1. 乱
絵を見るような映画でした。 夢のような映像と音楽と、役者の演技。演劇を見ているような気も時々しました。1シーンごとの絵が素晴らしく、見終わったとも忘れられない絵として残りました。時々見返したい映画の一つになりました。 [地上波(邦画)] 9点(2011-01-01 21:04:57) |
2. ミックマック
《ネタバレ》 ジュネの映画だから、ダメでも合格点だろうな、と思ってましたが、ホントそんな感じでした。美術といい、キャラクター設定といい、とても素敵。ジュネワールド炸裂!これこれ!と思いながら、ニヤニヤ。満足! ただ、うーん、アメリを越えない。社長たちへのイタズラというゆるい表現ではあるけど、ちょっと題材がシリアスというか。もうちょっと手放しで楽しみたかったかなーとか。 いや、でも好きなんですが。もう一度見ると、また違う小ネタでニヤリとしそう。恋バナの絡め方が可愛らしくてきゅんとします。 [映画館(字幕)] 7点(2010-10-10 00:08:00) |
3. オーケストラ!
好きです。人間の弱さと強さが明るく描かれていると思いました。どたばたコメディですが、ワイフの強さとか、ハズバンドの弱さとか、ロシア人のいい加減さとか、おかしいけど愛すべき人たち。最後は涙がとまらず・・・。 よくある話、といえばそうかもしれないが、それはそれでいいのだ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-06-29 00:14:18) |
4. -less [レス]
ホラーかと思ってずっと避けていたのだが。話の大筋はベタなホラーだけど、脚本が面白かった。笑ってしまった。ハチャメチャでかなり壊れてます。見てるほうも登場人物のキャラクターに結構イライラします。笑。 [映画館(字幕)] 7点(2010-04-06 00:52:48) |
5. あるいは裏切りという名の犬
テンポよく、冒頭から勢いあって、結局最後まで見てしまいました。みんな良い顔してますね。個人的には警視庁長官さんの顔が好きですけど。あと、娘と父が意外にそっくり。 顔の話はどうでも良いですが、テンポよく、機転の利いたオチは心温まり?ました。 なんとなく、北野武がフランスで受け入れられる理由が少し分かった気がしなくもない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-06 00:28:00) |
6. Dr.パルナサスの鏡
テリーギリアム、健在でした。美術とか、キャラクタとか、ツボに入りまくりですが、でもやっぱりあんまりCGとか使わないほうがいい気がするのは私だけでしょうか。 リリー・コールがとてもよかった。 [映画館(字幕)] 7点(2010-01-28 23:05:08) |
7. エリザベス:ゴールデン・エイジ
個人的には前作のほうが好きです。ケイト・ブランシェットは変わらずすばらしい。しかしなんだか可哀想なエリザベス、という感がなんだか強かった気がして、もっと強いところとの対比がはっきりしていれば素直に見れたかもしれない。美術、特に服飾の美しさにため息が出ました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-05-05 02:46:52) |
8. ハプニング
《ネタバレ》 最初はよかったんだけどなぁ。ショッキングな映像でつかみはOK。 しかし後は退屈です。外に出たら終わってた、って、よかったねーとしか言いようがない。 説明が必要だとはあまり思わないですが、中途半端です。意味ありげな演出にあまり意味を見出せなかったり、だんだん過度に人をびっくりさせるような演出だけが目に付いて、傍観するしかないような映画でした。 [DVD(字幕)] 3点(2009-01-18 22:37:09) |
9. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 いやーびっくりする映画でした。匂いの表現がとても面白いです。そして彼の匂いに対する純粋な執着に味方してしまうようになってきました。しかし見ているうちに、部屋の匂いが気になってきて、お香をたいてみたけどあぁ安っぽいにおいだなぁと思ったり。 天才というかもはや何者でしょうかこの人。長いですが、ぐいぐい引き込まれます。そして処刑シーンで、えぇぇーとびっくり。ミラクルとはあれほどのことを言うのでしょうか。あのへんから置いてけぼりを食らい、最後はふーん、まぁそういう終わり方もありねー、とちょっと引き気味になりました。ほかの終わり方もいろいろありそうですが、んー、まぁいいか。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-11 01:36:45) |
10. バベル
《ネタバレ》 旅行中のアメリカの夫婦を撃ったのはモロッコの子供、その銃は日本人の聾唖少女の父親のものだった。旅行中のアメリカ夫婦の子供の面倒を見ているメキシコ人のベビーシッターのドラマもあり。家族愛と、それがなんだかうまくいかない話。 みんな家族を愛したい、愛しているのに、それがうまく伝わらなかったり、食い違いが生じる。そして家族がみな幸せに暮らせるのかというと、そこには不平等があり、悲しい過去があったりして、小さな家族の幸せというものさえ、自分では決められないものだったりする。 見終わって悲しくなりました。 しかし、日本の描かれ方がやっぱりおかしい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-03 01:43:29)(良:1票) |
11. ヒットマン(2007)
《ネタバレ》 途中で飽きた。 はじめは、ビジュアル的に結構好きだと思ったのですが、どうもストーリーがゆるい・・・。戦闘シーンは、印象的な部分もありましたが少々意味不明でもあり、んー・・・やっぱりゆるい・・・。 緊迫したまま90分突っ走ってほしかった。 [DVD(字幕)] 3点(2008-09-10 01:28:36) |
12. ぜんぶ、フィデルのせい
あたたかい映画でした。 周りの世界だけがめまぐるしく変わり、戸惑いだらけ。 いろいろ反抗するのだけど、アンナが言うこともぜんぜん間違ってないのが面白い。 「変化」というものを理解したアンナは、大きく成長したのでしょう。 しかし子供の着るタートルネックってどうしてこうもかわいいのでしょうかね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-02-11 02:45:12) |
13. ガッジョ・ディーロ
《ネタバレ》 きれいです。青年の好青年っぷりもさわやかでよい。 ・・・コメディじゃないと思うんだけどなぁ。 最後のシーンがよいですね。悲しさを乗り越えて、ではなく悲しさの中にまた小さな光を見つけていく、というか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-21 22:33:38) |
14. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 前の2作見てなくても全然平気。見てたらもっとおもしろかったのかな。 途中のモロッコがちょっと長いのと、金庫の鍵は結局誰でも開けれるじゃん?とか最後はたたみかけた感が否めないのが気になりましたが、なんだかプロ野球選手が5人で球3つ使って全力投球でキャッチボールする、みたいなスピード感と的確さが心地よかったです。 [映画館(字幕)] 7点(2007-12-06 01:08:12) |
15. インランド・エンパイア
ダウナー系ドラッグというのはこういうものかしらー。 体が浮遊する感じと、どこにも出口がない、映画が終わったときに、やっと出てこれたことが嬉しくもあり安心したとともに、もう一度扉を開いて浸っていたい気がしたのでした。 DVDで見る方は、映画の途中でトイレに行ったりお茶を入れたり、携帯を見てみたりしないでよいように、準備を整えて取り掛かりましょう。中断すると効果激減すると思います。 [映画館(字幕)] 9点(2007-10-13 01:28:54)(良:1票) |
16. 変態村
《ネタバレ》 友人A「超変態だった!」友人B「全然変態じゃなかった」という意見に板挟みにされ、ここで下す判断が私の変態度なのかと思ったら、軍配は「変態じゃなかった(ていうか変態というか・・・変質?いや、異端?)」。要は邦題が問題なのではないかと。 映画としては、怖いけど、なんというか、変態具合を探してしまいながら見てしまうため、そのギャップに戸惑って終わる、ということになりかねない。 しかしあのピアノのシーンを撮れる人はそうそういないのではないかと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2007-10-13 01:17:30) |
17. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 リンチ、こんな映画が作れるんだ・・・こんなまっすぐな話。そういう意味でストレイト?とさえ思ってしまいましたが実名ですね。素晴らしい演技と映像でした。 最後のシーンのアルヴィンの子供のような表情に見えたのが印象的でした。言葉の重さと言葉の不必要さをいろんなシーンで感じさせられる映画でした。また時間をおいて観たい。 [DVD(字幕)] 9点(2007-10-13 00:38:13) |