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プロフィール
コメント数 112
性別 男性
自己紹介 10点---- 個人的ツボ。欠点なんて知ったこっちゃない映画。
9点---- 完成度高し。人にすすめたくなるような映画。
8点---- 良作。ちょっと気になる点も。

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1.  太陽はひとりぼっち 《ネタバレ》 
物質的、経済的に恵まれた人が陥りやすい悩み。上流階級の女性の抱える空虚感や生存目標の喪失。人間はなぜ生きるのか。など、意図したいことはなんとなく分かるのですが、映画においてまでこんな答えの出ない哲学的難題を考えたくないというのが本音です。そもそも自分はこんなことに悩むんだったら好きなことをやってた方が時間的に有意義だと考える性質でして。それならば映画をみよう→この映画→無限ループ・・・。これじゃ鬱病になってしまいます。ヴィットリアも愛の不毛さに悩んでるくらいなら、汗掻いて運動して、身体を使って働くことをお勧めしたい。またこの映画は、物語として語ってくれるのなら許せるのですが、それさえも殆ど放棄してるのでちょっと辛かった。ただし、映像は本当に素晴らしいので最後まで見ることはできます。ソフィスティケイトされていて、人工的に完成された美を見ているよう。ドロンとヴィッティの二人も完璧。同じ人間とは思えません。これだけでも観る価値はあると思います。その一方で、完成された美そのものが内包する特有の怖さも感じました。こういうものは映画でたまに眺めてるくらいが丁度良いですね。映像的満足は得られたのでこの点で。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-06 20:02:42)
2.  母たちの村 《ネタバレ》 
アフリカの異文化を体験できる映画。ドキュメンタリーや世界遺産じゃこういう経験はできないので、これこそが映画の醍醐味ですね。片手で数えるほどしか純アフリカ作品を見たことがなかったので、現地に迷い込んだような濃密な時間を過ごせました。自国の価値観から他国の風習を断罪することは簡単だけど、そういうことはおいそれと口出しすべきことじゃないと思うので以下楽しめた点を。(勿論、FGMは私の価値観からすれば悪習)まず、物語がスタンダードな作りで好印象。第一夫人や一夫多妻制とかそういう人物関係が物語を面白くしていました。他文化を学んだ人間の存在も○。焚書ならぬ焚ラジオってのも面白い。小指を噛んで痛みに耐えるってのはとても痛々しい描写。古い習慣を守ろうとする人々と、それを改善させようと立ち向かう主人公という構図は古今東西描かれていますが、アフリカのある村をモチーフに持ってきただけで、文化や風習、宗教といったシガラミが絡まってきて面白かった。傭兵は俗物の象徴として描かれていますが、その一方で主人公を救う人間でもあるというのも良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 22:51:55)
3.  あこがれ (1958)
なぜ悪戯が悪いことなのか、それが分かっていないうちは、子供は平気で他人の感情が踏み躙れるんだよなあ。だいぶ時が経ち、自分の身に降りかかってきた時に、悪いことなんだと気付く。良いことと悪いことの線引きを一進一退させながら、子供は大人になっていくんですね。郷愁に浸れました。が、ナレーションで説明しすぎで、情緒に浸るタイミングがほとんどなかったのは勿体無い気がします。
[DVD(字幕)] 5点(2009-12-31 16:34:18)
4.  大人は判ってくれない 《ネタバレ》 
子供が自然体で映っている映画はたまにあるけれど、ここまで子供の行動を分かっている映画もなかなかない。本当に子供をよく観察しているなというのが最初の印象。子供が子供らしくて見ていてとても微笑ましい。特に人形劇を眺める子供達の夢中な表情が印象的。だけど、その無邪気な子供達の後方で、盗みの話をしている少年がいる。主人公の少年である。この少年は親に対する信頼が無い。どんなことがあっても最後は親が自分の見方をしてくれるという、子供にとって必要不可欠な感情を失っている。12歳の少年が、幼くしてすでに親をあきらめている。簡単に家出をしてしまったり、つい「母親が死んだ」と嘘をついたり(身内はあるかもしれないが母親というのは中々言えない)。彼はどこでその得られなかった感情の埋め合わせをしていくのだろうか。同い年くらいの普通の子には与えられる愛情をどこで体験するのだろうか。なぜ彼が、あたたかい寝袋を好むのか分かった気がする。本当に見ていて辛い映画だ。そして、何よりも切ないのは少年の数々の悪事の中にも律儀さや人の良さが、ふっと見え隠れしているところ。寝床で夫婦喧嘩の声を聞く彼の憂いを帯びた瞳、そしてラストの海辺での鋭い眼差しは忘れられない。
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-31 15:27:25)
5.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
社会の縮図としての学校を子供の視点で描いた作品。無垢なものの中に、段々と社会情勢の黒い影が広がっていき、ある時それがその小さな社会を崩壊させる。その過程は淡々していながらも、しっかりと描けていたと思います。大人でさえ膝が震えるほど恐ろしいことなのに、子供から見たらどんなに恐ろしいことなのか。それを考えると愕然とさせられます。しかし、二次大戦下のフランスの政況や、宗教的な前提知識に欠ける自分にとっては序盤はきつかった。背景知識の情報を紹介することもなく次々に描写されるだけなので…。森林に二人が迷い込む辺りから物語に入っていくことができましたが、もう少し二人の出来事に焦点を絞って、ラストにかけて描いて欲しかったな。特に印象に残ったのは、ラストは勿論ですが、夜二人の少年が小さな灯りを頼りに千一夜物語を読むシーン。何気ない瞬間だけれど、ああいう、ささいな記憶っていつまでも心の中に残りますよね。素晴らしいシーンだと思います。その後のことを思うと居た堪れない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-27 07:39:28)(良:1票)
6.  モーターサイクル・ダイアリーズ
モラトリアムに浸かって青春を謳歌し、足掻いているような男性にオススメ。旅というものの良さを改めて感じさせてくれます。養老孟司が言ってた、"自分の世界観が「変わる」ことに勇気を持ち、それを楽しめ"って、まさにこういうことなんだろうなあ。"男らしさ"って言葉は不適切かもしれないが、変わることに勇気を持ち自己を磨きあげていける人間こそがイイ男になっていくんだろう。前知識として、チェ・ゲバラという人物を頭に入れて見るとよりいいかもしれません。やっぱロードムービーはいいですなぁ。映画として観たというよりも、一緒に旅に行ったような気分になった。映画として見ると微妙なところですが、観て損はないと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-16 12:56:42)
7.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
何ともおぞましい一つのスラム街の子供たちを、徹底してエンターテイメントとして描く。スタイリッシュな映像で且つ脚本的に面白く、娯楽映画として味付けしているのはわざとでしょう。吉行淳之介の名言「汚れるのが厭ならば、生きることをやめなくてはならない。生きているのに汚れていないつもりならば、それは鈍感である。」という言葉を思い出す。私たちは遠い世界の関係のない話と思ってこの映画を楽しむ。エンドロールまでは。しかし、最後の最後で実話と知る。そこで気づく。この話の遠因には常に私達がいて、搾取する側と搾取される側の深い深い溝が横たわっている。先進国が豊かでいる一番下で、こういう子供達が懸命に支えている。そのことを重い現実として受け止めなければならない。先進国の人々は、汚れていないつもりで生きている。そのことに対する強烈な皮肉だ。ナイロビの蜂でも思ったが、この監督は余韻の棘を観客に打ち込むのがとても上手い。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-07 17:52:12)
8.  ナイト・オン・ザ・プラネット
群像劇や同時進行型の話は大好きなのだが、やはりオムニバス映画は性にあわないな。各話ごとにリセットされるので疲労困憊。嫌いな話がひとつでもあると、その間、まるまる数十分無駄にした気分になる。話や伏線が絡んでいけば面白いんだけどね。世にも奇妙な~みたいなドラマだと許せるが、映画だと辛い。センスも、エピソードのひとつひとつも自分にはあまりしっくりこず。 しかし、このころのウィノナは可愛いなあ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-26 09:30:27)
9.  藍色夏恋 《ネタバレ》 
予想外に素晴らしかった。耳すま、時をかける少女(アニメ)みたいなノリですね。素直なキラキラとした描写が随所に溢れていた。特に素晴らしいシーンは、砂浜でペットボトルを飲み干す彼を見つめる所だ。彼女にとって初めて、自分とは違う異性を肌で感じたような瞬間だったのだと思う。熱い砂浜の海岸で、ペットボトルの水を一気に飲み干す彼。冷たそうな水が、どんどん喉仏を通って吸い込まれていく。そして、ゴミ拾いをするおばさんの元へ走っていき、気さくに声をかける。思わず笑みがこぼれる。人間に好意を抱く瞬間って、こういう一瞬だよなぁ(異性としてかどうかは分からないが)主人公の性格描写で、対抗して自転車をジリジリ前にやる所なども好き。個人的には、この映画は一過性の同性愛というよりも、クィア映画だと思いますが、着地点をあそこにしたことによって、どちらにも解釈できる、より深みのある作品になっていると思います。渚のシンドバットの方が完成度が高いと思うが、こちらは鑑賞後の後味のよさが堪らない。カルピスみたいな爽やかさがある。もっかい夏頃、見てみようと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-17 20:54:14)(良:1票)
10.  BULLY ブリー 《ネタバレ》 
ヤクでぶっ飛んでる男がサクサク切っていくシーンが、何ともおぞましい。しかし何より怖いのは、被害者の男性を、殺されても仕方のない人間だと思ってしまったことだった。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-17 02:15:07)
11.  裁かるゝジャンヌ
個人的にトラウマ映画の最高峰に君臨する映画。鬱的状態で暗い部屋で一人で見ると、破壊力が凄まじいことになる……。この感覚を表現するのは難しいが、観た後に自分の心の位置がずれてしまい分からなくなる感覚だ。最近は、他の作業をしながら横目でチラチラしか見ることができない。サイレント且つ面白くもない為、あまり人には薦められないが、ダンサーインザダークなどに心を揺さぶられた人は見て損はないかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-06 03:23:26)
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