2. レニングラード大攻防1941
1941年9月、ドイツ軍に包囲されたレニングラードでは、戦闘のための火薬が不足していた。 火薬の専門知識を持つニコノフは、海を隔てた海軍基地から レニングラードまで海路で火薬を運び込む任務を与えられた。 戦場の苛烈さや、戦時下でも明るさを失わず生きる人々を、ユーモアも交えて描いた映画。 まぁ、邦題とかパッケージは嘘つきですね。 邦題から想像するような、ソ連軍とドイツ軍が正面対決するようなシーンはないし、 大攻防とかスペクタクルとか呼べるほどのシーンはないです。 戦車は出ません。ドイツ軍はほとんどは機種不明の攻撃機だけ。 ソ連軍は野砲、対空砲と海軍艦艇が出ます。 ニコノフの指揮する輸送部隊が、ドイツ軍の空襲を受け危機に立たされながらも 任務を進めていく過程を描いています。 シリアスなばかりでなく、水兵がふざけるシーンとかもあって青春映画っぽいところもあります。 ソ連作品ということで想像するような、思想的に偏ったようなところはなく、 人物の描写も素朴で好感が持てます。 映画の内容はよいので、DVDの画質があまりよくないのが残念。 [DVD(吹替)] 6点(2008-10-09 23:56:27) |