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181.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 
数回見てやっと名作だと分かりました。レオは父の敵を討つはずでありながら、手間取ったり逡巡したりしてなかなか前に進まない。スーパースター的な活躍を全然しない。凄くリアリティがあります。デイ=ルイスは、単なる敵役のボスではなく、レオを父の代わりのような暖かさで包んでいる気配がある。キャメロンも、この作品では珍しく立ち位置を把握した的確な演技を行っている。登場人物の造形に一筋縄ではいかない味わいがあります。そして、脇役も含めて、それらの人物の行動が、これまで意外にふれられることのなかったNYという街の生まれていく経過を一体となって表現しています。最初は単なるヤンキーの喧嘩(文字通りだ)だったのが、利権と結びついてマフィアの原型のようになり、それが最終的に国家権力によって制圧される、その構造が徐々に浮かび上がってくるのです。米版キャッチの"America Was Born In The Streets."が見事にこの映画の本質を表しています。それを具現化したのが、当時の街の全体風景を執念で再現してしまった美術陣であり、この頑張りも称賛されるべきでしょう。2時間40分があっという間。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 00:42:28)
182.  ロザンナのために 《ネタバレ》 
問題提起の部分がしっかりと固定されておらず、いきなり主人公が行動に走ってしまうので、出発の時点で設定のための設定という印象を受けてしまいます。肝心なシーンが割とさらっと流れてしまうのももったいない(ロザンナとカペストロの対峙のシーンとか)。筋立てはなかなか興味をそそるだけに、もう少し何とかしてほしかったです。あと、人の死をそのまんまネタにしている部分が頻発するのは、やはりどうしてもマイナス。
[DVD(字幕)] 4点(2009-02-03 02:18:47)(良:1票)
183.  炎の戦線エル・アラメイン 《ネタバレ》 
妙に生活感の漂っている前半の戦場描写が、全体の作品のカラーの描出に効果的に機能しています。登場人物は誰も活躍などしません。ひたすら敵を警戒し、攻撃に備えて待機し、上からの指示に振り回され、武器と水の不足に悩み続けます。そしていつしか誰からも見放された存在になります。戦場というのはそういうものです。砂漠をほとんど放浪状態でのろのろ進む一隊、英軍の包囲にのろのろ投降する兵士たち、そして余韻と解釈を残すラストの別れなど、強烈な印象を残すシーンも多数あります。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-10 03:01:33)
184.  海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 
何よりも、台詞の一つ一つがいちいち含蓄と示唆(と皮肉)に満ちていて、会話のやりとりを聞いているだけで心地よい。また、素朴な人道的感覚には反する結論であるにもかかわらず、不思議に開放感(爽快感とすらいえるかも)が漂っているのは、主人公の「意志」に徹底して焦点を当てて、そこからぶれていないからです。だから、宙を飛んでいく主人公の空想の視点も、単なる映像イメージではなく、作品の重要な一部としての説得力をもって迫ってきます。ただ単に登場人物の行動がどうのこうのというだけでなく、見た人にそれぞれ自らの生きる意味まで考えさせるという点において貴重な作品。なお、邦題もセンスが良いと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-21 00:20:45)(良:2票)
185.  アパートメント(1996)
「昔の女を突き止めて訪ねたら別の女がいた」というたった一点の謎だけを軸に、よくぞここまで作品を拡げてくれたものだと思います。交錯する時間軸の中でいくつものポイント場面を提示し、それを進行に即して少しずつ解決し、しかも説明的解決に陥らずに自然な形で閉じているのが見事。また、落ち着いた暖かい感じの色彩感覚も印象的でした。
[DVD(字幕)] 7点(2008-06-19 02:36:30)
186.  オンリー・ユー(1994) 《ネタバレ》 
マリサ・トメイのショートカットはやっぱり似合わんなあ・・・。それに、彼女はもう少しひねった役の方が生き生きとしている。脳天気一直線に運命を信じまくるヒロインというのを無理して演じているように見えます。内容的にも工夫が浅すぎて、ロマコメとしては今ひとつ。姉のサイドストーリーの方がむしろ印象に残ってしまう。
[DVD(字幕)] 5点(2008-05-23 02:44:49)
187.  トスカーナの休日
出だしのところで大体の方向性が読めてしまうのだが、ほとんどそのまんまで進んでしまうのはまだいいとしても、登場人物たちの陳腐なやりとりは何とかならなかったのか。家を買うときのやりとりにしろ、予定調和的に現れるいい男とのやりとりにしろ、親友という設定らしいサンドラ・オーとのやりとりにしろ、そして主人公が1人でいるときの言動にしても、あまりにも描写が説明的かつ稚拙で、脚本家が机の上で考えただけなのがミエミエです。これでは、トスカーナという新天地での再生とか言われても、リアリティもなければ夢もありません。キアーラ役の女優さんはびっくりするほど可愛らしかったので、そこに4点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-04-30 02:56:46)
188.  クィーン
再現モノとしてはそれなりによくできていると思います・・・が、それによって何が描きたかったのかは結局不明。多分、王室の威厳・伝統と国民意識の変化の衝突というのが最大のドラマの要素になるのでしょうが、この主人公がそれまでの人生でどのように考え、行動してきたのかというのが突っ込まれていないので、首相とのやりとりにも迫力が伴いません。また、メインの葬儀の前後も妙にあっさりとすまされています。テーマは明確に一本に絞り込まれており、とても分かりやすい作品ではあるので、点数はちょっと甘め。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-14 02:36:43)
189.  イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 
若者と詩人との含蓄のあるやりとりといい、南イタリアの風景といい、悪くない雰囲気ではあるのですが、何か食い足りないのです。なぜかと考えたら、登場人物の日常生活のディテールがあまり考慮されてないから。青年はネルーダと一緒でないときは何をして何を考えていたのか、その辺が創造されていないので、詩人との結びつきも予定調和的に見えてしまいます。主人公があっさりハッピーになってしまったり、ラストでいきなりいなくなっていたりというイタリアならではの強引さは良かったので、そこに5点。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-27 03:01:51)
190.  道(1954) 《ネタバレ》 
ザンパノもジェルソミーナも欠点だらけの人間であることは見ればすぐ分かるが(ついでにキ印も)、この作品が優れているのは、それらの対象を決して突き放したり見下げたりすることなく、暖かいまなざしですべてを包んでいること。だから、これを見た人も、何となく自分が赦されているような穏やかな気持ちになれるわけです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-09 00:10:36)
191.  ブラザー・サン シスター・ムーン 《ネタバレ》 
最初の15分くらいは何の話なのかさっぱり分からなかったし、途中でも眠くなるところは数か所あるのだが、やはり、内なる真理に目覚めて冨を捨て去り野に出て行くシークエンスの緊張感、そしてラストの謁見の場面の力強さは強烈。こういうところでポイントをしっかり押さえられると低い点はつけられない。映像も美しいです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-05-25 02:42:38)(良:1票)
192.  息子の部屋
話の骨が弱すぎてほとんど印象に残らなかったのですが、ラストシーンのしっとりとした切なさだけは印象的でした。
[映画館(字幕)] 4点(2007-04-23 22:27:45)
193.  ニキータ
主人公の成長に伴って、中身の方もどんどん面白くなっていくという珍しい作品。映像のセンスや銃の使い方、演出上の盛り上げ方なども、レオンの原型のようで興味深い。意表を突くような余韻を残すラストも印象的。恋人とのやりとりにもう少し落ち着いた描写がほしかった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 01:45:55)
194.  ニュー・シネマ・パラダイス
ラスト以外は筋立てに特に工夫があるわけではないのだが、それでも心を打つ忘れがたい作品になっているのは、数十年後の現在の「喪失」状態を短い中にも的確に凝縮して、失われた少年期をより一層鮮明に浮かび上がらせているからだろう。そこが、誰もが持っている逃避心(悪い意味ではない)を刺激して、過去をさらに美しいものとする。それが映像や音楽も含めてぴったりとはまってしまった、ある意味奇跡的な作品だと思う。
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-23 23:14:24)
195.  ゴスフォード・パーク
別に、登場人物が異常に多かったり区別がつかなかったりするのはかまわないのだが、あの延々と続くダラダラした会話群には、一体何の意味があったのだろうか。少なくとも、ミステリーとして売り出してはいけませんね。一応、「富豪の屋敷に集う変な人たち」という雰囲気だけは好きなのでこの点数。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-25 00:36:42)(良:1票)
196.  ラストエンペラー
細かい時代考証などあまり考えてなさそうな、とにかく派手にゴージャスにやってやれという植民地主義的雰囲気満載なところが楽しい。西欧式の物量作戦と中国4000年の歴史がマッチングした奇跡的な作品。真面目に見ると損します。 
[映画館(字幕)] 6点(2006-09-21 02:27:48)
197.  ホテル・ルワンダ
限りなくリアルタイムに近い話であり、それだけにずっしりと重いのだが、このことを分かりやすい形で映像化し、しかもそれを世界に広めたという点で、この作品の意義は非常に大きい。あくまでもごく普通のホテルマンが、情熱と機転だけを武器に軍部や民兵を相手にしたというのも、我々に勇気を与えてくれる。飾らず、声高にならずに、淡々とじっくりと登場人物を追っているからこそ、普遍的に共感を生み出せるのだと思う。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-05 02:45:29)
198.  シベリアの理髪師 《ネタバレ》 
前半はとにかく長すぎ、関係ない話が多すぎ。その割に、肝心の2人の愛情醸成場面はかなり適当。これだけだったら駄目作品だったのだが、主人公の拘留から連行場面がもたらす迫力、そしてシベリアでの訪問場面でのじっと息をひそめるような重苦しさの演出はなかなかで、一気に印象的な作品となった。
[地上波(字幕)] 6点(2006-02-06 04:29:33)
199.  エーゲ海の天使
主役の8人のイタリア兵が、みんなどことなく間が抜けていて、ちょっとしたやりとりでも実に楽しい。進行に伴ってだんだん個性が出てくるのも良い。しかも、脳天気なだけではなくて、よく考えたら深刻だったり悲しかったりする場面もあるんですけど、みんな何ら意に介さず前向きに進んでいくところが良いのです。それと、全体を包むエーゲ海の美しい風景は絶品で、ここでも得をしています。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-24 04:10:10)(良:1票)
200.  マイ・ワンダフル・ライフ
ベニーニ版「熱中時代」でしょうか?子供の中に飛び込んでいきいきしているベニーニはもちろんはまり役なのですが、全体的に細切れなシークエンスが積み重ねられているだけであって、さほど大きな感動はありません。
[地上波(字幕)] 5点(2005-11-15 02:54:05)
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