1. 不思議惑星キン・ザ・ザ
《ネタバレ》 シュールな物事を並べてシュールな世界を作り上げれば、もうそこは見知らぬ惑星の常識となる。そこで皆が欲しがる宝物は、なにも失われたアークなんかじゃなくていい。マッチ箱で十分だ。そういう設定って事で何でも出来る。知らない惑星に突如転送された二人は赤の他人で世代も違うが、ただ地球人という共通点からすぐに友情関係を築き行動を共にする。とにかく何でも物事がシンプルだ。「クー」と「キュー」だけで会話は成立する。難しい事は考えたって無駄。だってここはキンザザ星雲の惑星ブリュクだっていうんだから。前半は二人と一緒に???の連続だったが、後半は二人の順応性の良さとは裏腹に、見ているこちらは置いてけぼりにされる事しばしば。聞かれれば「地球出身のパッツ人で、地球のクロス番号は013」と流ちょうに答えるまでになっちゃてる二人。順応性って大切だ。そして、関わった者を簡単に見捨てない人間性が美しい。ばかばかしい(良い意味で)ゆるゆるSFにだって学ぶことはあった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-01-31 14:23:57) |