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プロフィール
コメント数 1493
性別 男性
ホームページ http://orionsforever.at.webry.info/
自己紹介 結構いろんなジャンルを見ています。
基本的にしょうもない作品は最初から見ない、もしくは途中で断念しますので高得点をつけることが多いと思います.
 原則として鑑賞直後の印象を書きとめるようにしています。
(基本的に最高点は8点です。それに+α要因があるものについては9点乃至10点をつけております。)



※映画館で見た映画は若干甘い採点になっているかもしれません

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1.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
本当に素晴らしくそして哀しい作品でした。もう、あの最後の戦車の登場シーンは、本当に今思い出しても感情のスイッチが入ってしまい、涙がこぼれてしまいます。こういうサプライズがあるから映画鑑賞はやめられません。
[映画館(字幕)] 10点(2006-04-27 21:49:44)
2.  道(1954) 《ネタバレ》 
最高に素晴らしい映画に出会うことが出来ました。 とにかく、ジェルソミーナ役のジュリエッタ・マシーナが本当に素晴らしいです、パーフェクトです。最初から最後まで彼女の一挙手一投足にひき込まれてしまいました。 それだけに、ラストで大きな喪失感に打ちひしがれているザンバノの気持ちが非常に良くわかったし、非常に切なくなりました。  また、音楽(ジェルソミーナのラッパの演奏が忘れられません。)も映像も非常に美しくまさに完璧な映像作品となっております。  これから、ずっと見続けていきたい名作でした。 
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 21:55:42)
3.  カビリアの夜 《ネタバレ》 
もう、ジュリエッタ・マシーナの演技が最高です。「人生を変えたい、幸せな生活を送りたい」と願いながらも、裏切られていく女性の姿を見事に演じています。非常に悲惨で切ないストーリーではあるのですが、ラストシーンで見せる彼女の笑顔によって、非常に希望を感じさせてくれるから不思議です。 
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 21:54:26)
4.  皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 《ネタバレ》 
「持てる者は持たざる者に分け与えよ。」こんな言葉が見終わった後思い浮かびました。 「持たざる者」が「持てる者」になる力を得た時に、「持てる者」となるのか「持たざる者」のままでいるのか・・・・。極論すればそこが人間社会にとっての善悪(犯罪かどうかではなく道徳的な意味で)の分岐点になるのかなと感じました。まあ、今の社会は「持てる者」が「私はまだまだ持たざる者です」と騙り、真の「持たざる者」を努力不足と切り捨てる傾向にありますから、そこを正してくれるのが、今のスーパーヒーローなんでしょうね。    主人公が同年代なので、なんとなく等身大に感じられ、心に沁みてくる作品でした。
[DVD(字幕)] 9点(2018-01-21 10:19:12)
5.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
静かな緊張感に包まれながら、160分強の時間があっという間に過ぎていきました。 ただ、宗教の問題は本当に難しく、この作品についても都合の良い解釈で消化することはできても、本当の意味で理解することは難しいなと感じました。   日本がキリスト教を禁教にしていたのも、異教であったというよりも、キリスト教の伝道が当時のヨーロッパ諸国の植民地主義の一端を担ってたことが大きな理由であったと思うのですが、そういった面はあまり描かれず、単に日本はキリスト教が根付かない国であるという感じで終わっているのでその点はやや残念でしたが、素晴らしい映画であることに変わりはありません。
[DVD(邦画)] 9点(2017-09-28 00:24:45)
6.  ソウル・キッチン 《ネタバレ》 
 本当にこのファティ・アキンという才能と同時代を生きている幸福を感じましたね。やはり同世代ということもあって、ツボというか感覚が合うんですかね。何というか、芸術性だけでなく、ところどころにB級テイストがちりばめられていて娯楽性も上手く共存しているんですよね。それと、この人は音楽の使い方が抜群に上手くて、今回の作品でも堪能させていただきました。一昔前のソウルカルチャー風のエンドロールも最高でした。   ストーリーやキャスティング、設定もしっかりと荒々しいながらもツボをそつなく押えており、楽しい時間を過ごすことができました。  
[映画館(字幕)] 9点(2011-04-17 15:58:52)
7.  そして、私たちは愛に帰る 《ネタバレ》 
 ストーリー・演出・構図・音楽等々全てに於いて緻密で隙が無く、ファティ・アキンの才能の凄さに圧倒されてしまいました。何というか、神話の現代版を見ているような感じでしたね。日本から遠く離れた国の物語でありながら根底にあるテーマは非常に普遍的なものであり、いろいろ考えさせられるものがありました。また、トルコとドイツ、そしてEUの微妙な関係も織り込まれていて非常に興味深かったです。   ファティ・アキンという優れた才能をリアルタイム(まあだいぶ日本公開は遅れてますけど)で感じられる幸せを感じましたね。しかし、邦題は「エッジ・オブ・ヘブン」でよかったんじゃないですかね? 
[映画館(字幕)] 9点(2009-01-05 21:02:14)(良:1票)
8.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 
 映像美・キャスト・ストーリー・音楽と全てが素晴らしくまさに一級品の総合芸術と言える作品ですね。それに加えて、高貴だけれども下卑た骨肉の争いの世界に、ナチスドイツ形成の史実が見事に絡まっていて歴史映画としても非常に見応えがあります。   倒錯的でグロいシーン(個人的には苦手です)もややありますが、映画好きなら一度は観て欲しい名作ですね。 
[DVD(字幕)] 9点(2008-07-28 19:20:04)
9.  天使の分け前 《ネタバレ》 
 表面的なストーリーはハートフルなんですけど、結局は主人公たちのような労働者階級の人間は、人並み外れた才能と宝くじに当たるくらいの運がなければ「負の連鎖」が渦巻くコミュニティから中々抜け出せないというイギリス社会の問題点が背景に隠されていて、さすがケン・ローチだなと思いましたね。    この作品の本当の主役は、実は主人公のロビーではなく彼を取り巻く人々の方ではないですかね。で、ロビーのサクセスストーリーもどこか違和感を伴うものとなっていて、その違和感が何なのかを我々に考えさせることがケン・ローチ監督がこの作品を作った狙いなんじゃないかと思ってしまいました。    まあ、やり切れないラストよりも一応ハッピーなラストの方が好きですけどね。 
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-23 23:59:29)(良:1票)
10.  穏やかな暮らし 《ネタバレ》 
最初から最後まで緊張感溢れるサスペンス映画でした。裏社会の掟から逃れるために何もかも捨てた男に襲い掛かる悲劇はやるせないとしか言いようがありませんでした。    主人公役を演じたトニ・セルヴィッロの熱演が印象に残りました。   
[映画館(字幕)] 8点(2013-11-09 08:15:30)
11.  イル・ディーヴォ 《ネタバレ》 
スタイリッシュにそして戯画的に描かなければ、直視するのが憚られるくらい醜悪なイタリアの政治そして闇社会の姿が赤裸々に描かれています。  もう、オープニングに流れるCASSIUSの「toop toop」にあわせて映し出される事実の数々から「トホホ・・・」という感じでしたね。   全体的には、コスタ・ガブラスの『Z』を思わせるような腐敗に対する怒りをブラック・コメディの手法で伝える政治ドラマでした。   なお、アンドレオッティ元首相はこの5月6日に亡くなりました。こうして真相は永遠に闇の中に・・・・・     
[DVD(字幕)] 8点(2013-05-04 16:42:58)
12.  白夜(1971) 《ネタバレ》 
 一見無機質ですが観れば観るほど味わいが深まっていく映画。いわゆる、「ミニシアター系」が好きな人なら必見の非常に個性的で洒落た作品です。レオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」もこの映画に影響された部分があるんじゃないですかね。    ポンヌフをはじめとするパリの街の映像が素晴らしいのが印象的でしたね。そして、感情を抑えたシンプルな演出でありながら、カメラワークや音楽、ストーリーのテンポ、テレコのような小物、リアルに響いてくる雑踏の音(ドキュメンタリー作品のようでした)等々を効果的に利用することで、人間の本能の生々しさを見事に描ききっています。 
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-11 01:08:59)
13.  人生、ここにあり! 《ネタバレ》 
映画で精神障害を描くとなると、理想主義的なおとぎ話や、同情や憐憫を感じさせるような痛々しいストーリーになりがちで中々難しいテーマだと思うのですが、この作品は事実に基づいていることもありかなり現実と理想のバランスの取り方がうまく、笑えて泣けて考えさせられる非常に優れた映画だと思います。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-02 22:03:30)
14.  愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 《ネタバレ》 
 最初から最後までマルコ・ベロッキオ監督の才能に圧倒され続けましたね。ストーリー的には、女好きの独裁者に捨てられた女性がストーカー化して云々ということなんで、正直個人的には興味の持てない題材ではあったのですが、とにかく監督はそういう我々の心情を想定しているかのように爆発音や古いニュース映像、そして当時のプロパガンダを思わせるようなスローガンの羅列等々興味を惹くような手法を絶妙のタイミングで挟み込み全く飽きさせることがありませんでした。そして、どこか日本的な趣さえ感じさせる美しい映像が、この昼ドラ的な物語を芸術にまで昇華させています。   特に主人公が雪の降る中を病院の柵に登りながら手紙を外にばら撒いているシーンはモノクロで本当に美しくて印象に残りました。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-18 09:15:18)
15.  エリックを探して 《ネタバレ》 
 エリック・カントナの幻が出てきたり、クライマックスの展開などコメディ色はあるものの、やはりケン・ローチらしいイギリスの日常風景で起きる様々な問題を描いた作品でした。途中の絶望的な状況なんてまさに「いつもの」という言葉を使いたくなるような展開でした。で、「いつも」なら我々に強烈な問題提起を叩きつけて物語は終わるのですが、この作品についてはやはり「KING」エリック・カントナのカリスマ性が為せる技なのか一味違う印象を受けましたね。カントナの語る格言やアドバイスが中々心に沁みました。一番印象的だったのは「最大の復讐は赦すことである」ですかね・・・・・。   カントナの現役時代のプレー(本当に威厳があって格好いいです)もところどころに散りばめられていますし、マンチェスターユナイテッドがアメリカの実業家に買収された後に反対するサポーターがFCユナイテッド・オブ・マンチェスターを新たに結成したことなんかも触れられていたりして、サッカーファン(プレミアリーグ好きなら特に)の方には是非劇場で見ることをお勧めしたいですね。  
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 16:01:40)
16.  トリノ、24時からの恋人たち 《ネタバレ》 
 美しいトリノの街を舞台にした、全編映画愛に満ち溢れたとても素敵な作品でした。幻想的でセンスの良い映像に浸ってしまいました。内容も中々こじゃれた感じで良かったと思います(まあ、とある場面でベルルスコーニを持ってきたのは見事だと思いました)。   フランチェスカ・イナウディがジーン・セバーグを彷彿させるようなショートカットで非常に魅力的でした。   トリノの国立映画博物館がとても魅力的なシチュエーションで一度行ってみたくなりましたね。あと、フィボナッチ数列の奥の深さをもう少し探ってみようかと思いました。  
[DVD(吹替)] 8点(2010-11-13 23:50:20)
17.  運命に逆らったシチリアの少女 《ネタバレ》 
 「ペッピーノの百歩」の女性版といった感じですね。マフィアが市民生活に根付いているシチリアの状況はいろいろと考えさせられます・・・・。殺された父親と兄にしても・・・・・な訳ですからね。やはり「義理と人情を 秤にかけりゃ義理が重たい」男の世界に挑む娘に対する母親の複雑な心境がやるせなかったです。   ちなみにポスター等に出てくるかわいい少女は最初の20分くらいしか出ませんのであしからず
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 20:24:59)
18.  見わたすかぎり人生 《ネタバレ》 
就職難や非正規雇用等々今のイタリア社会の厳しい側面を描いています。正直、日本の現在の状況とも相通ずる面があり目を背けたくなるようなテーマではありますが、そこをただ問題提起をするだけでなく、登場人物の魅力とコメディタッチの進行などの様々な手法で約2時間観客を惹き付け楽しませる作りになっているのは見事です。そして、ラストは決してハッピーではないのですが、「Que sera sera」な感じなのが何ともイタリアらしくていいですね。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 23:42:27)
19.  隠された記憶 《ネタバレ》 
 すべてが綿密に計算されており、全く以って隙が無い映像を我々に提供(というか挑発)してくれるハネケ監督には感服するしかありませんね。そして、誰しもが抱えている問題(秘密や嘘そして罪)をサスペンスという緊張感に満ちた形式をとりながら突いてくるその嫌らしさは、まるで悪夢を見ているかのようでした(でも面白いからついつい見てしまうんですよね)。    何というか、何回も見返して、その緻密さを確認したくなるような映画でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-28 23:40:58)
20.  13歳の夏に僕は生まれた 《ネタバレ》 
 何というか、感想を述べるのが非常に難しい作品ですね。生きていくために決して他人を信用することなく必死になって行動している不法移民の少年と妹(実際は兄妹かどうかもわからないが)、不法移民たちの乗った船に救われ本性を探ることもなく前記の兄妹を何とか救おうとする主人公の少年とその家族のどちらにも感情移入できるような、できないような微妙な感じで、本当に移民問題の難しさを痛感しましたね。   一番印象的だったのは音楽の使い方が非常に効果的だったことですね。オープニングのトム・ウェイツの「ル​ビ​ー​ズ​・​ア​ー​ム​ズ」でぐっと心を掴まれましたし、クライマックスの場面でのエロス・ラマゾッティの曲の使い方が本当に巧みで何ともいえない切なさを見事に表現していましたね。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-20 23:32:49)
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