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1.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
私は、主人公の女に対してきれそうになりました。はっきり言わせてもらうとあの女、性根が悪すぎる。それを「可愛い」「自分に正直」といって許容するほど現実の男は甘くないですよ。それと前作でもあったがイギリス人の有色人種に対する差別意識が本作でも無意識に表れていた。本作とは無関係だがレニー・セルウィガーという女優、成功すればするほど人相が悪くなっているように見受けられるのだが気のせいだろうか???
[DVD(字幕)] 2点(2005-09-18 20:59:59)
2.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
昔からベッソン監督の作品とは相性が良くない。事実上の出世作で非常に世評の高いこの作品にしても然り。どこが悪いのかという訳でもなく特に欠点があるわけではない。ただとても退屈な映画だったというのが正直な感想。地中海の海は確かに美しいけど日本人には日本海の荒波の方が似合ってるんですよ、やっぱり。ふんどし姿の男がタコを捕まえに海に潜るなんて話になったりして。。。
5点(2004-10-30 17:27:22)
3.  レオン(1994)
以前、あるラジオ番組で某DJがこの映画について語っていた。曰く「この映画、お金がかかってないんですよ!でもよくできてるんです!」あのー、本作よりもお金がかかっていないけど素晴らしい映画ってそれこそ数え切れないぐらいあると思うのですが。本作を低く評価することにより映画通を気取るつもりは毛頭ない。でもねえ、お金がかかってないから素晴らしいというのはどうだろう。単純に「切なかった」「泣けた」と言えばいいものを。僕はというと切なくもなかったし泣くこともできませんでした。そこまでレオンに感情移入することができなかったもので。殺された無念や悔しさは警察官も同じこと。
4点(2004-09-25 09:06:02)
4.  ニュー・シネマ・パラダイス
若い頃はさほど感銘を受けなかったが、年を取ってから見直すと感動した映画は結構ある。ある程度人生経験を積んでからでないと心の琴線に触れることができない作品もあるのだ。貧しい少年時代、映画だけが唯一の楽しみだったトト。時には買い物代まで映画に費やし母親に引っ叩かれてしまうこともあった。映画館で働く中年男アルフレートとの年の離れた友情。映画監督を志して都会に旅立つ青年期を経て、成功を収めたが心のどこかは満たされていない壮年期。何十年か振りの里帰りで久しぶりに映画館の前に立ち「ああ自分の原点はこれだったんだ」と再認識する。そしてラストシーン、アルフレートの遺品にあったキスシーン集のフィルムを見ながら涙するトト。これは単なる感動映画ではない、人生を描いた映画なんだと30代になって初めて気がついた。自分も失敗ばかりの20代だったがもう一度やり直したいとこの映画を観直して思った。この映画、いまいちだと思われた方は年を取ってからもう一度観ていただきたい。
8点(2004-09-18 14:19:25)(良:2票)
5.  死刑台のエレベーター(1958)
上手く説明できないのだが「雰囲気」というか「香り」で楽しむべき映画というのがたまにある。その元祖が本作ではないだろうか。現代の我々は、とかくプロットを追うことにばかり気をとられてのんびり映画を楽しむことを忘れているように思う。かったるい?まあそう慌てないでゆっくり映像と音楽を堪能しなさい、お若いの。映画というのは「スパイダーマン」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」だけじゃあないんですよ。
7点(2004-08-31 20:32:47)(良:3票)
6.  太陽がいっぱい
5歳ぐらいの時に初めて観た映画が実はこれ。その頃は当然のことながらストーリや字幕なんて理解できるはずがなかったのだが、子供心にも伝わるものは伝わってきた。現代の二転三転ばかりのサスペンス映画に慣れ親しんでいる人たちには、本作の結末は物足りないのかもしれないが実際の犯罪も得てしてああいう些細なミスで襤褸が出るものではないのだろうか。日本のサスペンスがつまらない理由は、トリックばかりに固執するあまり犯罪に手を染めるに至った人間の悲しさをきちんと描いていないからだと思う(「金田一少年の事件簿」がいい例)。貧しさ、卑しさから抜け出そうとするが結局は失敗する人間の悲しさ、切なさを描いた名作。
10点(2003-12-19 23:10:17)(良:2票)
7.  クレーヴの奥方(1999)
実はこれ公開当時に映画館まで観に行ったんですよ。銀座シネパトスっていうちょっと気取った感じの映画館に。結構期待してたのに蓋を開けてみたら点数通りメガドン級に面白くなかったんです、これが。あまりのつまらなさで帰り道、思わず涙が出てしまったほどです。それから10日ほど経ったある日、読売新聞夕刊の映画評論記事が「21世紀の幕開けにふさわしい真の傑作である」だなんて絶賛して。。。インテリの言うことは信用しないで自分の眼で映画は判断しましょう。
1点(2003-12-04 21:21:52)
8.  耳に残るは君の歌声
単にルックスの良い俳優を観たいのならクリスティーナ・リッチとジョニー・デップ。きちんと演技をする俳優を観たいのならケイト・ブランシェットとジョン・タトゥーロ。どちらの嗜好にもお得な一本。
3点(2003-10-24 22:50:38)
9.  ピアニスト
公衆の面前で全裸でマスターベーションをしている男に「お前は俺のことを変態と呼ぶがじゃあお前は自分を健全だと言い切れるのか」と面と向かって言われたような気分にさせられる映画。私にははっきりいって出来の悪いポルノ映画としか言いようがなく小難しいことを論評するまでもない作品としか思えない。とは言うものの主演の二人の演技はさすがというか彼らの演技にそれぞれ1点づつ献上。ブノア・マジメルは私と同じく29歳で奥方はあのジュリエット・ビノシュ。本当に同い年なんて信じられん。。。
2点(2003-10-24 22:28:04)
10.  ミナ
女同士の友情ってやっぱりなかなか上手くいかないものなんですかねえ。男の私にはどうも分からないです。この映画でロマーヌ・ボーランジュを初めて観たのですがいい女優さんですね。最近あまり見かけないように思いますが。
7点(2003-09-28 20:25:56)
11.  ジャッカルの日
原作はジャッカルが暗殺遂行に至るまでの過程とそれを追うルベル刑事の奮闘が入念に描かれていて実に面白かった。映画で観るとなるとやはり駆け足というか展開が早すぎるという印象。悪い出来ではないものの原作の魅力には今ひとつ及ばず。でも映画のレビューで原作に触れるのは反則か。
6点(2003-09-25 22:35:41)
12.  めぐり逢う朝
ただ音楽のみを追求する師と世俗の栄達を求めた弟子。その弟子を愛する師の娘。とにかく美しい映画である。芸術論を語る柄ではないが、この作品を観て芸術とは何かというのを考えさせられた。キャスティングに唯一不満が残るが、ラストで涙ながらにヴィオールを奏でるジェラール・ドパルデューを見て「これもありか」と思った。あまり世に知られてはいないが(まさにサント・コロンブそのもの)十年に一度の傑作ではないだろうか。
10点(2003-09-23 09:14:25)
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