1. クロワッサンで朝食を
見てから1週間ぐらい経ちましたが。 気になったところ、 ・靴を履き替える習慣 ・偏屈なおばあさんがパジャマでもストッキングを履いていて素足を見せないこと(そのように見えた) ・同じく偏屈なおばあさんの外反母趾が痛々しい …足ばっかりですが。ストーリーは特に印象に残らず。年取ってから見ると違うのかな?? [DVD(字幕)] 6点(2015-11-22 20:44:52) |
2. アップサイドダウン 重力の恋人
《ネタバレ》 サカサマのパテマのレビューで知った、本作。 アイデアは被っているので新鮮味を感じることはできなかったが、映像美で楽しめた。 パテマかこちらか、どっちを先に見るかで評価が変わりそう。 個人的には、かつて愛し合っていたことを思い出すのではなく、もう1回最初から恋愛するストーリーの方が良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2015-09-30 19:17:47) |
3. 96時間
《ネタバレ》 見てからしばらく経ったので箇条書き。 ・処女性を重視するのが男目線な作品(娘は処女のまま救出、性に積極的だったアマンダは死亡 ・女は男を所有したがらないが、男は女を所有したがる それでビジネスが成り立つのだろうが、男のその欲求は気持ち悪い ・娘を害するものは全部敵と見なす父親、突き抜けていて良い [DVD(字幕)] 6点(2015-09-05 14:34:19) |
4. もうひとりの息子
《ネタバレ》 信じていた宗教に、「親がユダヤ人ではない」というだけで突き放される。 信仰心より状態を重視する宗教とは、何なのだろう。 母は現実をすぐ受け入れる(受け入れようと努力する)のに対し、父親は初めて事実を知った時に途中で退室したり その後もなかなか受け入れなかったりと、男って生き物は弱いんだなぁ…と。哀れだな、と。 「歌」というものは、どんな境遇にあろうと人々を結びつける力があるのではないか、そんなことを感じさせられた。 イスラエルとパレスチナ、どちらにも肩入れしていない描写が良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2015-08-15 02:17:04) |
5. あなたを抱きしめる日まで
《ネタバレ》 久しぶりに良い作品に出会い、思い入れが強いせいでなかなかレビューを書けず、放置していたらメモが消えてしまった(笑 印象的だった部分を箇条書きで。 ・「幸せな人生に宗教は要らない」というような台詞。恵まれた人生を送ってきた主人公(男)だから言えるのか、知性があるから言えるのか… 恵まれない人や、知性の無い人々にとって宗教が拠り所になっているのは事実だと思うが、それすらも否定するのか…? ・主人公(老婆)は下流出身のおばあちゃん。低俗な本を読み、低俗なテレビ番組を見、宗教を盲信している…そんな下層で生きてきた主人公(老婆)と上層に属する主人公(男)との絡みは、面白くもあり問題提起でもある ・そんな下層のおばあちゃんであっても、ゲイ(や同性愛)に対する偏見はない。すんなりと、受け入れてしまう。日本という国がいかに遅れているのか、実感させられた ・おばあちゃんが何度も言う、「私の元に生まれていたらここまで上り詰められなかった」というような台詞。 実際、同じ才能(能力)を持っていても、どこに生まれるかによってその才能を活かしきれるか(伸ばせるか)は違ってくる… 実の親の元で育つのが一番だったと思いたいが、その場合、息子は高い地位に就くことはなかった(才能を活かしきれなかった)であろうことを考えると、何が幸せなのかはわからない(高い地位に就くことが幸せだとも限らないが…) ・宗教というすべてを許されるような権力を持ってして、子供をとりあげて働かせるのは、客観的に見れば「人身売買」で「奴隷労働」であるが、当事者が宗教を盲信しているとそれは罪にならない… 宗教という存在の絶対的な力とそれ故の怖さを感じた 宗教、同性愛、下層と上層(生まれによる違い)など、短い中に様々な問題提議が詰め込まれた、良作の社会派ドラマであった。 [DVD(字幕)] 8点(2015-08-03 20:48:04) |
6. 鉄くず拾いの物語
《ネタバレ》 感想というよりメモ。 別離を見たときのような、ヒリヒリした感覚を思い出した。 色々と考えさせられたが、オチが欲しかったという気持ちも。 ・貧しい者は医療を受けられないのか ・医療を受けられるかどうかは身分証一枚だけ ・少数民族ということで本人達もどこか距離を取っている? [DVD(字幕)] 6点(2015-08-01 01:01:59) |
7. アデル、ブルーは熱い色
冗長に感じる部分もあったし、過激なセックスシーンが多すぎでは…とは思ったけど、主演の人の熱演で、+1点(ストーリーや演出だけなら6点 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-16 15:04:23) |
8. エリックを探して
《ネタバレ》 やり方が正しいとは思わないが、家族の問題が解決したのは良かった。 ただ、この監督の作品はイマイチしっくりこないなーと。 麦の穂~、カルラ~、今作しか見ていないが、どれも印象に残っていないので合わない模様。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-16 22:13:07) |
9. ベニスに死す
この作品の次の日に、ブリキの太鼓を見たなんて…(両方、少年が出ていることは知っていたが内容については全く知らず)「ショタコン」な映画が続いていますが、置いておいて。 絶世の美少年として有名なアンドレセンが出ているということで鑑賞。 内容に関して全く知らなかったので、タイトルからして1人の男の一生を振り返るような作品で、アンドレセンは少年時代を演じてるのかなーなどと呑気に構えていたら、予想外。 いやー、直接会話することは(ほぼ)ないのに、凄いですね。ストーカー紛いの執着… 交差することはなくても、片方の視点からは強烈な思い出になるんですね。(少年側からは、そこまで印象に残らないと思う) 内容がどうこうより、雰囲気と映像美を堪能する作品だと感じた。 アンドレセンの成長した姿は以前見たことがあるが、検索しない方がよいと思う(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-30 20:10:46) |
10. ブリキの太鼓
ディレクターズカット版を鑑賞。 いやー、久しぶりに性と死を生々しく描いた作品を見た。 健康な精神状態だと楽しめないと思うが、ほどよく落ちていたので、この欲望渦巻くカオスな世界観を楽しめた。 子供にそこまでさせちゃっていいの?と思うシーンが多々。この監督は変態だな(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-30 20:00:01) |
11. ウディ・アレンの夢と犯罪
良かった点→イギリスも日本ほどではないが、家族主義なのか?と新たな視点ができたこと。 …あとは特になし。ウディアレンが合わないのか、この人の作品は2時間が3時間ぐらいに感じられる。少なくとも、イギリス3部作といわれる「マッチポイント」と今作は合わなかった。 評価の高い過去作も印象に残っていないので、恐らく合わないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-22 00:10:22) |
12. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 開始1時間で、「実は黒髪の彼女は死んでおらず、金髪の彼女は夫人ではないんだろうなー」と思っていたが、まさか夢オチの後に、悪者たちが事故に遭うという結末だとは… 画面の分割の段階から正統派じゃないな、とは思っていたが、ここまでとは。 しかし映像の美しさ、品を保った演出で6点。ストーリーだけなら5点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-22 00:01:50) |
13. 戦場カメラマン 真実の証明
この監督は「ノー・マンズ・ランド」もそうだったが、ある特定の地域の問題を描くことよりも、戦争そのものの悲惨さ・無慈悲さを描くのが上手い。 勉強になる・ならないの観点で言えば後者なのだが、見ると必ず何か考えさせてくれる。 今作は予想外のミステリー要素もあり、楽しめた。ただ、気軽に見える作品でないことは確か(褒め言葉として) [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-17 01:51:36) |
14. プチ・ニコラ
こういう作品大好き。 少年たちは可愛くて、登場人物それぞれのドラマが描かれていて… お洒落で笑えて癒される、フランスじゃないと作れない作品だと思いました(お洒落なコメディって、アメリカには作れない…) 尺がちょうど良いのもGOOD!! [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-15 19:36:11) |
15. カストラート
作品における「嘘」は1つぐらいまでならいいのかもしれない… この作品は、 ・現代の人間が18世紀の人間を演じるということ ・普通の男性が、去勢によって第二次性徴による変化を経ていない男性を演じること ・口を動かす俳優と実際に聞こえてくる歌を歌う人は別であるということ という、思いつくだけでも上記の「嘘」があり、それ故に嘘くさく生理的に受け付けない作品となってしまっていた。 多分見たのは2回目、1回目は印象に残らず(なので、見た気がするけどもう1回見るか…となり)2回目は嘘くささが気になった。 リアリティを重視しない人なら楽しめるのかなー…お金はかかっていると思うので。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-10 22:54:19)(笑:1票) |
16. パラダイス・ナウ
久しぶりに、ドーンときた作品。 見ている最中は感情移入し過ぎて、自分も「生の実感が欲しい」と思うほど、死を身近に感じることで生きていると確認できるのか、と想像した(主人公たちは生の実感が欲しくて自爆するわけではないが) スウェーデンの自殺の話が出てくるのも、日本やスウェーデンのように平和で「死が遠すぎて」人々が自殺する国と、イスラエルなどの紛争が続いていて「死が身近」な国の対比なのかな、と。戦争状態も良くないが、平和すぎるのも良くない(時間がありすぎて、自らの内面と向き合い過ぎたり、社会の欺瞞を考えすぎたり)のかも…と考えさせられた。 日本の子供は、異なった価値観を合意形成する能力が多国より劣っているというデータがあったような気がするが、日本人が「他者(特にマイノリティ)の視点から物事を考えることができない」のは、“世間”という日本独自の概念があるからではないかと。 世間に恥じないように…というのは、同じような境遇で暮らしている人たち(=世間)の基準に合わせることである。違った生い立ちや境遇の人たちは別の「世間」に属しているので、結果として当人は自分と似た人の価値観・視点でしか物事を見れない。 健常者・男性・異性愛者・老人…マジョリティに迎合してマイノリティの視点がない社会を日本が続ける限り、日本はスウェーデンのように「平和なのに人々が自殺する」国であり続ける。(日本の方がスウェーデンの1.5倍以上の自殺率だが) この作品の点数が低いのも、他者の視点が持てないからではないのかと感じた(全ての人が、現地に思いを馳せていないわけではないが) こういった作品を見るのであれば、問題に関する最低限の知識と現地の人の心情を想像する能力を身につけていただきたい。(日本社会とこのサイトで、マジョリティである男性への皮肉も込めて [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-08 19:30:53)(良:1票) |
17. ベティ・ブルー/愛と激情の日々
久しぶりに、数年~数十年後に見返したい作品に出遇えた。 今はまだ20数年しか生きてないので、「こんな恋愛凄いなぁ…」と憧れつつも自分には無理だと感じているが、数十年後に見返してみて、やはり無理だと感じるのか、少しでも共感できる部分が増えているのか、これからの自分の体験によって変わると思うので楽しみ。 美しく、でも哀しい…そういったラブストーリーであるのに、よくある感動系ではない。 激しく美しく哀しい、多分あまり無いジャンルを見事に描いていると感じた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-28 23:11:35) |
18. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
群像劇、バックステージものが好きなので楽しめた。 フランス・イタリア製作でパリが舞台なのに、英語で会話していたような… 共通語としての英語、だったのかな。 登場人物の役名がそのまま名前として呼ばれているのは、観客にわかりやすくするため? それとも役名を名前として呼んでいた?? と、細かいところで気になるところはあったものの、大筋がブレていないので映画としての完成度は高い。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-24 18:56:27) |
19. やさしい嘘
《ネタバレ》 気を遣った嘘に対し、おばあちゃんが嘘で応えるのは想定の範囲内というか、作り物っぽさを感じたが、アダがフランスに残るという結末は現実的でよかった。 (おばあちゃんは死を信じたくなくて、嘘を利用していたのかもしれないが) あの結末が無ければ、ただの癒しファンタジーで終わっていたかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-19 23:15:03) |
20. 悪の華
人物相関図を書きながら見るほど、ごちゃごちゃとした人間関係が面白かった。 ストーリーとしては単純で「歴史は繰り返す」というだけなのだが。 退廃的な感じを出すのは、フランス映画に勝るものはないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-19 23:07:56) |