1. ベルヴィル・ランデブー
オープニングからセンスの良い音、キャラクターに惚れ惚れしました。ステージで踊るダンサーが、第一次世界大戦の影響でアメリカから入ってきたジャズのリズムにのって踊る姿から、時代背景を瞬時に感じ取れました。絵はどことなく大友克洋監督の「Memories-大砲の街」かな。ノスタルジアというより監督のプライベートを覗かせて貰った感覚がしました。この映画に関わった人が、心から孫、おばあちゃん、3姉妹を愛しく思っているのが伝わってきて、観終わった後「良い映画を観れた」と素直に思いました。 10点(2004-02-27 13:29:16) |
2. バレット モンク
《ネタバレ》 アメリカ映画ね。コテコテだけど2003年という時代を感じるアクションでした。えーっていうワイヤーワークやセットこれが笑える、人種も異様に多い、でもチョウ・ユンファの2丁拳銃はやっぱりかっこいい、ともう何でもありというよりMIX映画。結構、いいセリフが多かったですね。ホットドック、確かに言われていればそうですね。 6点(2003-11-14 00:49:13) |
3. ボウリング・フォー・コロンバイン
銀行口座を開くと銃がもらえる、そんなシーンから始まった時点で私はこの映画を選んでよかったと思った。ムーア自身がNRAの会員であり子供の頃から銃が身近に在ったことをふまえて作品を作っているから分かり易い。アメリカの歴史と現状を十分勉強した上でも、この作品が訴えている事は本当に正しいと思う。確かに世の中を知る簡単な方法であるメディアが攻撃的な映像ばかり流していては人を助けたいと思わなくなる。NRA会長とムーアの会話でムーアの意見は伝わってきたけど、ヘストン会長から一つも伝わってきたものがない。NRAのパンフレットに書いてあるようなことしか発言していない。彼は原稿がなければ何も言えない人なのかも。よくこの作品がオスカーを取った。映画界にとって2002年度の受賞作品は「映画」を評価していて素晴らしいと思う。 10点(2003-11-07 04:49:36) |
4. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
《ネタバレ》 ウェルカムな方法は人それぞれだけど、みんなが楽しく踊って。そういう終わり方だったから本当に楽しめました。移民の中でも仲間意識が強いグリークを題材にして映画として公開したのも面白いです。人種、宗教の違いも同じ人種でもそれぞれの家庭のルールの違いも皆同じ。フルーツで例えた辺りが巧いです。平和的に終わったのは登場人物が愛すべきキャラクターだったからでしょう。$8から始まったアメリカ生活、家族を築き娘夫婦に家を買ったお父さんが素敵です。 8点(2003-11-06 07:46:54) |