1. RAW~少女のめざめ~
公開時に見そびれていた話題作、BS/CSで全然やんなくてようやく見た。確かにこりゃTV放送不可能だな笑 「生理的」に気持ち悪いものが延々出てくるにもかかわらず、なぜが鑑賞後には感動しているという奇跡のような映画。 様々な「何故?」がラストで氷解する、見終わったあとのこの不思議な感動は初めての経験かもしれない。 大人への成長と愛をグロテスクに美しく描いた稀有な作品でしたなあ。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-22 01:22:38) |
2. フランティック
アメリカ映画ばっかり見ていた10代の頃に、初めてフランスっぽい雰囲気を味わうことができた作品。 ハリソンフォードは逃亡者と全く一緒で、事件に巻き込まれて困り果てる役。 しかし逃亡者ほどクレバーで勇気もなく、常におどおどして、うろたえていて、本当に弱弱しい。 ハリソンは見事に演じてるんじゃないかな。 全編にわたって独特の雰囲気で、音楽も印象的。 ポランスキー映画のなかでは一番好きで、数年に一度は見返したくなる映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-20 02:44:14) |
3. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 全体としては、『まあまあ面白かった』という感じだが、 ユルゲン氏のシーンだけは、とてつもなく印象的ですばらしい。 これだけでも見る価値は十分にあるとさえ思う。 ヒトラーを演じた俳優ですな、さすが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-20 02:28:14) |
4. アデルの恋の物語
なんて言っていいんだろう。 救いがないというか、狂気的というか(それほどでもない?) 単に一人の女性の生き方、と捉えてみるのが正しいのか。 良くわからない映画だけど、なんか記憶に残る映画でもある。 もう少し年をとってからまた見直してみたい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-21 13:25:35) |
5. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 面白くて、スリリングで、感動して、涙して、こんな映画は滅多にない。 最初から最後まで夢中になれて最後に泣ける。欠点などありません! アメリカ映画ってすごいなあ、こんなのをサラッと作ってしまう。こっち方面では日本映画は手も足も出ないな。 傑作!と言ってしまっていいんじゃないですか? [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-10-20 23:07:53) |
6. 世にも怪奇な物語
《ネタバレ》 フェリーニの3話目、テレンス・スタンプのやさぐれ感が素晴らしい。 こんなに魅力的な男だったとは。(おっさん以降しか知らなかったからな) アメリカ人には出せないパンクで退廃的な存在感が際立つ。 全編に渡る映像が圧倒的で、悪魔のビジュアルが破壊的。 でもストーリーはいまいち。 ルイマルの2話目は、話が一番面白い。 高貴なブリジッド・バルドーの白い肌をムチでビシバシ・・・この映画屈指の変態シーンだが、アラン・ドロンが物凄くハマってるので必見笑 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-28 22:09:21) |
7. 地下室のメロディー
《ネタバレ》 ラスト10分、これに尽きる。 逆に言えば、それ以前の110分は少々長い。 ダンサーとの長いやり取りは意味あったのか?別れるとことか。 新聞の写真を撮られてたりとか、伏線がないので凄く唐突。 でも、終盤のプールサイドですべて吹き飛ばされてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-25 00:42:10) |
8. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 セリフが全て歌、という方法論は成功しているのか。 皆が指摘のとおり、演出の緩急がつけづらい為、ここぞという場面での音楽が効果的ではなくなっている。 この方法だと90分が限界と思われ(それでも長く感じる)、加えて細かな心理描写などの表現ができないため、感情移入しずらくなってしまっている。 ドヌーブの決断の理由や、カサールがなぜそこまで好いてくるのか、など良くわからない。というか、このやりかただと細かい心理描写は省略せざるをえないのだろう。 ドヌーブが駅で見送るシーンは、音楽、ロケーション、ショットが素晴らしいので、前後がミュージカルでなければもっと印象的な名シーンになったのでは? やはり、歌と通常演技は効果的に分けるべきと思う。 ストーリーも含め、いろいろ素晴らしい映画なので、もったいない、という印象。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-25 12:48:50) |
9. いぬ
《ネタバレ》 渋いっすね~ セルジュ・レジアニですか。「冒険者たち」で船に乗り込んできた男だな。 特徴のある独特の顔で、ベルモントとは違った泥っぽい雰囲気をもってるなあ。 当然、シリアンが『いぬ』だと思って観てるわけですが、最後のネタバレでおおーっと思ってしまった。確かに全ての行動に辻褄があってくるもんな。 助けに来た車とか、埋めた宝石を掘り起こす男とか、見えそうで見えないのもいい。最近あんまりこういう演出ないような・・ 最後は無念の結末だが、特にシリアンの死に際が良いね。 彼女に何て言うんだろう、それとも言えずに死んでしまうのか!? と思いきやあのセリフ! シリアンだから、ベルモントだからこそのオサレすぎる結末で+2点! [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-23 12:46:07) |
10. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
《ネタバレ》 まず邦題が格好良い。 これ「復讐」とか「ベンジェンス」なんかだったら味気ない。 男たちの表情、立ち姿がいい。これ、毎度のメンバーで毎度の感じだが、みんな期待してるのはそれっしょ。 ホテル内でコステロに拳銃を見られたところ、いい。 一瞬で、やばい、どうする、殺すか、ここでか?、みたいに3人で無言の会話。 地下通路でのシーン。リアリティはないけど格好いい。こういうの多くていいね。 襲撃された家に行き、3人でシュミレーション。プロの殺し屋感がここで演出される。 コステロがパスタを作って、皆で食べ、拳銃遊び。こいつら全員子供です。 バーベキュー場で3対3のにらみ合い。しびれますね。 闇医者の闇病院、ここで鉢合わせるいつものパターンも健在。 3人が死んでからは、珍シーンが連続して、ちょっと変な方向へ行くが、まあ多めに見よう。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-14 22:25:18) |
11. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 くそー、最後の二人のやり取り格好よすぎるぞ。 わかる、レティシアが魅力的で男なら惚れてしまう。 それにあのロケーションも素晴らしすぎる。 あんな印象的な不思議な場所、他にある? 自分みたいな平凡な男には、夢破れた3人の大人たちがなんとも自由で羨ましく、かっこよく、憧れてしまう。 死に方も含めて男のロマンってやつだな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-14 02:20:13) |
12. 雨の訪問者
《ネタバレ》 この映画のオープニングは、フランス映画に求める幸福感を存分に詰め込んだ素晴らしい出来栄え。 フランス映画らしい音楽に、フランス語のイントネーション、雨のオープニング。 中盤以降の展開はフランス映画独特のまったり感でサスペンス的な盛り上がりは無いかな。 まあこの映画はミステリー部分よりも主役二人の関係性の方が重要ですからね。 うーん、大人の映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-14 02:04:38) |
13. ハプニング
《ネタバレ》 うお、すげえ 衝撃的な映像でスタートして期待を膨らませるが、なんか説教的な匂いがして嫌な予感が。 どのようにオチをつけるのか、あのシックスセンスのシャマランが!という期待が次第に不安に。 変人のいる家に入ってからは意味不明。 そしてオチをつけない、というあの決着! オチ、考えつかなかったのか、それとも最初からなかったのか・・ [映画館(字幕)] 1点(2012-05-02 00:00:56) |
14. おとなのけんか
《ネタバレ》 純粋に面白かった。 アメリカのコメディって、なんか下品なの多いね。(もちろん良い意味で) 4人のそれぞれのキャラが際立っていて、状況に応じて一方が解り合ったりしていて、もう一度見たくなる。 子供の頃に交通安全の標語とか作って採用されてそうなジョディが序盤から飛ばします。 供述文章を作成する場面、「木の枝で武装」という凄い表現でキャラを全面展開。 空気読まない言動で前半を引っ張っていきます。 それに終始虚無的なヴァルツ大佐が携帯と半笑い態度で火に油をそそぐ。 ケイトは豪華1点主義で大爆発、事なかれ主義のライリーは主旨と全然関係ないハムスターの件で攻撃されます笑 っていうかハムスター捨てんなよ!笑 ちなみにライリーはこの件だけは最後まで譲りません。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-01 22:52:02)(笑:1票) (良:1票) |