1. 天使と悪魔
《ネタバレ》 前作の良かった所はけっこう観ている側の好奇心を惹きつけながら進行した所でしたが、今回は話が粗くて動機に疑問が・・・・。 言ってしまえば最初に科学者のアレさえちゃんと確認しておけばこんな大騒ぎにならなかったなんて簡単なつくりに、この程度の話かと思ってしまいました。 反物質の神秘の前では人間の偽りの神聖の話など取るに足らない事だと俺は思います。 それに配役を考えないと胡散臭さ過ぎでしょ(笑)。あの方。 とても真面目に真理神聖を考える人は、天使のようにも悪魔のようにも見える。 それは反物質が示すように表裏一体、プラスとマイナスどちらにも振れる。 そこが大事だったかな。 でもねー、反物質をセキュリティーにかからず持ち去るなんて話が飛びすぎですね。 しかも最期はそのセキュリティーに頼るなんて、おかしくね? もうちょっとリアリティーをくださいっーーー。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-06 10:26:54) |
2. ブラザー・サン シスター・ムーン
《ネタバレ》 宗教と聞くだけでフィルターかかって見られてしまうかも知れませんが、 そんなに人間としてかけ離れた事では無い気が自分はします。 例えば、お客さんと対立していた時にふいに今まで萎縮して腫れ物に触るよう対応していたのが、自分はどうすべきなのかという目的意識に目覚めて、お客さんを圧倒するように語り始めるなど。 これは、何が本当に大事であって、余計な物にとらわれないという真理に根ざしているように思います。それが究極までゆくとこうなるという事のような気がします。 なのでそういう経験のある人は心惹かれ、そうでない人はかけ離れて非現実と感じるのは極自然なのだと思いました。 なので、衣服を返して出てゆくシーンは感動と開放感が私は押し寄せましたねー。 無力で弱い人間と見られているが実は目覚めるとそいう価値観ではない強い自分である。マトリックスやロード・オブ・ザ・リングなどいろいろな話にも出てくる根本のテーマですね。 [DVD(字幕)] 8点(2009-08-20 13:38:02) |
3. 隠された記憶
《ネタバレ》 これを劇場で観ちゃったら怒っちゃうかもという作品。 しいて例えるなら通常気にも留めない事をサスペンスに仕上げるとでも言いましょうか。 それはストーリーの中でも、監督も。 で。これが何を訴えたかったか?には賛同しかねる考え方があり、何が悪いのかを一概に善悪的に捉える所が嫌いです。 長回しやビデオ画像との交錯、伏線を探らせる手法には少し興味がそそられる部分もあるのですが、大事な主題が共感できないところが自分には問題ですね。 そりゃ気にも留めないとこからそんな自分勝手な復讐されりゃもうサスペンスですよ。 だから?と。人種や差別問題にからめてこれを利用するのは良く無いと思いました。 ラストシーンに文字通り隠されたものは大したものではない?。それが無くても(可能性から)そうだろうなといういくつかの自分の結論の選択肢にはあるものじゃないですかね。私が思っている隠されたものが違わなければ。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-11 01:49:15) |
4. サスペリア(1977)
こういうジャンルのホラーはちょと苦手。 魔女とか悪魔っていうのがでてしまうと異文化でのめりこめない感あり。 ずいぶん映画宣伝に惑わされたという感じが自分はしましたね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-04-21 10:51:08) |
5. 狩人と犬、最後の旅
フランスでドキュメンタリー賞を受けたそうで、それが宣伝文句にもなっている。 フランスで絶賛の嵐とか。 そこが返ってこの作品の足かせというか違う期待感を持たせてしまっているのではと観た最初の感想です。まずドキュメンタリーとしている部分にちょっと違和感。再現ドキュメンタリーって言わないといけない気がする。ユナイテッド93のように。 湖の氷が割れた所に落ちるとか川を渡るときに危険な目にあった部分は、そのカメラの準備からしてそれをドキュメントと言うには...と思いました。 過酷な自然の中で撮っているので仕方ないですがね。大自然に生きる奔放なちょい悪おやじをカメラ回しましたって感じが一番この作品を表すのにいいかな。 大自然をバックにそういう人がこの世の中に生きているというのを素直に感じる。 それ以外に期待をしないことが正解と私は思います。 ロハス思考の方にはこのような生き方について触れるのは良いのでは。 [映画館(字幕)] 4点(2006-09-18 09:42:54) |