1. 人生、ここにあり!
《ネタバレ》 映画で精神障害を描くとなると、理想主義的なおとぎ話や、同情や憐憫を感じさせるような痛々しいストーリーになりがちで中々難しいテーマだと思うのですが、この作品は事実に基づいていることもありかなり現実と理想のバランスの取り方がうまく、笑えて泣けて考えさせられる非常に優れた映画だと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2011-08-02 22:03:30) |
2. 勝利への脱出
《ネタバレ》 御伽噺のような内容ですが、非常に爽快感の残る作品でした。特に、サッカーのシーンは本物の一流選手を起用しているだけあって非常にリアルで面白かったです(スタローンはちょっとアレでしたが・・・・)。スタジアムの観衆が歌うフランス国家は迫力がありました。 [地上波(吹替)] 7点(2011-01-04 00:34:48) |
3. 13歳の夏に僕は生まれた
《ネタバレ》 何というか、感想を述べるのが非常に難しい作品ですね。生きていくために決して他人を信用することなく必死になって行動している不法移民の少年と妹(実際は兄妹かどうかもわからないが)、不法移民たちの乗った船に救われ本性を探ることもなく前記の兄妹を何とか救おうとする主人公の少年とその家族のどちらにも感情移入できるような、できないような微妙な感じで、本当に移民問題の難しさを痛感しましたね。 一番印象的だったのは音楽の使い方が非常に効果的だったことですね。オープニングのトム・ウェイツの「ルビーズ・アームズ」でぐっと心を掴まれましたし、クライマックスの場面でのエロス・ラマゾッティの曲の使い方が本当に巧みで何ともいえない切なさを見事に表現していましたね。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 23:32:49) |
4. 地獄に堕ちた勇者ども
《ネタバレ》 映像美・キャスト・ストーリー・音楽と全てが素晴らしくまさに一級品の総合芸術と言える作品ですね。それに加えて、高貴だけれども下卑た骨肉の争いの世界に、ナチスドイツ形成の史実が見事に絡まっていて歴史映画としても非常に見応えがあります。 倒錯的でグロいシーン(個人的には苦手です)もややありますが、映画好きなら一度は観て欲しい名作ですね。 [DVD(字幕)] 9点(2008-07-28 19:20:04) |
5. ジンジャーとフレッド
《ネタバレ》 非常に心温まる映画でした。 しかし、ジュリエッタ・マシーナは年取っても雰囲気や存在感が全然変わらないですね。本当に素敵な女優さんだと思いました。そして、マルチェロ・マストロヤンニがこれまた哀愁漂う初老の男を見事に演じています。 しかし、テレビの世界が本当に意地が悪いくらい薄っぺらでいい加減な世界として描かれています。そして、いろんなそっくりさんや奇人変人がたくさん出てきますのでその人たちを見てるだけで飽きませんでした。やはりあの80年代の軽薄さっていうのは半端ないですね [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:47:54) |