1. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 ノー アイ バンダ。いいですね。やはりリンチらしく難解です。でも難解なのは二度目以降で解決すると思います。ある程度に散りばめられたピースを最終的なリアルに繋げていくと、全ては、売れなかった女優の悲しい恋物語、だということでしょうか。死の間際の走馬灯(の様な物)という、本来表現不可能な領域を想像力のみを駆使して映像化した、アナログの傑作と思っています。物語の山、シレンシオでのシーン。あの歌を聴くためだけにそれまでがある。ただ単純にそんな気持ちになってとても泣けました。やはりこの監督は直感で観るのが正解かもしれませんね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-12-18 03:38:25) |