1. 死刑台のエレベーター(1958)
完全犯罪を目論んだにしては、ロープを忘れたり、車を鍵もかけず路上に置きっぱなしにしたりして案外杜撰ですね。車を盗んだ方が人を殺したりして、思わぬ所から自分の写真が新聞に出たり、カメラに動かぬ証拠の写真が残っていたり、それなりに工夫があるのですが、今となっては特に新鮮なアイデアとも思いませんし、まあ普通ですね。ジュリアン演じるモーリス・ロネも、意識してやってるのかどうか分りませんがエレベーターに閉じこめられたにしては、衝撃、焦りが表情に出ていなくてもの足りません。 6点(2003-05-22 17:46:23) |
2. クリフハンガー
最初から最後まで息をも尽かせぬスリルとアクション、全く飽きさせない素晴らしい映画です。標高4000メートルの撮影も大変だったろうし、山の壮大な風景の中での死闘は本当に見応え十分でした。アクション映画として文句なしの10点 10点(2003-04-06 11:51:22) |
3. ジャンヌ・ダルク(1999)
姉を殺し犯した憎んでも憎みきれない英国兵。神の啓示を受けて母国フランスのために敢然と立ち上がったジャンヌダルク。余りにも有名な史実ですが、映画になって改めてみますと、その勇気、気概、信念の気高さに驚嘆すると同時に尊敬しますが、最後の火刑の場面では、思わず目を背けるほどの悲しみで一杯になります。15世紀の習俗、文化、生活振り、宗教裁判、戦争。600年近い昔を目の当たりにして歴史を思い起こすという意味でも感慨深い映画でした。 9点(2003-03-17 15:14:00) |
4. 戦場のピアニスト
同じナチのユダヤ人虐殺をテーマにした「シンドラーのリスト」は、もっと暗く、凄惨であったがこの映画は、家族、友人、抵抗組織により重点を置き、その視点からのナチとユダヤ人問題を取り上げました。その分わかりやすかったし、この問題の恐ろしさがより一層身近に感じられた。ピアノという芸術を味付けにして、見る映画としても面白くしていたと思います。テレビCMでおすぎが、感動しました、感動しましたとわめいているので、そういうのに限って、案外つまらないものだったりしますが、この映画に限ってはそんなことはありませんでした。 9点(2003-02-24 12:07:18) |
5. JFK
終わり近くの、ケビン・コスナーによる火を噴くような30分に渡る論告。凄かったです。だけど、映画を見る限り国防省、CIA、ホワイトハウス総ぐるみの陰謀ということのように思われるけど、そんな事って本当にあるのだろうか。弾は三発しか発射されていないのに傷口は7カ所あると。こんな明々白々のことに、ウォーレン報告はどう言っているのか。とにかく本当に謎だらけの事件です。 7点(2002-09-26 17:22:39) |