1. ブラックアダム
《ネタバレ》 原作ではシャザムの敵として出てくるようですが本作は完璧な悪というよりダークヒーローといった感じ。 「俺ヒーローなんて一言も言ってねーし!」という開き直りからヒーローだろうが敵だろうが「俺の前に立つ奴はみんなまずぶっ飛ばす。話はそれから聞いてやる」な姿勢が逆にすがすがしくてよかったです。 もともとロック様自体が超人みたいな人なので、そんな人が神の力持って暴れてるというのであればそれは面白い¥くないわけありません。 バイオ5のウェスカーみたいに高速移動からの敵を翻弄しながら倒す疾走感や、ヒーローチームも個性的な面々でとにかく見ていて楽しいですし、「その名前はもう古い」からの最後のタイトルバックがデデンと出るところは最高に格好いいです。 「この星で俺に勝てる奴はいない」って言われて「ですよねー(笑)」っていう説得力があるのは本当にすごいと思います。 とても楽しい作品でした。 [映画館(吹替)] 7点(2022-12-04 20:19:51)(良:1票) |
2. フリー・ガイ
《ネタバレ》 自分が暮らしている世界が実はGTAのようなオンラインゲームの世界、しかも主人公ではなくモブキャラ!という設定、なんでもありのネットゲームが舞台というのはどことなく「レディ・プレイヤー1」を彷彿とさせますが、あちらのような「元からヲタク心をくすぐる」ような作りではなく、ゲーム会社のあれこれ、主人公の成長などを主軸にした作品でした。 そこかしこにニヤリとするネタが込められていたり、終盤盛大に「キャップ」のシールドや「ライトセイバー」をスコア付きで登場させるなどのニクい演出いもあり、結果とても楽しい作品でした。 まあ、「ゲームの中のAIが人工知能持つのってちょっと強引すぎない?」っと、ゲーム内のコードがいきなり最先端技術に変わる点は気になるのですが、最後の「自身の役割を知って身を引く」シーンからの「自由」を手に入れるシーンなどはなかなか見応えあるので、十分満足です。 [映画館(吹替)] 7点(2021-08-13 23:37:16) |
3. プロムナイト(1980)
《ネタバレ》 80年代に山のように作られては忘れ去られていったB級ホラーのなかでも、なぜにかシリーズ化されているというちょっとだけVIP待遇な作品…といっても内容は繋がってませんしどーしよーもないものばかりなんですが。 まあ、アタクシもこいつと2と5しか見てない(と思ったら、5はバッタもん続編だった…)のですべてのストーリーを把握してるわけではないんですけどね。 ということで、そのなぜか4作まで作られているうちの記念すべき1作目。 子供のころ鬼ごっこの最中あやまって友人を死なせてしまった4人の少年少女が、6年後のプロムで何者かに次々と殺されていくっつーのが大まかな話ですが、なんでそこまでその子を追い詰めんの~?と疑問に思っちゃったり、途中、(その子を殺した)容疑者に疑われる見るからに怪しい奴も出てきたりと、何気なく伏線が張ってあったりしますが、冒頭のシーンですでに(その子を)殺したのが誰かが判ってるため、全く意味をなしてません。 そして、最初(厳密には2人目ですが)の犠牲者が出て物語が動くのが映画開始から優に1時間経過した後。 まあここまでたどり着くのが長いこと長いこと。おまけに抑揚なく進むもんだからかったるいことかったるいこと。 やっと犠牲者が出たと思えば、この手の映画に付き物な殺人シーンはサラッと流される程度。 そういうものが主な売りのひとつであるこの手の映画でこの仕打ちはなかなかにイタイですよ。 まあ、犯人も意外な人物と云えば意外な人物ですが、普通中盤まで見てればこいつしかいねんじゃね?と気づくと思いますし、ちょっと弱すぎ(苦笑) でも、後半30分で5人も葬り去っているあたりはなかなか頑張ってるんじゃないかと。 一応、主演は元祖絶叫クイーンことジェイミー・リー・カーティスですから、ネタとしてなら楽しめるかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 4点(2007-07-28 03:15:56) |
4. プロムナイト5
事実上全く持って関係のないシリーズ5作目ですが、今回は舞台が古城、ゴシック調ような綺麗な映像、ホラー特有の不気味さ、そしてどこか幻想的な雰囲気を漂わせている作品なんで、結構見ごたえがあります。 7点(2003-11-01 01:39:30) |
5. プロムナイトII
事実上全くつながりのないシリーズ2作目。冒頭、“キャリー”のように恋人にはめられて焼け死んだプロムクイーンが、十数年後に怨霊となって復讐するって話です。適度に怖くて終わり方もホラーとしては良いと思うので損はしないと思います。 5点(2003-11-01 01:33:40) |