1. ゴモラ
《ネタバレ》 なんと言うか、マフィアがその土地に根付いている(というかその土地を支配している)難しさを感じましたね。そして、先進国と言われるイタリアでこのような現実があることに衝撃を受けました。イタリアの南北格差は話には聞いていましたが、その一端にこういうマフィアの影響力の問題が少なからず影響しているのかなと感じましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 23:22:33) |
2. 恋するショコラ
《ネタバレ》 メリル・ストリープ主演の「恋するベーカリー」に便乗して出されたとしか思えない邦題になっています。おまけにジャケットには登場人物の女性の写真だけが出ていて、説明も彼女が主役のラブ・ストーリーであるかのように書かれています。 しかし!実際の内容は全然違っていて、彼女はあくまでも脇役で主役は金のためなら何でもやる建設会社の経営者の男性です。しかも、いろいろな事があってエジプト人の中年パティシエの代わりにチョコレート作りの学校へ通わなくてはならなくなったことで様々な問題が起きる・・・・という結構コテコテなコメディ映画です。 恋愛を描いたと言うよりは、移民に扮してチョコレートの学校へ通う中で起こるいろいろな出来事を通して一人の男性が成長していく姿を描いていく中のひとつのエピソードの中の一つとして恋愛があるという感じでしたね。 まあ、騙されるのも映画の醍醐味の一つではありますので、個人的にはこういう商法は嫌いではないです。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-28 15:03:57) |
3. 告白(1970)
《ネタバレ》 スターリニズムの下、東欧各国で起きた粛清の恐怖を描いた非常に重苦しい社会派映画ですが、エンターテイメントとしても良く出来ていて見応えがありました。 国家権力という大きな力の下では、人間なんていかに弱くちっぽけな存在であるのかが嫌というほど描かれていて息がつまりそうになりました。 「プラハの春」の終焉で終わるラストは、非常にやりきれない気持ちになりましたね・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-04-28 20:05:24) |
4. この自由な世界で
《ネタバレ》 この映画で取り上げられている、移民労働者・派遣労働者の問題は英国だけではなく日本においても問題となっているテーマですので、非常に興味深く観ることができました。とてもストーリーが良く出来ていますので、この手の問題に興味のある方は是非観てもらいたいですね。 自由は素晴らしいものであることは間違いないのですが、それ故に自由を悪用する輩が多いのも事実なんですよね・・・・・。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-11 14:01:13) |
5. コーヒー&シガレッツ
《ネタバレ》 見ているだけで、コーヒーとタバコが欲しくなる作品でした。喫茶店で、他の客の会話を聞いているような感覚で見ることのできる作品です。で、白黒の画面とコーヒーがすごくマッチしてとても洒落てます。(本当に美味しそうです。) で、それだけだったら、別にDVDで見なくても喫茶店に行けばいいじゃん・・・ということになるんですが、この作品は出演者がまた、魅力的なんです。隣にイギー・ポップとトム・ウェイツが座って取り留めのない話をしてたり、ビル・マーレイがウェイターをしていたりしてるんですから・・・。ケイト・ブランシェットの1人芝居も良かったです。 この作品は、コーヒーとタバコを用意して、自分もその店に居るという感覚で見るととてもリラックスした時間をすごせます。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-13 18:46:02) |