1. ターミネーター2
この評価のほとんどは、液体金属のCGIに与えられている。 実は、内容的には、疑問だ。 何がどうなんだろう…。スカってしない部分がマイナス面か。 スカッと抜けないんだよね、このシリーズは。キャメロンの特色か? 「エイリアン2」なんて素晴らしかったのにね、キャメちゃん。 6点(2004-06-14 01:15:15) |
2. ブリキの太鼓
長くて重い作品ではあるが、アイデアの面白さとオリジナリティの高さにまずびっくりする。 その点では、30年、あるいは50年に1作、出るか出ないかの凄い作品でなかろうかと、私は睨んでいる。 年数に根拠は無いが、つまりそれだけ希有で傑出した作品であるということだ。 とにかく、死ぬまでに1度は観ておくべき作品である。 7点(2004-06-13 21:36:22) |
3. バイオハザード(2001)
ゲームを自分でプレイしたことがある人はきっと、ゲームの背景にあたるエピソードと その雰囲気を味わうだけでも充分に楽しめるのではないだろうか。 同じくゲームをベースとして映画化された作品でも「ファイナル・ファンタジー」などとは比べ物にならないくらい、オリジナルの世界観を忠実に再現しているように思われる。 6点(2004-06-06 18:32:07) |
4. アイス・エイジ
「ダイナソー」見たいに、どうしようもない作品だったらどうしようと 思いつつ見たが。 笑える、楽しめる、感動する。 全てのキャラの役割が各々はっきりしていて良い。 伏線もしっかりしていて、中でもサーベルタイガーと子供の関係の進め方がうまく ホロっときた。 7点(2004-06-06 18:29:26) |
5. アザーズ
《ネタバレ》 「シックス・センス」さえ世に出ていなければ、間違いなく、もっとクローズアップされていたに違いない。 作品の完成度は断然こちらの方が上だと思う。 切ないホラーだ。 8点(2004-06-06 17:39:13) |
6. ポネット
主役の少女、若干4歳でこの演技にはビックリさせられ通し。 愛らしさも満点である。 ただ、本作のクライマックスによって、この作品が好きになれるかどうか分かれると思う。 中盤にかけてまでは、エピソードと少女のけな気さが観客を引っ張っていく。 同時に、観客は、起こるであろう何らかの奇跡への期待感を密かに抱いている。それが具現化した時、観ている人は待ち焦がれた期待で感動するか、それとも、実体があまりにも意外で興ざめしてしまうかのどちらかであると思う。 私は後者であった。 主役の少女の演技は文句なしである。 4点(2004-05-04 19:57:07) |
7. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 緻密に計画を練り、用意周到に準備を重ね、完全犯罪を目論む青年。 これ以上無いであろう完璧な犯罪計画を遂行し、全てを手に入れた時、たった一つの偶然が彼の計画を既に台無しにしてしまっていたのだ。 その時、全てをやり遂げた達成感に満ち溢れている青年に対して、太陽はまぶしいほどサンサンと照り付けていた。 もうすぐ絶望感を味わう事を未だ知らない青年に対して…。 名作である。 特に、名作たるゆえんはその終わり方にある。 9点(2004-05-04 19:34:44) |
8. Z
役者としてのイヴ・モンタンが好きだったのもあって、最初にこの作品を深夜放送で見たときから、最も好きな作品になったと言ってもいいかもしれない。 ①事件が起こるまで。②事件が起こって調査に乗り出すまで。③調査開始からクライマックスまで。 と、大別して3つに分けることができるのだが、後半以降、特に③辺りから、アドレナリンが最大限に分泌される。 常に冷静で、思想に囚われずに客観性を重視しながら聞き取り調査を進めていく検事が、ある段階に来て、思わず口を滑らせ、 記録担当係に再確認される辺り、ユーモアのセンスがキラリと光ると共に、心理描写としても非常にうまい。 そしてエンドロール間際の最後の語りは何度見ても鳥肌モノだ。 [地上波(吹替)] 10点(2003-12-21 19:30:53) |