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プロフィール
コメント数 185
性別 男性
自己紹介 フツ~の映画好きのおっさんです。戦争映画が割と好き。でも、アクション物からロマコメまでなんでも見ます。

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1.  ハプニング 《ネタバレ》 
今回もシャマラン・マジックにはまってしまった。私の場合のマジックとは、「今度こそはおもしろいに違いない」と期待させて、やっぱり裏切られちゃう、というものですが。明らかにお話が破綻してるなぁと思うのは、もし、大量自殺の原因が植物なのだと判明したら、世界中で植物を焼き払うなり大混乱が起きるだろうし、いつまた植物の反乱が起きるか分からないとしたら、人々はパニックに陥ってそれこそ戦争すら引き起こしかねないでしょう。あれだけの人が(植物に)殺されているのに、ラストは「そうか。自然の突然変異だったんだ。収まって良かったね」で終わり。そりゃ普通の感覚からしてあり得んだろう。突然現れて、突然死んでしまうあの怖いおばあさんのストーリー上の必然性もよく分からないし、「つまらない」というのを超えて「脚本が破綻してる」と思うんですけど、どうですかね。
[映画館(字幕)] 3点(2008-08-09 07:59:21)
2.  バベル
期待していたほどおもしろくない、という意見が多数派のようで、私もそれに一票。ところで、私はこの作品を見て、役所広司が日本を代表する役者に祭り上げられていくのにいよいよ違和感を感じるようになった。あの中途半端な長髪、何かこだわりがある…んでしょうかねえ。髪型のせいだけではないんでしょうが、何の役を演じても同じ人に見える。演技派のようでいて、役の幅がすごく狭い役者のように思えてきた。このままでは第2の田村正和になるんじゃあないかと。それはそれでいいのかもしれませんが。
[映画館(字幕)] 5点(2007-05-02 03:05:12)
3.  ナイト・オブ・ザ・スカイ
ダッソー社のプロモーションビデオみたいだ。戦闘機好きなら見て損はないでしょう。いろいろ突っ込みたいところはあるし、あらすじも最後の方がごちゃごちゃしてこなれていないけど、さすが実写は違う、と「ステルス」あたりのCG空中戦シーンと比べると感じる。金属の塊がジェットエンジンの推力である一定の慣性を持って空気の中を移動する(つまりそれを飛行というのだろうが)、という実感は素人目にも違いがすぐ分かる。CGはやっぱり「絵」がひらひらと飛んでいるようだけに見える。だけど…映画としてはただそれだけかもしれない。もっとも、原作は漫画らしいので、そう思えば気軽に楽しめるかもしれない。まあ、いくら迫力があると言ってもちょっと飛行シーンが冗長だったかな。
[映画館(字幕)] 6点(2006-02-19 21:04:26)
4.  ロード・オブ・ウォー 《ネタバレ》 
思っていたより重いテーマの映画だった。ラストのひねりも良かった。最初の場面からAKの銃弾工場へ、物語が進み、そして一番最後のシーンへとつながる(戻っていく?)場面は人類と戦争のエンドレスな関係を揶揄してるみたいで滑稽で悲しい。結局、誰も戦争を止めないし、止められない。だから金が儲かる。そんなこと、とっくにみんな知ってるはずなのに、きれい事言って目をそらしてるんじゃないよ。そんなメッセージを感じた。日本だって、世界最大の武器商人から毎年せっせと買い物してるものなあ。まあ、それでも映画の中の国よりずっと平和な日本だって、年間3万人が自殺で、1万人が交通事故で死んでいく。まったくこの世界というのは残酷なんですね。そんなことを感じました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-20 00:38:17)
5.  皇帝ペンギン
3次上映ぐらいで見たら、何故か吹き替え版でした。ペンギンたちが体を寄せ合って吹雪と闘いながら、ちゃんと中心には子供を抱えてるオスを回して、外側の一番寒い役は交代でやってるのなんかを見てると、通勤ラッシュで人を押しのけて歩いていくおっさんやおばちゃんが目に浮かんで、人間ってつくづくアホやなあ…と思ってしまう。何カ月も絶食して、死にそうになりながらヒナ(これがもう反則的にかわいい)を育ててるペンギン夫婦(?)の姿見てると、パチンコ屋の駐車場で子供を死なせたり、育児放棄だかで幼児を餓死させて別の男とくっついてしまうバカ母などを思い出して、やっぱり人間にも自然の天敵が必要やなとふと思ったりする。天敵がいないから人間同士、宗教だの領土だの第3者的にはつまらない理由で延々殺し合いするのかな? そんなこともふと考えたりして。
[映画館(吹替)] 7点(2005-10-16 22:12:11)(良:1票)
6.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
ここのレビューを見て、「ああそうか、あそこはあの映画のパロディだったのか」と納得。感謝です。今回のブリジットも大ボケ&大ドジの連発だけど、最初の方はちょっと勘違いと暴走が過ぎるんじゃないの、と引いてしまった。でも、刑務所に入るあたりからだんだんとまたブリジットが好きになり始める。完璧でいつも感情を見せないマークのめっちゃくちゃなケンカもお約束だけど笑わせる。今回はMI-5まで動かしちゃって、もうほとんどスーパーマン級の活躍。結果として、何度も大声で笑ってしまった。しっかし、レニー・ゼルヴィガーさん、すごい太り方。役作りのためとはいえ、すごい女優根性です。
[映画館(字幕)] 7点(2005-04-11 01:35:24)
7.  アザーズ 《ネタバレ》 
この手の「幽霊もの」が極度に苦手なので避けていたが、ニコールの美しさ見たさについに借りてしまった。皆さんがおっしゃる通り、「シックスセンス」に似たオチだけど、グロテスクな描写も少ないし、急に「ドン!」と大きな音がしたりしない分、雰囲気はこっちの方がずっといい。3人の親子は戦場に行った父親の霊の帰りをあの家で待ち続けるために離れられないのだろうか。それとも無理心中(?)を図った罰として天国へ行くことを許されないのだろうか。ラストで大きな屋敷の窓から外を見つめている親子、子供たちの許しを得たニコールの澄んだブルーの瞳が悲しくて美しい。でも、映画館で見たら怖かっただろうなあ~。私はDVDで見て、怖さがジワジワ盛り上がってくると場面を早回しして逃げました(それなら見るなと言われそうだが)。
8点(2005-01-19 12:39:48)
8.  TAXI NY
主人公の凄腕ドライバーを女性(しかも黒人のラティファ)にしたのは正解だったかも。情けない男を演じたジミー・ファロンとの絡みが自然だったしおかしかった。ファロンの作品は初めて見たけど、笑気ガスのギャグとか劇場でみんなが大声で笑っていた。日本人にも分かる「笑い」が演じられる人なんですね。ただ、カーチェイスのスピード感はフランス版の方が上かなあ…。それとラティファが役の上ではナスカーのレーサーを目指していることになっていたけど、個人的にはモータースポーツへのリスペクトがもう少しあったら良かったな。最後の方にちょろっとあるだけじゃなくて。こういう映画は間違いなくクルマ好きが見に来るものだし。フランス版には確か、「このステアリング、アラン・プロスト(有名なF1レーサー)と同じタイプなんだ」なんて台詞がさりげなくあった。作品の中の凄腕美女強盗団の国、ブラジルだってアイルトン・セナを生んだ国ですからね。
7点(2005-01-14 11:16:23)
9.  グラン・マスクの男
実在のフライ・トルメンタの話を新聞か何かで読んでしまい、そっちで先に感動してしまったので、映画はその追体験みたいな感じだった。でも、実話のイメージに近いほのぼのとした作品だった。「暴風神父」なんて、グッと来るリングネームですよね。ホントに優しくて強そうだ。ジャン・レノのファンを呼び込もうとしたのか、邦題は「グラン・ブルー」に引っかけたんだろうけど、ちょっとイメージ違いますよね。
7点(2004-10-29 01:56:42)
10.  バイオハザードII アポカリプス
前作は見たけど、これのゲームはやってません。という立場での感想ですけど、身も蓋もないですが、何だか「ゲーム」っぽい映画だ。前作は狭い研究所内から脱出する、という状況設定があるから緊張感があったが、今作は話のスケールを広げた分、設定に無理があるような気がする。私がもし指揮官だったら、M1戦車か戦闘車両とアパッチ攻撃ヘリ(かそれに近い装備)でゾンビを一網打尽にする。機関砲で撃てば、頭を狙わなくても人間の体は粉々になる。博士の子供の場所が分かってるなら、ヘリで降りて救出に行けばいいし、改良型(?)アンデッドの戦闘能力を計りたいのなら、わざわざ街ひとつをぶっ壊して、なおさら戦術核で焼き尽くす必要はないだろう。こんなことを書くのは無粋なんでしょうが、わざわざ闘うために場所を設定しているような感じで、まさに「テレビゲーム」みたいに見えてしまった。それと、ミラの戦闘アクションは訓練の割にはカメラが近すぎるのかカット割りのせいなのか、それともミラ本人が闘っている(スタントを使っていない)ためなのか、あまり強そうに見えない。マトリックスのキャリー・アンやX-MENのレベッカ・ステイモスの方が格好良かった。
4点(2004-10-01 13:42:18)
11.  サンダーバード(2004)
すごく期待して見に行った。サンダーバードが実写版で映画になると聞いてから、あの♪タッタカタッタ~タッタ~タカタカ♪ってBGMが頭の中で何度か鳴った30~40歳代の男性は多かったことでしょう。オープニングから旧作の好きな人にはうれしい絵が続きますが、肝心のストーリーは皆さんの大好きなメカたちがあまり活躍しません。パンフレット読んだら、アメリカではサンダーバードはほとんど知られていないため、物語を人物中心にして一般受けを狙った様子。確かにお子さま向けでしたけど、私と同世代(30~40歳ぐらい)の男性一人、夫婦風の方が結構多かった。私がパンフレット買った時も50代ぐらいの夫婦らしいカップルの男性がうれしそうに買っていて、横で見ていた奥さんが「気が済んだ?」という感じで呆れていました。これは小さなお子さんがいるお父さんが、韓国ドラマにはまっている奥さんは家にほったらかして、ひそかに子供(男の子)との絆を取り戻すための映画だと言い切ってしまいましょう。しかし…。2号のプラモデルたくさん作った私としては、もっと2号を活躍させてほしかったなあ。
6点(2004-08-17 14:44:35)
12.  ひまわり(1970)
好きな映画です。みなさんが書いている通り。画面一杯にひろがる悲しいひまわりのシーンにあのBGM。世界中がきな臭い、殺伐とした空気に包まれている今、この映画に多くの人が涙を誘われることになんだかほっとした気分になる。戦争はどんなに時代が変わっても、政治体制が変わっても、必ず起きる。誰かが死に、誰かが涙にくれる。だから「起こしてはいけない」と常に自戒しなければならないのでしょう。この映画もそれを忘れそうになった時に見たい一本です。
10点(2004-03-31 22:06:41)
13.  ミシェル・ヴァイヨン
 モータースポーツ好きなんで、見に行きました。そうだなあ…。「ドリブン」が「モータースポーツを描いた漫画みたいな映画」とすると、この映画は「漫画で描いたモータースポーツの映画」というか。原作が漫画なんだそうですけど、ホントに漫画なんです。モータースポーツ好きから見ると。主人公にちょっと影があってストイックで、パンフにも書いてありましたが、亡きアイルトン・セナに雰囲気が似てるところ(外見でなく)が少し良かったかな。
4点(2003-12-25 21:19:52)
14.  真実のマレーネ・ディートリッヒ 《ネタバレ》 
 久々に「心に染みた」映画でした。ナチに反発し、故郷を捨てたディートリッヒがベルリンに落とす爆弾を作るために戦時国債を宣伝する姿、終戦後のベルリンで母親と再会する声、戦地へ恋人のジャン・ギャバンを追いかけていくくだり、すぐれた反戦映画でもあり、恋愛映画でもあり、音楽映画でもあると思いました。美しく、強かったディートリッヒの鮮烈な生き様に感動しました。戦後、ドイツ公演で唾を吐きかけられるエピソードは映画を見ている者ですら胸をえぐられるように悲しい。また、盛大ではなかった葬式にハリウッド関係者の姿がなかったことも。しかし、死後、やっとディートリッヒは故郷に迎えられる。そのエピソードがナレーションで語られる時、小さな映画館は泣いている観客の鼻をすする音だらけでした。ドキュメンタリー仕立てなので、普通の映画ではありませんが、ディートリッヒの人生がまるで映画のようにドラマチックなので、どんどん引き込まれます。帰りに思わず「モロッコ」を借りました。白黒の画面の中のディートリッヒはやはりとてもきれいな人でした。
10点(2003-12-18 17:08:10)(良:1票)
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