1. 家の鍵
アンドレア・ロッシの演技でない演技、シャーロット・ランプリングが齢62にして滲ます人生の感。そしてこの映画の持つ絶対的な力。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-26 00:34:15) |
2. アンダーグラウンド(1995)
10年前に観た時の印象はとうに薄れ、10年後の再見にしてこの点数。あらためて「映画」という二文字をしみじみ感じました。そういうチカラはある映画でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-18 02:46:46) |
3. バベル
「バベル」というタイトルに、目の覚めるような鉄槌を期待して観に行ったんだが…。 これは、その結果、、、という事なのか。。。 クローズアップ多用の表現に、たまに映像的なチカラを感じながらも、悲劇は悲劇として胸に落ちず、愛は愛として心に響かず、ほんの少しの希望と、やはり出口の見えないもどかしさとが交錯したままに。。。。。ただ、エゴやどうしようもなさ、つまりは「愚かさ」の羅列は、不快にさせてもらうに充分だった。 いずれにせよ、この映画を強く良評価出来ない自分に「凡人」を感じながら、常日頃、いかに安易な感動を映画に求めていたかを思わされた。 [映画館(字幕)] 5点(2007-05-18 02:17:34) |
4. アメリカの友人
ストーリーを追う訳でなく、物語を求めるでなく、ただ味わううちに流れていく映像。そこから浮かびあがってくる何か…。映画の味わいのひとつ。いや映画の醍醐味とも。。。ヴェンダースの世界観をあらためて。。。。デニス・ホッパーがいいね。もちろんブルーノ・ガンツも。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-06 06:52:57) |
5. リディキュール
<エスプリ>であれ<ユーモア>であれ、日本人には程遠いもの。 言語(仏語)がわかれば尚、楽しかっただろうに。 女優二人(ファニー・アルダンとジュディット・ゴドレーシュ)が印象強く。。 ルコント・マジック?? [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-15 00:16:37) |
6. ポーリーヌ
「ポーリーヌ」の愛らしさ(の演技)だけでも観る価値あり。テーマの伝え方には人各々の感じ方の違いはでるだろうなぁ。。と。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-20 04:49:22) |
7. 海を飛ぶ夢
テーマも深いし、映画として見応えもある。ストーリーの運びも絶妙だし、俳優の演技も申し分ない。…ただ、なんだろう。伝わるものが明確なだけに、語りすぎていたのかもしれない。饒舌に過ぎたのかもしれない。惜しむらくは…。ハリウッドじゃできない物にして欲しかった。 [映画館(字幕)] 7点(2005-05-20 04:05:11) |
8. ラストタンゴ・イン・パリ
《ネタバレ》 44才にして見直して、初めてわかった。あまりにリアルだ。若くしてこの映画を撮ったベルトリッチの才能。おそらくは、それを見抜いて出演を諾したマーロン・ブランドの圧倒的存在感。若い肢体を見せつけるマリア・シュナイダーの感性の奔放さ。23才に翻弄されている我が身を重ねて、満点をつけたいところだが、ラストにマイナス評価。あれでは「男」は、全てから逃れられてしまう。しかし視点を変えれば「男」にはハッピーエンドでもあるのか。…「足を洗って」「OK」このシュナイダーの投げかけと、さりげないブランドの返事が一番リアル。…あまりに私的なコメント。。。 8点(2004-09-04 02:26:04) |