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プロフィール
コメント数 1493
性別 男性
ホームページ http://orionsforever.at.webry.info/
自己紹介 結構いろんなジャンルを見ています。
基本的にしょうもない作品は最初から見ない、もしくは途中で断念しますので高得点をつけることが多いと思います.
 原則として鑑賞直後の印象を書きとめるようにしています。
(基本的に最高点は8点です。それに+α要因があるものについては9点乃至10点をつけております。)



※映画館で見た映画は若干甘い採点になっているかもしれません

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21.  人生、ここにあり! 《ネタバレ》 
映画で精神障害を描くとなると、理想主義的なおとぎ話や、同情や憐憫を感じさせるような痛々しいストーリーになりがちで中々難しいテーマだと思うのですが、この作品は事実に基づいていることもありかなり現実と理想のバランスの取り方がうまく、笑えて泣けて考えさせられる非常に優れた映画だと思います。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-02 22:03:30)
22.  愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 《ネタバレ》 
 最初から最後までマルコ・ベロッキオ監督の才能に圧倒され続けましたね。ストーリー的には、女好きの独裁者に捨てられた女性がストーカー化して云々ということなんで、正直個人的には興味の持てない題材ではあったのですが、とにかく監督はそういう我々の心情を想定しているかのように爆発音や古いニュース映像、そして当時のプロパガンダを思わせるようなスローガンの羅列等々興味を惹くような手法を絶妙のタイミングで挟み込み全く飽きさせることがありませんでした。そして、どこか日本的な趣さえ感じさせる美しい映像が、この昼ドラ的な物語を芸術にまで昇華させています。   特に主人公が雪の降る中を病院の柵に登りながら手紙を外にばら撒いているシーンはモノクロで本当に美しくて印象に残りました。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-18 09:15:18)
23.  ポー川のひかり 《ネタバレ》 
 オルミ監督が「キリストさん」を通して我々に「書物や神に頼るだけではダメだ。自ら動かなければ!」というメッセージを伝えるためにこの作品は作られたのではないか・・・・そんな印象を持ちました。   そのメッセージの象徴として、大量の書物に釘が打ち付けられている衝撃的な映像を作り出すセンスはさすが巨匠としか言いようがありません。   キリスト教色が強い寓話的な物語なので日本人にはやや理解するのが難しい面もあったのですが、ポー川の雄大な姿とほんわかとした雰囲気に惹き込まれてしまいました。  
[映画館(字幕)] 7点(2011-05-02 00:47:45)
24.  エリックを探して 《ネタバレ》 
 エリック・カントナの幻が出てきたり、クライマックスの展開などコメディ色はあるものの、やはりケン・ローチらしいイギリスの日常風景で起きる様々な問題を描いた作品でした。途中の絶望的な状況なんてまさに「いつもの」という言葉を使いたくなるような展開でした。で、「いつも」なら我々に強烈な問題提起を叩きつけて物語は終わるのですが、この作品についてはやはり「KING」エリック・カントナのカリスマ性が為せる技なのか一味違う印象を受けましたね。カントナの語る格言やアドバイスが中々心に沁みました。一番印象的だったのは「最大の復讐は赦すことである」ですかね・・・・・。   カントナの現役時代のプレー(本当に威厳があって格好いいです)もところどころに散りばめられていますし、マンチェスターユナイテッドがアメリカの実業家に買収された後に反対するサポーターがFCユナイテッド・オブ・マンチェスターを新たに結成したことなんかも触れられていたりして、サッカーファン(プレミアリーグ好きなら特に)の方には是非劇場で見ることをお勧めしたいですね。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 16:01:40)
25.  ソウル・キッチン 《ネタバレ》 
 本当にこのファティ・アキンという才能と同時代を生きている幸福を感じましたね。やはり同世代ということもあって、ツボというか感覚が合うんですかね。何というか、芸術性だけでなく、ところどころにB級テイストがちりばめられていて娯楽性も上手く共存しているんですよね。それと、この人は音楽の使い方が抜群に上手くて、今回の作品でも堪能させていただきました。一昔前のソウルカルチャー風のエンドロールも最高でした。   ストーリーやキャスティング、設定もしっかりと荒々しいながらもツボをそつなく押えており、楽しい時間を過ごすことができました。  
[映画館(字幕)] 9点(2011-04-17 15:58:52)
26.  勝利への脱出 《ネタバレ》 
 御伽噺のような内容ですが、非常に爽快感の残る作品でした。特に、サッカーのシーンは本物の一流選手を起用しているだけあって非常にリアルで面白かったです(スタローンはちょっとアレでしたが・・・・)。スタジアムの観衆が歌うフランス国家は迫力がありました。  
[地上波(吹替)] 7点(2011-01-04 00:34:48)
27.  恋するショコラ 《ネタバレ》 
メリル・ストリープ主演の「恋するベーカリー」に便乗して出されたとしか思えない邦題になっています。おまけにジャケットには登場人物の女性の写真だけが出ていて、説明も彼女が主役のラブ・ストーリーであるかのように書かれています。   しかし!実際の内容は全然違っていて、彼女はあくまでも脇役で主役は金のためなら何でもやる建設会社の経営者の男性です。しかも、いろいろな事があってエジプト人の中年パティシエの代わりにチョコレート作りの学校へ通わなくてはならなくなったことで様々な問題が起きる・・・・という結構コテコテなコメディ映画です。   恋愛を描いたと言うよりは、移民に扮してチョコレートの学校へ通う中で起こるいろいろな出来事を通して一人の男性が成長していく姿を描いていく中のひとつのエピソードの中の一つとして恋愛があるという感じでしたね。   まあ、騙されるのも映画の醍醐味の一つではありますので、個人的にはこういう商法は嫌いではないです。  
[DVD(字幕)] 6点(2010-11-28 15:03:57)
28.  私を撮って 《ネタバレ》 
 ドキュメンタリー映画のメイキング的な作り方は中々面白い発想だと思いました。   ただ、内容的には身勝手な男と「重い」女のゴタゴタが延々と描いており覗き見的な興味をそそりますが、ちょっと最後はうまくまとめすぎかもしれません・・・。   まあ、そんな中で現在のイタリアの社会状況が垣間見れるので興味深い作品ではありました。  
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-26 22:39:59)
29.  トリノ、24時からの恋人たち 《ネタバレ》 
 美しいトリノの街を舞台にした、全編映画愛に満ち溢れたとても素敵な作品でした。幻想的でセンスの良い映像に浸ってしまいました。内容も中々こじゃれた感じで良かったと思います(まあ、とある場面でベルルスコーニを持ってきたのは見事だと思いました)。   フランチェスカ・イナウディがジーン・セバーグを彷彿させるようなショートカットで非常に魅力的でした。   トリノの国立映画博物館がとても魅力的なシチュエーションで一度行ってみたくなりましたね。あと、フィボナッチ数列の奥の深さをもう少し探ってみようかと思いました。  
[DVD(吹替)] 8点(2010-11-13 23:50:20)
30.  運命に逆らったシチリアの少女 《ネタバレ》 
 「ペッピーノの百歩」の女性版といった感じですね。マフィアが市民生活に根付いているシチリアの状況はいろいろと考えさせられます・・・・。殺された父親と兄にしても・・・・・な訳ですからね。やはり「義理と人情を 秤にかけりゃ義理が重たい」男の世界に挑む娘に対する母親の複雑な心境がやるせなかったです。   ちなみにポスター等に出てくるかわいい少女は最初の20分くらいしか出ませんのであしからず
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 20:24:59)
31.  ボローニャの夕暮れ 《ネタバレ》 
ムッソリーニ政権時代のイタリアの雰囲気が伝わってきたのは興味深かったですが、ストーリー自体は中々評価が難しいですね・・・・。何というか、日本人の感性とはちょっと合わない感じがします。良く出来ているとは思いましたが、見る人によって評価が分かれると思います。 
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-14 00:18:26)
32.  見わたすかぎり人生 《ネタバレ》 
就職難や非正規雇用等々今のイタリア社会の厳しい側面を描いています。正直、日本の現在の状況とも相通ずる面があり目を背けたくなるようなテーマではありますが、そこをただ問題提起をするだけでなく、登場人物の魅力とコメディタッチの進行などの様々な手法で約2時間観客を惹き付け楽しませる作りになっているのは見事です。そして、ラストは決してハッピーではないのですが、「Que sera sera」な感じなのが何ともイタリアらしくていいですね。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 23:42:27)
33.  U.N.エージェント 《ネタバレ》 
 こういう作品を観ると、異文化との共存がいかに難しいことであるのかを痛感しますね。そして、歴史は確かに大切なもので我々はそこから学んでいかなければならないのですが、それに縛られてしまうことが果たしてよいことなのかどうか良くわからなくなります。   この作品は、「スレブレニツァの虐殺」の悲惨さを告発するだけでなく、その隠蔽されかけた実態を明らかにするために奮闘する人々の姿を克明に描いていて非常に興味深かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-06 23:38:24)
34.  ぼくの瞳の光 《ネタバレ》 
 華やかさは全くありませんが、大人になりきれない大人たちのラブストーリーという感じでしたね。イタリアの人々が抱える問題や暮らしぶりも垣間見ることができ興味深かったです。   ただ、もう少しマリアの過去についての説明が欲しかったかなと思いました(結構謎が残っているので)。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 00:02:01)
35.  隠された記憶 《ネタバレ》 
 すべてが綿密に計算されており、全く以って隙が無い映像を我々に提供(というか挑発)してくれるハネケ監督には感服するしかありませんね。そして、誰しもが抱えている問題(秘密や嘘そして罪)をサスペンスという緊張感に満ちた形式をとりながら突いてくるその嫌らしさは、まるで悪夢を見ているかのようでした(でも面白いからついつい見てしまうんですよね)。    何というか、何回も見返して、その緻密さを確認したくなるような映画でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-28 23:40:58)
36.  13歳の夏に僕は生まれた 《ネタバレ》 
 何というか、感想を述べるのが非常に難しい作品ですね。生きていくために決して他人を信用することなく必死になって行動している不法移民の少年と妹(実際は兄妹かどうかもわからないが)、不法移民たちの乗った船に救われ本性を探ることもなく前記の兄妹を何とか救おうとする主人公の少年とその家族のどちらにも感情移入できるような、できないような微妙な感じで、本当に移民問題の難しさを痛感しましたね。   一番印象的だったのは音楽の使い方が非常に効果的だったことですね。オープニングのトム・ウェイツの「ル​ビ​ー​ズ​・​ア​ー​ム​ズ」でぐっと心を掴まれましたし、クライマックスの場面でのエロス・ラマゾッティの曲の使い方が本当に巧みで何ともいえない切なさを見事に表現していましたね。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 23:32:49)
37.  暗殺者のメロディ 《ネタバレ》 
 最初の方はやや退屈でしたけど、終盤の緊迫感・展開の鮮やかさは見事でした。   暗殺、しかも相手は世界中に知られており後世にもその名を残すレオン・トロツキー・・・そのプレッシャーの大きさに苦しみ悩む男の姿は非常に人間的ですが、しかし最終的に卑劣で残酷な手口で任務を遂行してしまうところに、追い詰められると本能的に勝手な自己肯定をしてしまう人間の弱さ・恐ろしさが出ていましたね。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-23 10:52:58)
38.  革命前夜
 とりあえず、プロモーションビデオかと思わせるほど、 アドリアーナ・アスティ が魅力的に撮られているのが非常に印象的でした。  イタリア映画でありながら、フランス映画を見ているような感じでしたね(まあ、途中でゴダールの映画も出てきますし、影響を受けているのでしょう)。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-27 18:23:23)
39.  題名のない子守唄 《ネタバレ》 
 何というか過酷で重苦しいテーマを、謎めいた雰囲気で緊張感たっぷりに描いていて最初から最後まで気が抜けませんでしたね。まあ、面白かったんですけど、ちょっと腑に落ちない部分もありましたね。主人公の思い込みに巻き込まれた人たちが可哀そうで・・・・・。 
[DVD(吹替)] 7点(2009-07-11 23:02:47)
40.  1900年 《ネタバレ》 
イタリアでなぜファシズムが生まれ、国中を席巻していった過程を見事にドラマ化していますね。長編なんですが、まったく飽きることなく観ることができました。まあ、ドナルド・サザーランドの役はちょっとデフォルメされているような気もしますが。  しかし、ラストのまとめ方は本当に常人の想像を超越した見事なものでしたね(こうくるか・・・という感じでした)。  
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-05 00:52:52)
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