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プロフィール
コメント数 147
性別 男性
年齢 64歳
自己紹介 映画はできる限り映画館で映画館で見たいと思っています。ミュージカルが好きで、基本的に明るく楽しい映画、ちょっとほろっとさせてくれる映画が好きですが、しっかりとした重厚な作品も好みです。スプラッタ、バイオレンス、エロ・グロ、悲恋ものなどは苦手で、はなから見ないこともあり、どうしても評価するのは好きな作品が多くなるので、全体に点数は高めになってしまいます。

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1.  エリザベス:ゴールデン・エイジ
全体的に重厚な作りの史劇といった雰囲気なんですが、基本的にエリザベスⅠ世の女性としての葛藤が主題になってしまっているので、どうも違和感が残ってしまいます。さらに、史劇としての描き方がかなりはしょっているので、いまひとつ理解できない部分が出てきてしまいました。出来ることならもっと史劇としての部分を追加したものを見てみたいものです。このように不満はいろいろあるのですが、それでもケイト・ブランシェットの演技力の賜で、それなりには楽しめる作品になっています。
[映画館(字幕)] 7点(2008-02-26 01:08:11)
2.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~
私にとってエディット・ピアフの歌は、1,2曲聴くぶんにはとても良いと思うものの続けて聴くとなんかしんどくなってくる。ピアフの不遇な生涯が歌ににじみ出ているせいなのでしょうが、この映画を見るとそのことが再認識されました。そんな不遇な生涯を映画を描いた作品なだけに見てて辛い映画であろうことは予想してましたが、ピアフ自身の問題点もこれだけ描かれていると感情移入もできず、やはりあまり後味はよくないですね。 ピアフを演じたマリオン・コティヤールの演技が素晴らしい(完全にピアフになりきっていて、その前に見た「プロヴァンスの贈りもの」とはまったく別人で全然気づきませんでした。)だけに逆に見ての辛さを強める結果になってます。おまけに時間軸が飛びすぎるので、登場人物の対応を取るのがたいへんなのも余計疲れる原因になってます。ピアフに興味のある人は一度は見て良い映画でしょうが、朝っぱらから見ると一日中暗くなってしまうので、なるべく夕方以降見た方が良いでしょう。 
[映画館(字幕)] 5点(2007-11-03 21:45:44)
3.  魔笛(2006) 《ネタバレ》 
予告編で第一次大戦風の場面があったので、いったいどんな具合になっているんだと不思議に思いながら見に行ってきました。端的に言えば、魔笛の楽曲を使った実写版ファンタジア風パロディ映画ですね。タミーノとパパゲーノが楽器を手に入れるシーンは「戦場のアリア」、タミーノとパミーナの空想のダンスシーンはまるっきりアステア・ロジャースだし、ラストは「ファンタジア2000」の中の「火の鳥」。他にもMGMのミュージカル風場面などどっかで見たことがありそうなシーンが有り、元ネタ探しをしながら見るの一興でしょう。 元々のオペラ自体、ストーリー的にあまりしっかりしたものでは無いのですが、この作品では時代設定を第一次世界大戦に設定したせいもあって、ますます訳がわからなくなってます。元々のオペラを知っていると、「あの場面がこういう風になったんだ」という見方でそれなりには楽しめますが、もとのオペラを観たことがないとかなりきついかもしれません。一応、平和への願いがテーマみたいになってますが、ストーリー性を考え出したらとても見てられないこと請け合いです。 音楽は歌詞が英語なのがやや違和感があるものの良い演奏なので、「ファンタジア」のようにクラシックの名曲に実写のイメージ映像を乗せたものとして見ることをお勧めします。点数付けが難しいんですが、自分自身の中で賛否が分かれるので5点にしときます。
[映画館(字幕)] 5点(2007-09-02 15:33:05)
4.  クィーン 《ネタバレ》 
ダイアナ妃の事故死をめぐっての話と聞いていたので、もっと深刻で辛気くさい話かと思っていたのですが、全編、皮肉混じりの会話に思わず失笑することも多く、なかなか面白かったです。これぞ英国流のユーモアなんでしょう。エリザベス女王役のヘレン・ミレンとフィリップ殿下役のジェイムズ・クロムウェルはルックス的にもイメージ通りの適役、ブレア首相もちょっと軽すぎる感はありますが、まあ、これはこれで良し。ただ、チャールズ皇太子だけは違和感がありすぎで、これがこの映画の最大の欠点でしょう。 ストーリー自体は淡々と進んでそれほど盛り上がりはないですが、しっかりとした脚本、出演者達の確実な演技、絶妙な英国流ユーモア感覚に支えられて、少しもだれることなく最後まで見ることができました。最後の方で女王が首相に言う言葉も、ここのところのブレア首相の状況(すでに退陣を表明しちゃいましたが)を見るにつけ、ブラックな香りが引き立ってます。 それにしても、女王も首相もすべて現役のときにこのような映画が作られたことが、同じく皇族を戴く日本人としては少し驚きです。日本で皇族、とくに民間から嫁いだお妃の方々に焦点を当てれば、この作品以上にドラマチックな映画になりそうですが、おそらくそれは今の時代が時代劇の世界になるまでは無理なことでしょうね。 
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-11 22:17:55)
5.  太陽(2005) 《ネタバレ》 
日本でもアメリカでも作れなかった映画。ロシアだからこそこんな映画が作られたのでしょう。おそろしく淡々とした展開なのにくわえ、終戦や人間宣言の具体的な場面を描かないので、劇中の昭和天皇の発言並みにこの映画の真意が判りにくいのですが、最後のシーンで、神格化されたほんとは普通のおじさんだったかもしれない男性の苦悩とを描くことが目的であった事が鮮明となります。人間であることを宣言して得た救いと、その人間宣言がもたらした代償。世界の人々に昭和天皇についての理解を深めてもらうには良いきっかけになるかもしれません。が、日本人にとって、この映画の評価はとても難しいのではないでしょうか。おまけに、イッセー緒方の演技は昭和天皇を良く再現しているのですが、どこか笑いものにしているのではないかとも思え、見る人の立場・考え方でかなり点数は変化しそうです。それほど面白いというわけではないものの、一度は見ておいて悪くはないかなということで6点です。
[映画館(字幕)] 6点(2006-12-16 23:01:12)(良:1票)
6.  僕のニューヨークライフ
コメディとして笑いの要素となる部分が不快に感じるだけで見始めてから終始いらいらしっぱなし。映画館で見てなければ途中で見るのをやめていたことでしょう。主要登場人物すべてにいらつかされる上にウッディ・アレンとジェイソン・ビッグスがともにどもり気味の台詞回しで喋りまくるのがとても耳障りで、何度席を立とうとしたことか。音楽が良いのが救いで、音楽でいらいらを癒しつつなんとか最後まで見通したといったところです。
[映画館(字幕)] 3点(2006-05-13 23:35:35)
7.  サンダーバード(2004)
この映画はオリジナルのTVシリーズを観ているかどうかで評価が大きく変わりますね。日本で初めてテレビ放映されたとき、私は幼稚園児。当時は白黒テレビのほうが多くカラー番組は「カラー放送」と画面に表示されていた時代です。同じクラスのカラーテレビが家にある子の周りには放送の翌日、あの場面のあの場所はどんな色だったなどと訊きに皆が集まるぐらい、当時の子供達は夢中になって見入ったものです。その思い入れがいまだに強く残るおじさんにはとって、この映画、何とも複雑な思いです。サンダーバード各号機はまるでガメラみたいな2号以外はいい出来だし、パーカーはオリジナルそのままだし、フッドもわりと雰囲気でてるしで悪くないんですが、隊員以外の子供たちが活躍するというストーリーは、オリジナル・シリーズへの序章という立場で今後オリジナルの雰囲気を再現したシリーズが製作されるならそこそこ評価できますが、続編が作られないなら許し難いです。 一方、サンダーバードのオリジナルを知らなければそこそこ楽しく観られるんでしょう。 ということで、点数をつけるのは難しいんですが、オリジナルのように国際救助隊の活躍を画く続編が出来ることを期待しつつ5点。
[映画館(吹替)] 5点(2005-12-06 00:05:01)
8.  ミニミニ大作戦(2003)
公開時に映画館で見ました。ストーリー展開はどうということもなかったですが、テンポ良くカースタントなどが盛り込まれていて退屈せずに楽しめました。個人的にはもう少しミニのカースタント・シーンが多いと良かったんですけどね。この手の映画はやはり映画館の大画面で見るに限ります。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-30 02:30:47)
9.  モーターサイクル・ダイアリーズ
青春ものロード・ムービーとして普通にいい作品です。旅の途中のエピソードがそれぞれ丁寧に画かれているので、特段盛り上がるところはないものの退屈することもなく全編を観ることが出来ました。いくつかのエピソードは、革命家ゲバラとしての芽生えを感じさせるものもあり、なかなか興味深かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-28 22:38:58)
10.  皇帝ペンギン
「WATARIDORI」と同じフランス映画ということと、ペンギンに台詞を入れているということでまたハズレかと危惧を感じつつ見ましたが、ペンギンの台詞というよりはあくまでもナレーションの一形態としてペンギンが喋っているようにしているだけで、妙に擬人化しているわけではなく、コウテイペンギンの繁殖活動を丁寧に描いてことを含め、ドキュメンタリーとしてけっこう良い作品です。ただ、撮影の労力はかなりのものだったのはよく判るのですが、NHKやBBCの自然ドキュメンタリーで見たことのあるような場面が多いのと、ハイビジョンでこの手の自然ドキュメンタリーを見慣れてしまうと画質的にもちょっと不満が残りました。まあ、でもこの出来なら万人に勧められる映画でしょう。
[映画館(吹替)] 7点(2005-11-15 22:53:30)
11.  WATARIDORI
せっかくの素晴らしい映像を編集が台無しにした作品です。無理矢理、渡り鳥が戻って来るということをメインテーマにしたせいで妙に情緒的な作りになったしまった結果、何とも冗長で退屈なものになっています。つまらないストーリー性など持ち込まず、科学ドキュメンタリー的な作りにしていれば非常に良い作品になったであろうにとても残念です。 その後、特典映像期待でDVDを購入しましたが、特典ディスクは本編の不満を吹き飛ばすような出来映えです。これを見ると科学ドキュメンタリーとして再編集したものを見てみたいと思います。
[映画館(字幕)] 3点(2005-11-15 22:41:30)
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