1. 花咲ける騎士道(1952)
『隠し砦の三悪人』にも相通ずる興奮を覚えた。極めて痛快で品の良い活劇。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-11 20:19:09) |
2. 大運河/グランカナル
まぁ、アルヌールは毎度の如く美しく、さすがMJQの音楽も聴き心地が良いのだが、それ以外は大して讃えるべき点はない。展開がトロいし平板。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-22 18:11:42) |
3. 狼の挽歌
《ネタバレ》 渋いねぇ。人間こうも渋くなれるものかと思うくらい渋い。決して二枚目ではないけれど、味わい深い存在感。そういや『サザエさん』の原作でも、TVに映るブロンソンを観ながら「(良さが)わからん」とサザエさんがブツブツ呟いていたが、確かに渋さを除けば干からびた饅頭みたいな顔である。 それにしても、無表情の中に隠した苦悩と葛藤を、見事に表現していたブロンソン。機械的に仕事をこなすプロの殺し屋が、自分の中に情が芽生えて仕事に支障をきたし、やがて惚れた女の裏切りに翻弄されていく。そんな己の限界を知るが故のラストは大いに納得。狭い路地のカーチェイス、エレベーターでの静かな暗殺、この両シーンと音楽にも痺れる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-19 19:46:21) |
4. ただいま
《ネタバレ》 良い映画とは思うけど、ラストのウソなど腑に落ちない点が散見。事件の根本は両親の責任も大きいはずだが、自責の描写が不完全というか、出所する娘を受け容れるのを怖がるより、受け容れる義務感の希薄さが気になった。しかし主演女優の芝居が見事だったし、同情を誘う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 19:13:20) |
5. シベリアの理髪師
「これぞ映画だ!」と言わんばかりのボリューム感に圧倒された。緻密で美しい映像、スケールの大きさ、筋の面白さ。とりわけ護送列車のシーンには胸が熱くなった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-02 16:37:03) |
6. さすらい(1957)
寂寥感溢れる風景の空気がリアルで、普段自分が見る夢に似た部分が多い。茫漠とした世界観に心地よさと苦みを同時に痛感する。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-02 01:30:13) |
7. 黒衣の花嫁
これほど気の滅入る復讐劇もない。殺される連中がそんなに憎々しく感じないから。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2006-12-25 20:08:24)(良:1票) |