1. 青いパパイヤの香り
とにかく映像が美しく、それを見ているだけで飽きない。主人公の女の子が食事の支度や掃除などの家事をする姿もこれまた美しかった。確かに明確な主題がないように感じるけれど、「目立たなくても堅実に慎ましくきちんと生活していれば、きっと幸せになれる」と、この映画を見て私は強く思った。平凡でも、きちんとした生活がとても大切だと・・・。少女時代の主人公を演じた女の子がとてもかわいかった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-09 03:42:27) |
2. 橋の上の娘
不思議な映画でした。あまり好きな感じではないけど・・・。映像と音楽の使われ方がよかった。ナイフ投げの男の方がかわいそうな人生だなって思いました。ジョニー・デップが好きなので、バネッサ・パラディを見るとついつい「いいなぁ~、あんなにステキな人の奥さんで」と、映画に関係ないことを考えてしまいます。 6点(2004-04-06 08:15:35) |
3. 男と女(1966)
《ネタバレ》 まず映像や音楽が個人的にものすごく好きな感じで、冒頭の海辺をカメラがまっすぐ進むシーンでもう「これいいわ~」と思いました。男がレースを終えて女から電報を受け取り、パリへ向かう車の中であーしてこーして・・・と女を訪ねるシュミレーションをするのがなんとも滑稽だったけど、世間の男と女はどんなにかっこよくて美人でも、みんなああいうことを頭で考えてるんだろうなぁ・・・と共感を覚えました。一度は男を拒絶しておきながら、駅に迎えに来ていた男にやっぱり抱きついていく女の気持ちもよくわかる。アヌーク・エーメの品のある色気には女の私も参りました。 9点(2004-03-23 17:37:17)(良:1票) |
4. ヘヴン
《ネタバレ》 すごく感情移入したわけではないけど(実際にはあり得ないに等しいと思うので)、とにかくとても切ない話で、主演二人の表情と映像の美しさで見せてくれました。最後のヘリコプターが吸い込まれていく青い空の色が悲しかった。ケイト・ブランシェットもよかったけど、ジョバンニ・リビシの表情がすごくよかったです。 7点(2004-03-22 15:25:36) |
5. ナインスゲート
途中までは結構ドキドキして観てましたが、最後の方は笑いそうになりました。あの終わり方はなんなんでしょうか。きっといろいろカットされてるんですよね?(テレビで観たので)ジョニー見たさだったから別にいいんですけど。ジョニーの老けた感じはなかなかよかったです。 5点(2004-03-10 19:30:32) |
6. 小さな中国のお針子
《ネタバレ》 ちょっと期待はずれでした。お針子が街へ出て行くのが唐突すぎるというか、妊娠するに至るまでの相手になんの一言も残さずに行こうとするのがちょっと理解できない。確かに本を朗読してもらったり、文字を覚えたことでお針子の未来は開けたんだけど、もともと彼女の中には上昇志向があったのだと思う。それを目覚めさせたのがあの二人。お針子を変えたいと思ってしたことなのに、最後にはお針子を失うなんてなんだか皮肉ですね。 6点(2004-03-05 18:04:07) |
7. トリコロール/青の愛
ジュリエット・ビノシュはやっぱり演技がうまい。でも、だいぶ退屈してしまいました。期待しすぎていた分、こんな点数になってしまいました。 4点(2004-02-04 21:55:56) |
8. 僕のスウィング
なんだか思っていた感じと違くて、ちょっと期待はずれでした。スウィングとの淡い恋の描き方がぼやけてしまっていて、今ひとつ感情移入できませんでした。ただ、音楽はとてもすばらしくて聴き入ってしまいます。 5点(2004-02-01 21:55:53) |
9. 冒険者たち(1967)
この映画を観て、若い頃、どちらかというと保守的におとなしく過ごしていた自分を後悔させられました。冒頭に流れる音楽が、これからなにかが起こることを予感させる。この映画の雰囲気がかっこいい! 8点(2004-01-23 08:32:52) |
10. イル・ポスティーノ
話はすごくよかったです。島の景色もとても綺麗でよかった。でも、主人公がひとめぼれして結果奥さんになる人が、胸の開いた服をよく着るただの気の強い女にしか見えなかったのが残念です。さもないことかもしれないけど、これってとても重要な気がするんですが・・・ 7点(2003-12-07 02:54:54) |
11. ピアノ・レッスン
なんと言ってもマイケル・ナイマンの音楽が主人公の気持ちをすべて代弁しているかのように素晴らしかった。私は主人公のような環境にはもちろんおかれていないし、ああいう静かな激しさも持ってはいないけれど、それでもどこか共感できる部分がありました。 7点(2003-12-07 02:07:50) |
12. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 長い映画でしたがそれを感じさせない映画でした。内容は重くて、目を背けたくなる場面もたくさんありましたが、実際にあったことなのですから目を背けてはいけないと思いました。主人公が生き延びられたのはもちろん運がよかったのでしょうが、過酷な状況でも生き延びられる強さを持っていたからでしょうね。ドイツの将校のつま先からずっとカメラが上がっていき、顔が映る場面は忘れられません。将校役の人は出番はあまりなかったけど、役柄にピッタリでとてもインパクトのある人だと思いました。 8点(2003-11-24 09:25:06) |
13. 息子の部屋
《ネタバレ》 子供を亡くした悲しみがすごく伝わってきて何度もジワッと涙が出た。こういう悲しみって日常の生活にいつでもべったりと張り付いていて、不意に大きな波みたいに襲ってくるんだと思う。そういう感じがとてもよく出ていた。あの家族がこれからどう歩いていくのかわからないけど、ラストは少しの希望の光とまだまだ癒されない悲しみの両方を感じた。 8点(2003-11-20 16:48:46) |
14. 愛人/ラマン
《ネタバレ》 ラストが結構よかったです。少女を車の中からそっと見送る場面。遠くから車だけ映し、男の顔など一切映らない。映らないのがとてもよかった。あれがなければ私の中では「う~ん」という映画で終わってしまっていたと思います。ジェーン・マーチって綺麗なときとそうでないときの落差が激しい。歯が原因じゃないかと思うんですが・・・ 5点(2003-11-09 18:00:46)(良:1票) |
15. 幼なじみ
結局なんだったのかよくわかりませんでした。途中で少女のお母さんが主役になったかと思ってしまった。雑誌の紹介の記事であらすじ読んで「おもしろそう」と思ったんだけど、全然違ってました。ガッカリ。 3点(2003-10-16 01:25:04) |
16. まぼろし
《ネタバレ》 夫が姿を消したときもそのあとも、特に泣き叫ぶこともなく淡々と描かれているのが、余計に主人公の深い喪失感・行き場のない心を表現しているような気がしました。夫と思われる水死体を確認する場面。死体がどんなにひどい状態であると言われても、私が主人公の立場なら私も彼女同様自分の目で確認したいと思うだろう。最後まで観終わったとき、ものすごく重~い気持ちになった。彼女がこれからもずっと夫のまぼろしを見続けるのかと思うと・・・ 4点(2003-09-15 17:14:32) |
17. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 大人になってから観ないと、この映画の深さは絶対わからないのではないでしょうか。ずっと待ち続けていた夫が、実は他の女との間に子供までもうけていた・・・これを知ったときの妻の気持ちは・・・もう言葉にできないですね。身も心もボロボロの夫が、出会った女を唯一の心の支えにしていた気持ちもわかるけど、やっぱり知らずに待っていた妻の方がかわいそうです。それぞれに家庭を築き、気持ちは残っているけどもうどうにもならずに結局別れていく。つらいけど、よりを戻さないところが大人の男と女だなぁと思いました。 8点(2003-08-18 12:18:50)(良:2票) |
18. 耳に残るは君の歌声
まず、邦題の響きが美しいと思いました。でも、内容はちょっとわかりづらく、要約され過ぎている感じがして、物語に入っていけませんでした。ジョニー・デップとクリスティーナ・リッチより、ケイト・ブランシェットの方に興味が沸きました。鍵となる歌はとても綺麗な旋律でした。 5点(2003-06-23 16:49:33) |
19. 太陽と月に背いて
確かにディカプリオはほんとに美しいです。知り合いは「気持ち悪いから観ない方がいい」と言ったのですが、ここでみなさんが「ディカプリオが美しい」とか「すごい」と書かれてたので観ました。やっぱり美しいし演技もうまいです。でも、やっぱりあの相手の詩人は・・・私は生理的に受け付けませんでした。そのことが気になってしまい、映画に浸れなかったのが悔やまれます(涙) 6点(2003-06-18 17:38:02) |
20. ポンヌフの恋人
難しくて理解できませんでした。こういう映画を理解できる人ってすごいと思います。 3点(2003-05-30 18:26:55) |