1. 食人族
《ネタバレ》 中学生の時,友だち数人と観に行きました.雑誌の映画紹介コーナーに女が串刺しにされたシーンが載っていて,「これ,実話らしいよ.」「ほんとに?」「観に行くか.」「行こう!行こう!」みたいな盛り上がりの末,みんなで自転車を漕いで繁華街の映画館まで出かけました.帰りはみんな黙りがちで,キーコキーコ自転車を漕いでいたことを憶えています.スタンド・バイ・ミーの出来損ないみたいな想い出ですね.亀の頭を切り落とすシーンがとてもショッキングでしたが,それ以上に,こういう映画を喜んで観に行く自分にガッカリしました.まだ中学に上がったばかりの子供でしたし・・・この映画がトラウマ気味に影響したためか,今日に至るまで,ホラー映画を観ることはあってもスプラッター映画を観ることはありませんでした.点数評価としては2点.最低評価の0~1点を付けるにしては格が低い映画なんで,2点を付けておきます.それくらいが丁度良い感じの映画です. [映画館(字幕)] 2点(2007-08-09 12:54:20)(良:1票) |
2. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
最悪です. この監督に対しては,作り手としての根本的な姿勢を問いたい.およそ作品というものは,全体のバランスのため,あるいは制作上の足かせのため,身を削るような思いで労苦の産物をそぎ落としていく「編集」作業を経てこそ,最終産物としての体を成します.これは,映画に限った話ではありません.「編集」有ってこその作品ですし,「編集」が変われば最終産物も別物になってしまいます.これほど「編集」プロセスの異なる代物に,同名タイトルを付けて売り出すなど,許されるわけが有りません.プロの作り手がいったん世に送り出した作品は唯一無二,それのみで評価されるべきです.劇場版に感動したからこそ,あえて言わせて頂きたい.プロなら,自分の作品の贋作を作るような真似をするな,ブァカタレ!! 0点(2004-01-09 18:04:34)(良:1票) |
3. サスペリア(1977)
意外に歯ごたえの無かった魔女.セリフが妙に印象的でした.あっめぇりかん・がーる!! ときどき笑い話のネタに使ってます. 7点(2003-09-25 22:52:36) |
4. ニュー・シネマ・パラダイス
すごく感動した映画ですし,本当は10点を付けたいんです.付けたいんですけど,あの「完全版」が出てしまったため,-2点です.あれは酷い.ノスタルジーの映画が,メロドラマの映画に変質してしまった.本当に上映したかったのがあの「完全版」だったとしたら,名作の誉れ高い「劇場公開版」は偶然の産物だったということになりますね.実際,本作以降のこの監督の作品が,それを証明してしまっています... 8点(2003-09-18 23:10:37) |
5. ひまわり(1970)
期待しすぎていたせいか,それほど面白いとは思いませんでしたね.「煮え切らねぇ男だな!」という印象だけが残りました. 6点(2003-09-14 23:55:10) |
6. 海の上のピアニスト
ピアノ対決の辺りまではすごく面白かったのに,ラストに向けて話がグダグダになって行ったのが残念です.この監督,話の展開は巧いけど,クライマックスをまとめるセンスは悪いんじゃないか?と前々から疑っていたのですが,この映画を観て確信しました.ラストにあんなくどい会話をさせなくても,「1900はあの娘と幸せに暮らしているかもしれないし,船に戻ってしまったのかもしれない」とでもしといた方が,よっぽど収まりが良かったと思います. 5点(2003-09-07 02:09:34) |