)悪くなかったので、何とも活用の仕切れなさだけが残りました。
[DVD(字幕)] 5点(2025-05-27 23:49:06)
3.  世界にひとつの金メダル 《ネタバレ》 
1988年のソウル・オリンピック馬術で金メダルを獲得したピエール・デュラン選手の伝記作品です。導入部からずっと、ただ筋を追っているだけのように見えていたのですが、結局最後までそれはさほど変わりませんでした。つまり、大会で勝った、負けた、その結果どうなった・・・が続いているだけなのです。途中である登場人物が主人公に対し「競技の話をしているだけで、馬と対話していない」と述べるくだりがありますが、もしかしてそれはこの制作者にもそのまま言えるのでは、と思ってしまいました。あと、いろんな国際大会での上位を目指している割には、ライバル国とかライバル選手が全然出てこないのも不思議です。まあ、馬術そのものをじっくり見る機会はこれまでなかったので、次から次へとその光景が見られることに関しては、その部分は楽しめはします。
[DVD(字幕)] 5点(2025-05-01 00:57:04)
4.  ボーイズ・オン・ザ・サイド 《ネタバレ》 
何だ、ロード・ムービーではなかったのですね。しかし、それはそれで、何でその人がそこにいるのか、が見えにくくなっている気はします。全体的にもひたすら暗い感じで各登場人物が流されている一方に見えるのですが、他方で、主演がウーピーだったりすると、1人で何とでもできそうに見えてしまうので、3人組にする意味自体が乏しくなってしまいます。当時はまだ20歳だったとはいえ、ドリューの突出した安定感も同様。●ただし、テーマソングとしてボニー・レイットのバージョンの"You Got It"を生み出した功績は大きい。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-04-27 01:50:05)
5.  暗殺の森
いや何か、設定からしても、もっとスリリングなサスペンスになるかと思っていたんですが・・・。全体的にやたらもっさりした雰囲気で、登場人物にも緊張感がおよそ見受けられない。むしろ退廃的で刹那的ですらある。もともとそういうつもりで作られたのかもしれませんが、だとすると私には合いませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2025-04-02 21:12:03)(良:1票)
6.  ドアーズ
やっぱりドアーズという偉大すぎる伝説は、ストーン監督でも手に負えなかったということなんだろうなあ。ほとんどは、お姉ちゃんと何かごちゃごちゃやっているか、ライブシーンかの繰り返しです。あの音楽がどうやって生まれていったのかとか、活動に対するモリソンの意識はどう変容していったのか、その辺のことは、踏み込まれてないという以前に、意識すらされていません。ジム・モリソン以外のメンバーがほとんど無視されているというか、置物状態なのも大問題。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-12-15 23:53:55)
7.  レセ・パセ 自由への通行許可証
ナチス支配下のパリにおいて、映画関係者二人がいろんな運命をたどる。という話のはずなのだが、それほど陰鬱な雰囲気はなく、割と登場人物は元気である。というか、いろいろ危機が迫っているはずなのに、撮影はそれはそれで行われ続けている。というわけで、あまり追い込まれ感はなく、一方で作品のテンションは割と高めなため、尺の長さも相まって、中距離走のペースでマラソンを走っているような、妙な感じでした。あと、似たようなシーンの似たようなやりとりが多いのも気になりました。
[DVD(字幕)] 5点(2024-12-14 22:31:04)
8.  ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬 《ネタバレ》 
単に少女が館でいろいろ冒険するファミリー系アドベンチャーかと思っていたら、予想以上にヘヴィな内容でした。いろいろ不気味な事象が発生していく序盤の過程はなかなかミステリアスですし、そこに古の発端の伝説も絡んできます。いい人なのかそうでないのかよく分からない叔父さんも印象的です。その辺の盛り上げ方に比べると、収束はあっさりというよりむしろ雑然とした感じで、せっかくの種々のキャラの登場がもったいないのですが、まあ、あまりシリアスに振るべき作品でもないということでしょう。
[DVD(字幕)] 5点(2024-11-25 23:07:22)
9.  不完全なふたり
中年の夫婦がああだこうだ語り合う数日間。というコンセプトのようなのですが、中心の2人は本当にただ喋っているだけです。どうもこれ、完成した脚本はなくて、その場でいろいろ作ったみたいなのですけど、それであればその手法はまったく成功していませんし、制作側の自己満足だけになっています。カメラのほとんどが固定で、しかも長回しがやたら多いのも、そうしてみたかったからそうした、という以上の意味が見いだせません。役者の即興性を重視しました、とかいえば聞こえはよいのかもしれませんが、これはただ単に創作の大部分を怠っているだけなのでは?
[DVD(字幕)] 2点(2024-10-05 23:55:11)
10.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
これが監督デビュー作とは思えないくらい、堂々とした安定感ある撮り方。画面も色合いも、そして進行も落ち着きに満ちている。母親ジーナ・ローランズを美しく撮ろうという愛情すら感じられるし(実際、他のジーナ出演作よりも綺麗に映っていると思う)、またジーナの側も、作中で子供に接するのと同様、作品そのものも暖かく包み込んでいる。●しかし、そのような作品外の親子関係に依存することなく、ドラマはじわじわと展開していく。突飛な事件も起こらない。その中で徐々に、しかし着実に変化していく関係性。それは必然的に、余韻にあふれたラストにつながっていきます。また、オスカー受賞済とはいえまだ若手だったマリサ・トメイが、ジーナすら食いかねないほどの存在感を発しており、作品にもう一本の芯を確保しています。●一方で、ドパルデューの役については、せっかくこの人まで起用に成功したんだったら、もう少し何とかならなかったかな、という気はします。あれなら単に「バーで出会ってちょっと口説きかけただけ」に近いんですよね。まあ、それはそれで慎みがあって良いともいえますけど。
[DVD(字幕)] 7点(2024-08-13 02:16:13)
11.  プロヴァンスの休日 《ネタバレ》 
三兄妹が田舎に行って、ひねくれた爺さんと一夏を過ごす。というだけでもう想像できるとおりの内容です。筋としても芝居としても、特に面白みはありません。フランス語でまくしたてまくるジャン・レノがちょっと新鮮だったのと、脇役に無意味に美女が多いところが見所でしょうか。●と見せかけて、この作品の最大の価値は、「髪結いの亭主」のマチルドことアンナ・ガリエナの24年後のお姿を収めてくださったことです。出番も多めです。相応に老けてはおられますが、あの美しさは健在です(そして変わらずのグラマーぶり!)。この方の登場を探して追い続けるだけで、終わりまであっという間でした。それだけで見た意味はありました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-01 00:49:03)
12.  ジェラシー(2013)
三角関係的なラブロマンスみたいなのがやりたかったんでしょうが・・・内容的には、それっぽい映像の断片が積み重ねられているだけで、発展もなければ脈絡もなし。尺の割に長く感じました。モノクロの映像はどれも美しいので、映画というよりもイメージ映像集として捉えれば、それなりに鑑賞できるのではと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2024-07-01 01:08:07)
13.  甘い罠
初期設定からすればスリリングな展開が期待できるし、また映像の雰囲気も落ち着いている。しかし、役者の芝居が騒がしくないのは良いとしても、逆に跳ねてないというか、何が起こっても淡々と処理しているだけのように見えてしまう。そうすると、そもそも何か危機が起こっているのか、という気になるわけです。終盤のシークエンスで、何がしたかったのかは何となく分かりましたが、それに至るまでが平坦でした。
[DVD(字幕)] 4点(2024-06-15 23:24:29)
14.  やさしい女 《ネタバレ》 
冒頭、若き妻の死が示され、以後は中年の夫の回想で延々とそれまでが語られるという構成。しかも、何でその人に対して語っているのかもよく分からない。回想の中身も、くっつきたいんだか離れたいんだかもよく分からない。と、分からない尽くしながら、落ち着いた画面の色彩感覚はどのシーンでも極上であり、ドミニク・サンダの無表情美人ぶりも手伝って、全体としては何か良い作品を見たような気になってしまうという、困った作品。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-06-06 01:02:35)(良:1票)
15.  NOVO/ノボ 《ネタバレ》 
5分間しか記憶が保たない男と、その男に迫ってくるお姉さんの恋愛沙汰物語。すぐ気づくのは、その記憶が5分間だけという設定が、全然生かされていないというか、ディテールに反映されていないということ(結局、指のケガをめぐるくだりだけだったのでは?)。もっといえば、その設定がなかったとしてもそれほど差し障りがないようなやりとりしか行われていない。後半では、その陰には実は的な展開があるのですが、整理しきれていないため、裏返しインパクトもあまり感じさせない。そのため、前半にはまだあった独特の重々しさも、どこかに行ってしまいました。ムグラリスの魅力的な肢体(露出はそれほどありませんが)がもったいない。
[DVD(字幕)] 4点(2024-06-03 02:27:42)
16.  ニューヨーク、アイラブユー 《ネタバレ》 
各短編は上品にまとまってはいるし、切れ味を感じさせる作品もある。しかし、技巧に優れてはいても、「えっそれだけ?」で終わってしまうものがほとんどなので、後には残らない。ところどころでシーンの順番をシャッフルしたり登場人物を絡ませたりしているのも、単調さを避けようとしたんだろうけど、それほど効果的に機能しているわけではない。最後のウォラック&リーチマンは、一言の中に背景と意味を込められる演出と演技が展開されていて、ここで初めてドラマを感じました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-14 02:07:28)
17.  昨日・今日・明日 《ネタバレ》 
1話目はですね、私はてっきり、恩赦が出ていい気になって意気揚々とローレンが帰ってきたら、マスロトヤンニは「もう君とはやっていけん」みたいな書き置きを残していなくなっている、ローレン呆然、みたいなオチになると思っていたのです。すみません、私の心は汚れているようです(でも、面会のシーンなんて、普通に見ればそっち方向に振っていますよね)。●2話目はほんのりジム・ジャームッシュ風というかヴィム・ヴェンダース風というか、いずれにしても、このトリオっぽくはないです。●そしてメインはやっぱり3話目ですね。あの憎たらしい隣のババア(表情も怖い)をあっさり招き入れて相互理解してしまうという、衝撃的でトリッキーな展開。そこから動き出す関係者の心理の綾。最後に「誓い」まで巧妙にオチに取り入れてしまいますが、ここでさっき喧嘩したばかりのマストロヤンニを受け入れるところも含めて、この作品でのローレンはまさに「聖女」です。しかも脚本上なくてもよいはずのストリップシーンまで入れ込んでしまう(それも結構上手い)という素晴らしいサービスオプション付でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-04-30 00:43:51)
18.  恋するパリのランデヴー 《ネタバレ》 
適当に出会った男女が、都合良くあっという間に恋に落ちてしまう。さすがはフランスのラブコメ。ちょっと特徴的なのは、ヒロインに3人の子がいるというのと、実は富豪の妻で、まだ離婚していなかったという点です。ストーリーはラブコメの王道そのままで、ちょっと喧嘩もあって、すれ違いもあって、でも子供たちには心慰められて、といったものです。しかしどうやっても食い足りないのは、主人公両名が何をどうやって生きているのかという日常的生活感がまるでないからでしょう。特に男の方は、何か舞台を作っているっぽいのですが、その制作ディテールはまったく不明ですし、どういう舞台を作り上げようとしているのかも分かりません。よって、それが絡んでくるクライマックスも盛り上がりません。あと、この種の作品では、会話をいかに豊かに展開させるかも重要なのですが、そこもあまり考えられていませんでしたね。まあ、ソフィー・マルソーのオーラのごとく漂う色気は健在でしたので、そこだけでも楽しめはします。
[DVD(字幕)] 5点(2024-03-30 16:10:06)
19.  南へ行けば
3人の兄ちゃんと1人の姉ちゃんが、車に乗って南を目指す。さぞやこれからエピソードを散りばめたロードムービーが、と思っていたら、そこから全然話が弾まない。沈滞モードが漂いまくっている。一番の問題は、随所で挿入される回想シーンが、現在とつながっていない上にタイミングも不鮮明で、回想として機能していないことです。しかも、3人の兄ちゃんはいずれも似たような芝居しかしていないので、物語も発展しません。結局、すべてがうやむやなままに作品も終わってしまいました。
[DVD(字幕)] 3点(2024-03-25 01:18:32)
20.  イマジン(2012) 《ネタバレ》 
視覚障害者施設の教師である男性(自身も視覚障害者)のお話。彼は、音の反響を駆使して、白杖なしで歩き回ることができ、それを生徒にも広めようとしている。そして作品もそこに一点集中している。彼らが外を自由に歩くとはどういうことか、何を「見て」いるのかを、地道に切り取っていく。授業風景の一つ一つの扱い方も丁寧である。と、中盤にかけてじわじわとせり上がり、さてこれがどうやって開花し着地するのか、と期待が高まるのですが、終盤は今ひとつでした。妙に長い港のシークエンスの怠さをはじめ、何か物語も完結せずに放り出されてしまった感があります。立ち上がるヒロインをトラム内から遠景で小さく捉えるファイナルショットの切れ味なんかは、良かったんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2024-03-09 15:55:07)
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