1. ユナイテッド93
《ネタバレ》 冗長過ぎる管制塔のシーンでほとんどでユナイテッド93というよりは911全体の話。 でもわずかな本題の部分は心に迫るものがあった。 団結して戦うことになった乗客は最後まで家に帰る希望を失っていなかった。 英雄になるために自爆したわけではない。 それからテロリスト側も本当に脅えながらことを進めていた。乗客の反撃もさることながら死ぬことは嫌だったんだろう。そういうリアリティが本作にはあった。 ただ、覗き見的で見なければ良かったかもと思った。分かってはいたけど後味はよくない。 [DVD(字幕)] 5点(2009-03-23 17:07:14) |
2. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームが原作なのでアクション的な色合いが強い。ホラーとしては今ひとつであった。 まず、30年ぐらい前に魔女狩りがあったとか、警察も含めて街ぐるみで隠しているという 設定にリアリティがなさ過ぎる。孤立させた環境を生み出すために必要な設定なんだろうけど、無理があって説得力がない。次に怖いとグロいは別物だと思うけど、グロ画像で怖がらせようとしているのは表現力に乏しい。 サイレントヒルを訪れる理由にも乏しく、最後になって全てを少女がネタバレするストーリーも破綻していると思った。 [地上波(字幕)] 3点(2008-12-31 13:01:38) |
3. JFK
《ネタバレ》 あまりにも有名な事件ですので、背景についてもすっきりと頭に入っていきました。 しっかりと作られているのでオリバーストーンの解釈としてのケネディ暗殺の 考察が比較的説得力がある形で見ることができました。 陰謀説は謎を解釈するうえで楽な方法なんですが、事実は意外につまらないことかもしれないんですよね。そういう意味で、2029年が来るのが楽しみになりました。 [地上波(字幕)] 6点(2008-11-24 16:16:35) |
4. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 世界の町での普通の人々の会話が中心に展開されている。 というか会話だけで話を進めていく。 それにはタクシーの中を選んだのはなかなかセンスがあると思いました。 それにその話も人生の味わいが溢れていますね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-26 15:02:47) |
5. パリ、テキサス
《ネタバレ》 なんとなく惹かれます。人間の弱さが描かれている。彼は人とのコミュニケーションをうまくとれない人だったのだろう。鏡越しでの再会、トランシーバーでの会話にそんなところが表現されている。それでも、結果は伴わなかったとはいえ、何かを取り返そうとしていた行動に共感できた。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-29 15:23:21) |
6. ターミネーター2
《ネタバレ》 シリーズものは偉大な1作目があって初めて成り立つものであり、2は1が偉大ゆえに前作を超えずに終わることも多い。ここのレビューを見ていると本作は成功した珍しい例だと思う。おそらく、前作では怖い敵であったシュワが味方に転じて安心感がでたこと、ジョンコナーを可愛い少年が演じたこと、異形のものと少年の交流による感動ものに仕上げたことのためだろう。 しかしながら、個人的にはあまり好きになれなかった。もともと1作目にも設定に矛盾があったが本作ではまとめようとしたがためにさらに矛盾を広げてしまった。未来から送り込まれる敵に対して、同様に送り込まれる味方の存在は、敵が強大になればなるほど不可欠となるが、前回の敵役を味方にしてしまったので、ここで萎えてしまった。ちょっとベタになってしまった感のある感動的ストーリーも素直に受け取れなかった。もっとベタな話に感動することもあるのだが、本作をあまりよいと思えなかったのは斬新で衝撃的であった1作目のことが好きであり失望してしまったためであろう。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-05 21:06:34) |
7. サン・ジャックへの道
《ネタバレ》 世間での立場や抱える問題と無縁な舞台で、考える余裕もなく一つの目的に向かうという行為自体が人を振替って内省する機会になるのかもしれません。 本作でもいがみ合う兄弟が他の参加者へ心を開いていく中で兄弟の仲もわずかながらも変化させていくさまがさわやかでした。いい映画だったなと素直に思えました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-04-16 22:37:21) |
8. 女はみんな生きている
《ネタバレ》 変なタイトルだなと思いつつ見始めたのですが、なかなか単純明快で分かりやすいストーリーです。多分ギャグの意味もあると思うが出る男が全てイヤなヤツかダメなヤツ。 それを主婦と娼婦がやっつけるというお話でした。男の私にとっては、男敵視感はちょっとやりすぎ感もあったりするんですが、度胸が据わってきたノエミとエリーヌの二人の活躍は痛快でした。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-17 22:23:23) |
9. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 強烈な手ぶれ映像の冒頭から躍動感を感じます。ストーリーもだれることなく最後まで気を抜けません。 子どもが銃を持ち、殺しあう姿はアフリカの民族紛争とも又違った形での衝撃を受けてしまいますが、ブラジル人が作るブラジルの映画であるが故か、この事実に対してよそ者の善悪の観点から切り捨てられていないと思いました。 また、深刻で暗い話しテーマにも関わらずあくまでも映画に流れる空気は明るい。それもまたよいと思いました。 よその国の話であるから見ていられたのも事実で、仮にこれが日本の話であればまた違った感じ方もあったかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-17 18:49:18) |
10. バベル
《ネタバレ》 3つ(4つ?)の場面を織り成すという点は好きなパターンだが、 この映画ではあまり成功していないような気がします。 つながったから何?というか納得感が全くないんですよ。 一つの猟銃をめぐる悲劇という観点ではメキシコの悲劇は浮いているし、 うたれた観光客の夫の悲劇という点からは東京は関係ないというか責任はないはず。 見ている者に考えさせたい風を装っているがいやな気持ちにさせたいかのよう。 ほらお前らは不幸な人々を見てどう考えるのかって試されているようだ。 それから、あまりにも不快感を与える性的描写にうんざり。 捕らえ方しだいで面白く感じることもできるかもしれないけど、 私には嫌いなタイプの映画。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-03 00:08:44) |
11. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 すさまじいアクションシーンの連続、世界中を又にかけるスケールのでかさは相変わらず健在。特にモロッコでの肉弾戦は他に類を見ないほどの衝撃を受けました。ロンドンウオータールー駅でのCIA監視のもとでの新聞記者との接触シーンも見ごたえあり。 過去の2作を髣髴させるシーンが多々あり、これまで見てきた視聴者はにやりとすること請け合いです。ただ、後半にかけてはかなり強引な展開が目立ったのは残念でした。勢い重視であればそれもありかもしれませんが、期待が高い映画だっただけにそこは割り引かせてもらいます。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-15 21:37:02) |
12. バイオハザードIII
《ネタバレ》 2の思わせぶりな終わり方が気になっていたのですが、いきなり世界は終わっていた。 途中をもっと描いてくださいよ。 支離滅裂な話の展開の上にアリスはとうとうエスパーになってしまいました。 (次は空を飛べるかも) かっこいいアクションシーンはあったし、ミラジョボビッチが美しかったので 最後まで見ましたが、残念ながらもうこのシリーズはいいかも。 続編をにおわす終わり方だったのですが、どうやって終わらせるつもりなんだろう。 ここまで無茶苦茶になってしまったらもう何も取り戻せないです。 [映画館(字幕)] 3点(2007-11-05 22:51:34) |
13. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 1作目よりもゲームに近い雰囲気。 アリスが超人化してしまったため対ゾンビでに対する恐怖が全くなくなってしまいましたが、ネメシスの存在により緊張感はなんとか保たれています。アクションもがんばっているし満足です。1作目から続き、次回作へのつなぎという位置づけですが、3作目も見に行こうと思える作品に仕上がっていると思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-27 18:31:07) |