1. レスラー
泣き死にするかと思った。ドキュメンタリーのような撮影はリアルすぎ。ため息、ボイラーの音など生活感を感じさせる一つ一つを丁寧に披露音響は見事。十分良い女だがあえて年齢を感じさせるように撮られたマリサ・トメイも良い。そして何よりぼこぼこの顔、不器用そうな指、体のパーツ全てで役を表現しきったミッキー・ロークには感服。傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2010-01-24 01:15:10) |
2. ハプニング
《ネタバレ》 ぼくはなんだかシャマランの今の心境を映し出しているような気がしてなりませんでした。 もう映画は当たらないし、契約も切られるし。いっそはちゃめちゃやってやろうか、いや、俺自身が自殺したい気分なんだよ!っていう心の叫びのような悪趣味な自殺オンパレード。 やっとたどり着いた民家の老婆が理不尽ってのもなんだか意味深。これはプロデューサーかな。自分をサポートしてくれるのかと思ったらこんな脚本はクソだ!といきなりダメだしされた、なんなんだ、この理解できない行動は!そういう気持ちがこの老婆に投影されてるんじゃないか。 そしてもう絶対絶命、ってところで自然と助かっちゃった、ってのが希望的観測。きっとこの映画も成功して、何事もなかったかのように俺はもてはやされるよ。 ラストでは別の国で同じ現象が!!今もてはやされてる外国人監督よ、次はお前らの番だからな!ってことで。痛々しいですな。でも思ったよりはつまんなくなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-27 07:34:00)(笑:1票) (良:1票) |
3. ランド・オブ・ザ・デッド
怖いかどうかと言われるとあまり怖くないんだけど、ロメロってとってもしっかりと映画を撮る人だなー、普通に(いや、ゴアシーン満載で普通じゃないんだけど)面白く見られる映画でした。デニス・ホッパーが出ている事と、川からぬーっと顔を出すゾンビがなにやら”地獄の黙示録”風であるとか、”あのころ”の映画を思い出させる部分もありながら、ゾンビの進化、という新しい味も加えている。そして何より、周りを見て見ぬふり、の人間批判も色濃く正にロメロのゾンビ。”ショーン・オブ・ザ・デッド”の監督が鎖につながれて写真を撮られるゾンビを嬉しそうに演じております。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-02 23:33:05) |
4. バイオハザードII アポカリプス
前作の雰囲気を崩さずにテンポのよい演出でなかなか面白かったです。監督交代の違和感はそれほど感じなかったな。なんと言ってもジルがいい女でたまらなかった。登場シーンからセクシー&ワイルド。鋭い視線がたまらない。ミラ嬢は今回前作以上の露出度ですな。前作は控えめにチラリ程度だったのが今回はモロ。しかし胸自体が控えめだったが。リッカー3匹との対決シーンなどスリリングで最高。アクションもスピーディーでよいのだけど、ちょっと編集がめまぐるしくて、格好いいアクションが良く見えないぞ。生かしきれていないキャラもあり、ちょっと惜しい部分もあるのだけど力技でノリノリの演出でまずは楽しめる一本になりました。 7点(2004-09-23 22:42:42) |
5. シティ・オブ・ゴッド
ひえー。ブラジルってこんなところなの?しかし映像、編集が想像以上にモダンで驚き。つかまったちびっこギャングの子供二人のどちらかを殺せ、というときの泣きじゃくる様がリアルですごい。陰惨な話だがエンタテイメント性も高い。それは自分の視点を、気弱で正義感がものすごく強いわけでもない、タナボタに舞い込んでくるラッキーに素直によろこぶオスマン・サンコンそっくりの少年に置くことで心のよりどころに出来るからではないかな。大した映画ですよ。 8点(2004-05-24 23:00:04) |
6. ファングルフ/月と心臓
期待せずに見た”狼男フレンチ”。なかなかスタイリッシュな演出で案外楽しかったな。ジュリー・デルピーって好きだな。可愛くて、ちょっとエロくて。 7点(2004-05-05 22:54:54) |
7. 運命の女(2002)
エイドリアン・ラインの妄想ズリネタを見事に映像化。またはフランス書院の小説をハリウッドで作るとこうなる。実にこの監督らしい映画ね。ねちっこい描写とダイアン・レインのエロさが見もの。しかし、自分ではエッチな下着とか靴とか新調して不倫相手には家にあったあんなしょぼいものプレゼントして。なんか買ってやれよ。 6点(2004-01-05 23:38:43) |
8. 過去のない男
配給の食事や、かわいいジョッキのビール。無表情に淡々とたべたりしているけど、そんな一つ一つがとても幸せそうに感じる。貧しいがゆえに感じる幸福感や人情を徹底して無表情に語る事で強く感じさせてくれた。いい映画だね。 8点(2003-10-26 22:32:49) |
9. バイオハザード(2001)
ストーリーモードでスキップしたくなるところまでゲームに似てる。なかなか面白かったよ。もってまわったような罠(レーザー光線みたいなやつ)も笑える。〇。 7点(2002-10-15 23:05:37) |
10. トト・ザ・ヒーロー
すごく泣いた。自分の人生は最初からなにか間違っていると思いながら実は自ら幸福を捨ててきた主人公。最後に自己犠牲という形で自分の夢を叶えるという、切なくもほほえましい、なんともいえない余韻を残す映画でした。すばらしい。 10点(2002-03-20 22:55:30)(良:1票) |
11. シンプル・プラン
ビル・パクストンをはじめていいと思った。ソーントン、あんたの顔はほんとはどんな顔なんだ。見るたびに違う顔だぞ。 8点(2002-02-18 00:21:41) |
12. セントラル・ステーション
”菊次郎の夏”みてえだな。純粋にいい映画だと思った。子供が上手い。 8点(2002-01-15 23:40:58) |