1. パッション(2004)
自分の信仰心に忠実に映画を作ったということで、丹波哲郎の「大霊界」みたいだったらどうしようという不安はあったが一応それなりに見られる作品だった。若い頃、聖書を読んだことがあったので、映画では省略されている背景とかが判ったのはいいんだけど、本来描くべきはそちらの「なぜ処刑されなければならなかったのか?」という方だと思う。 それにしてもイエス・キリストの誕生も受難も復活も旧約聖書の時代に預言されており、遠い極東の島国に住む僕らの罪のためにも十字架に張り付けられたとするのならば、なぜ十字架にかけた、というその行為でユダヤ人が迫害されなければならないのか。本当にナンセンス... 「聖書に忠実に描くこと」にどれほどの意味があるのか全くもって疑問! 4点(2004-06-11 15:44:48) |