1. ランド・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ホラー映画を期待している人らにとっては的外れかもしれない。社会問題や時事問題などの風刺がこめられた映画として見ると、さすがはロメロ監督だと思う。 崩壊した世界であっても自分達さえよければ良いと考え何も変わらない支配者達、一方でスラムに追いやられて貧しい生活を強いられ、ゾンビを娯楽として玩具にさえする心まで荒んだ被支配者達。これは貧富の広がる昨今の世界情勢をも表現している。 ジョン・レグイザモのキャラクターも良かったし、終盤でこちらに顔を向けたゾンビのリーダーに対してサイモン・ベイカーの言った『あいつらも行き場を探している』の言葉にも非常に重みがあった。最後にデッドリコニング号が花火を打ち上げなら旅立っていく演出も印象深かった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-18 20:01:52) |
2. アザーズ
《ネタバレ》 段々とメンタル的な怖さを煽って追い詰めていくのは見ものだったが、やはり先にシックスセンスを見てしまったことがこの点数の理由。評価が低いことに対してこの映画に罪があるのではなく、あくまで主観である。 これを見たのがその手の映画の1作目ならばもう2~3点は加点しても良かった。 [地上波(吹替)] 4点(2013-11-18 19:34:22) |
3. 最強のふたり
《ネタバレ》 コメディであるものの海外コメディ特有のわざとらしさや、文化の違いによる違和感がほぼないため素直に笑える。主要登場人物はそれほど多くないものの、脇を固めるキャラクター性や演技も申し分ない。 そして最後に主演キャラクターの基となった本人達のカットが入ることにより深みが増して程よい余韻を味わえる。 [DVD(字幕)] 10点(2013-06-19 23:46:01) |
4. さよなら子供たち
《ネタバレ》 終盤まで起伏が全くないので好き嫌いが分かれる作品だが、ドキュメンタリーとしてみれば過剰な演出がないと言えるが、個人的には客観的に感情移入できる描写がなかったたのが惜しい。 同じ子供からの視点で描いた『イノセントボイス~12歳の戦場~』と違い、日常を中心に見せている。最後の最後に監督の実体験を基にしたトラウマとも言うべきナレーションが印象に残る。結局のところ、最後のシーンにおける状況や大人から子供への台詞がタイトルの全てである。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-25 15:06:06) |
5. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
《ネタバレ》 名前はよく知っていたが、この映画を味わったのはサントラとともに最近が初めて。この映画は青春グラフィティと、後にそれを懐かしんだりしたときに誰もが一度は経験するであろう、胸が締め付けられるような想いがテーマ。 近年の作品と比較して派手な描写はないものの、一つ一つの台詞に重みがあり伏線の答えが出る場面も深く噛み締めることができる。そして下町の映画館が人々のコミュニケーションの場であった時代、シネマコンプレックスなどしか知らない自分にとっては羨ましい場所である。村の人々が新旧のシネマパラダイスに集い笑ったり涙する様を見て『いいなぁ、自分もあの中で映画を見てみたかったな』とさえ思わせる。映画好きの人こそ一度は見るべき映画でこの映画の目指す方向がわからなかった人は、色んなことを経験して何年か後にもう一度見れば、故郷へ帰ってきたトトのように何か見つけられるかもしれない。 序盤、シネマパラダイスから締め出された客達のために、向かい側の白い建物をスクリーン代わりにして映画を写すシーンは映画史上に残る名シーンのひとつであり、言葉にしても伝えきれないほど胸を打たれた。 そして最後にアルフレードがトトに残した映画のラブシーンをつなぎあわせたフィルムは、トトを映画の道へと歩ませエレナとトトの恋路を結果的に潰してしまったアルフレードの贖罪が込められているのかもしれないし、エレナとの恋に破れて気持ちの行き場がなくなった新天地を目指すトトにアルフレードが送りたかったエールを形にしたものかもしれないと感じ、涙が出た。 映画にライフワークを見出した男が自分と同じ道を選んだ男に宛てて言葉ではなく敢えて映画を通じたメッセージ、粋じゃあないですか。 [DVD(字幕)] 10点(2011-12-20 21:54:04) |
6. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
《ネタバレ》 硬派な世界一辺倒で軟派の入り込む余地が全くない。記憶を失っても記録を頼りに報復する男と、その男から敵の抹殺を依頼された男達の約束と絆の物語。撃ち合いのシーンも爆発物やワナを使ったりもないし、人質をとったり騙まし討ちさせるなどの小細工も一切ない。男達が正面から撃ち合う、ただそれのみ。月光と雲隠れを利用した明暗の演出、ひたすら脇役に徹するBGMも渋い。 撃ち合いのシーンでは満身創痍になりつつも微動だにしない描写や、コステロが終盤に目的を思い出すシーンは多少やりすぎ感があるも、細かいことを気にしたらいけない。目的も人物相関図も序盤に明確になり、どんでん返しなどはないため、ストーリーの意外性より4人の男達の生き様を味わう映画と言って良い。 個人的には終盤に仲間3人がやられてニュースになったシーンで記憶を失ったコステロが「彼らは私の知り合いなんだね?」と、子供に聞いたとき「they were your friemds, your best friends」と答えた台詞にグッときた。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-02 17:56:58)(良:1票) |
7. ヴァイラス(1999)
《ネタバレ》 だからダメだってば。ドナちゃんが出ちゃうと映画の持ち味よりも、ドナちゃん自身の演技の方に目がいっちゃう。作品自体はね、ん~・・・見ても見なくても違いはないって程度。だが名優ドナちゃんをあんなチープな中途半端メカにしたスタッフの勇気に驚嘆。 [地上波(吹替)] 4点(2010-07-24 11:26:08) |
8. スターゲイト
《ネタバレ》 異性人や異次元っていうより、パラレルワールドの地球っていう方がしっくりくる感じがしました。アクションというか世界観も個人的に嫌いではないため、そこそこ面白かったと思います。「ソルジャー」カート・ラッセルが、シリアスな軍人で登場。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 16:36:55) |
9. バイオハザードIII
《ネタバレ》 やっぱりマトリアリスになってしまった。LJやカルロスなど、前作からの主要キャラクターも死んでしまった。世界観もマッドマックスみたいになってしまった。そしてアンブレラ日本支部は、ちょっと似合わない気がする。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-19 16:31:08) |
10. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 やはりゲームの世界観とは別物です。ニコライが好青年になってたり、カルロスがおっさん化してたり、ウィリアム博士も異常に老けてます。ジルと追跡者:ネメシスの再現度は原作そのままの雰囲気でした。ところで、作品が進むに連れてアリスがどんどんマトリ化してませんかね? [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 16:26:31) |
11. バイオハザード(2001)
《ネタバレ》 口コミで評判が広がる前、発売日に原作のゲームを買って遊んだんです。映画的な古い洋館、ホラー、ゾンビってことで、開発画面1枚見たときから心奪われました。クリーチャーや舞台の一部は原作と同じでも、ほとんどは2次創作みたいなもんじゃないかぁ~。なんじゃあこりゃ~。ゾンビの神様:ジョージ・A・ロメロ監督が最初に抜擢されたものの、原作と同じ構成だったために監督変更になったそうですよ。別物のアクション映画としてみれば、そこそこです。 [DVD(吹替)] 6点(2010-07-19 16:20:25) |
12. ターミネーター2
《ネタバレ》 T-1000の映像技術などが当時話題になった映画。映像技術に負けていない演出 / シナリオで誰にでも楽しめる映画になってるんではないでしょうか?ただ、人間側tech-comとスカイネット側の未来戦争のシーンがもうちょっと見たかった。 [地上波(吹替)] 9点(2010-07-19 16:03:06) |
13. ミシェル・ヴァイヨン
《ネタバレ》 ちょろっと姑息なサスペンス要素や駆け引きも入っるが、ラリーや耐久レースなどレースシーンが満載。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-17 22:46:04) |
14. その男ヴァン・ダム
《ネタバレ》 ヴァンダムいいね~。ハード・ターゲット / ボディ・ターゲット / タイムコップ / ダブルインパクト / ユニバーサルソルジャー。 後半近くまではパロディで笑えるんだけど、後半以降はちょっとしんみりしたシーンが多め。どこか暗い影を持つヴァンダムらしいっちゃらしい。 途中、別視点で同じシーンの反復があった分マイナス1点。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-17 17:21:56) |